ティラミスやナタデココ、クレームブリュレetc… 90年代の女子たちをとろけさせた“デザート”たち

2018年5月8日 18:00更新

東京ウォーカー(全国版) 「東京ウォーカー CLASSIC 1990's」編集部

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まだ“スイーツ”という言葉が一般的でなかった'90年代。ティラミス、ナタデココ、エッグタルトなど、世界から多彩なデザートが上陸して、いくつものブームがつくられた。当時斬新だったあの食感、夢中になったあの味を一挙に振り返ろう。

王道の二大デザート、ティラミスとクレームブリュレ 老舗の味と進化系を東京で食べ比べよう

90年代は、ヨーロッパやアジアから多彩なデザートが日本に紹介された時代だった。中でも大きなブームとなったのが'90年に流行ったティラミス。話題のイタリアのデザートを食べようとたくさんの女性が“イタ飯屋”=イタリア料理店に殺到した。'91年にはフランスからクレームブリュレが上陸。プリンのようでプリンじゃない、濃厚な味わいが日本の女子たちのハートを奪った。あれから20年以上が過ぎた今では、これらのなつかしのデザートに現在の流行のエッセンスをミックスした新たなレシピで提供する店も登場。新旧のデザートを食べ比べてみても楽しいかも!

1990年に流行:ティラミス ほろ苦い大人の味わいでイタリア料理店が大行列に

“イタ飯”ブームと同時にやって来た、90年代デザートの主役といえばティラミス。マスカルポーネチーズを使ったムースとエスプレッソに浸したスポンジの2層が舌の上で融合する、新感覚の味わいが当時大人気に。ムースのコクのある甘酸っぱさとコーヒーのほろ苦さとのカップリングに、多くの女性たちが熱狂した。当時の味を東京で体験したいなら、ティラミスブームを牽引してきた赤坂の「グラナータ TBS店」へ。老舗イタリアンならではの上品な雰囲気の中で味わうティラミスのレシピは、創業から35年以上過ぎた今でも変わらず。当時は、その味を求めて長蛇の列ができたそう。

「グラナータ TBS店」の「ティラミス」¥594。マスカルポーネをふんだんに使うためリッチなコク

「グラナータ TBS店」の「ティラミス」¥594。マスカルポーネをふんだんに使うためリッチなコク

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ティラミスの進化系を味わうなら、東京・銀座の「茶CAFE 若竹」の「枯山水ティラミス」がおすすめだ。和と洋のボーダーレスなコラボで、そのビジュアルが大変身! 木箱をパカッと空けると日本庭園の“枯山水”をイメージした芸術的な和ティラミスが登場する。表面にたっぷり振りかけられた、愛知県西尾産の抹茶の苦味と、クリーミーなマスカルポーネのムースとはベストマッチ!

【写真を見る】「枯山水ティラミス」¥780。こだわりのお茶とのセット¥1,230もおすすめ

【写真を見る】「枯山水ティラミス」¥780。こだわりのお茶とのセット¥1,230もおすすめ

1991年に流行:クレームブリュレ カリッとしたカラメルにワクワクした思い出がよみがえる

カリカリのカラメル層を割ると、濃厚でとろっとろのクリームが現れる…。客の前でバーナーでカラメルを炙るパフォーマンスで話題を集めた店も。また、クレームブリュレといえば、'00年のヒット映画「アメリ」を思い出す人も多いだろう。この映画に登場した事で人気は再燃。未だに根強い人気を持つ王道のデザートとなった。その王道の味を堪能するなら、クレームブリュレのテイクアウトを日本で最初に始めたと言われる東京・市ヶ谷に本店がある洋菓子店「シェ・シーマ」へ。当時は、周辺のOLや女子大生が押し寄せ、品切れになるほどだったとか。こちらのクレームブリュレは、砂糖を振って焦がす工程を3度繰り返す事でカラメルの層が厚くなり、豊かな食感が楽しめる。

コクのあるフィリピン産のマスコバド糖をたっぷり使用した「シェ・シーマ」の「クレームシーマ」¥454

コクのあるフィリピン産のマスコバド糖をたっぷり使用した「シェ・シーマ」の「クレームシーマ」¥454

米国のファッションブランドが展開するレストラン「Tommy Bahama 銀座店」で食べられる、クレームブリュレの進化系は器がユニーク! パイナップルの実を大胆に器に使用した「パイナップルのクレームブリュレ」をオーダーしたら、スマホのカメラをスタンバイして到着を待とう。カラメル、キャラメリゼしたパイナップル、フレッシュな果実が3層になっている。

「パイナップルのクレームブリュレ」¥1,700。生クリームをふんだんに使った濃厚なカスタードに、パイナップルの酸味が効いて美味

「パイナップルのクレームブリュレ」¥1,700。生クリームをふんだんに使った濃厚なカスタードに、パイナップルの酸味が効いて美味

あなたはいくつ覚えてる?ナタデココにパンナコッタetc…まだある90年代を席巻したデザートたち

90年代に大ブームを巻き起こしたデザートはまだまだたくさん! なかでも、「こんな食感初めて!」と日本人を驚かせたのはナタデココ。低カロリーでヘルシーなデザートとしてダイエット中の女性陣にも人気を集めた。'92年には、海外ドラマ&映画「ツイン・ピークス」のヒットをきっかけにチェリーパイが流行。'94年に流行したパンナコッタはティラミスに続いて流行したイタリアンデザートで、いまやコンビニデザートの定番に。

90年代後半になると、よりデザートもワールドワイドに。カフェブームと同時にフランス発信のオシャレなブーランジェリーにも注目が集まり、'95年には焼き菓子カヌレ、'98年にはクイニーアマンに注目が集まった。'97年にはベルギーワッフルが世を席巻。また、'98年には中国茶カフェの流行と相まってタピオカティーが日本中に広まった。'99年に流行ったエッグタルトも香港とマカオが流行の発信源。'99年には、米国発のシナモンロール、シナボンの第一次ブームが勃発した。

1993年に流行:ナタデココ 唯一無二のユニークな食感に日本中が仰天

フィリピンの特産品で、ココナツの種子の内部に含まれている液体を発酵させたデザートがナタデココ。食物繊維たっぷりで、レストランやファミレス、スーパーの食品売り場にまで登場した。

コリコリした不思議な食感の「ナタデココ」

コリコリした不思議な食感の「ナタデココ」

1994年に流行:パンナコッタ ツルンとした口当たりのイタリアンデザート

パンナコッタは、生クリームをゼラチンで固めたイタリアのデザート。当時は、そのミルキーな味わいとなめらかな食感が新鮮で話題を集めた。サントリーが粉末状の「即席パンナコッタ」、森永乳業がカップの量産品を発売し、さらに一般に普及していった。

ファミレスや喫茶店のメニューにも急増

ファミレスや喫茶店のメニューにも急増

1998年に流行:タピオカティー 葛餅でも白玉でもないモチモチ食感が大受け

現在でも、幅広い年齢層から人気を集めているタピオカティー。ブームは意外と早くから始まっていた。90年代後半に某台湾レストランが日本に進出した事から、ブームに火が付いたとか。

黒いつぶつぶのビジュアルも当時は目新しかった

黒いつぶつぶのビジュアルも当時は目新しかった

1999年に流行:エッグタルト 焼き立てのタルトを求めて銀座に長蛇の列が出現

エッグタルトは、卵の豊かな風味が特徴的な、ポルトガル発祥のカスタードタルト。香港とマカオでブレイクしていたデザートに、当時の流行発信源だったファッションビル、プランタン銀座(現・マロニエゲート銀座)が目をつけて、地下の食品売り場で大ヒット。

プランタン銀座では1日2,000個売れた日もあるとか

プランタン銀座では1日2,000個売れた日もあるとか

こうした90年代に流行ったデザートたちの中には、“スイーツ”へと呼び名が変わった今でも定番人気を誇るものが数多くある。まだバブル経済の名残があった90年代、世界中から選りすぐられて紹介されたデザートたちには、時代を超えても愛される普遍的な魅力があるのかも!

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