「新規も古参も全員一緒。僕だけが偉い!」ウエストランド井口が語る“推し活”との距離感…「テレビ離れ」にもツッコミ!
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『エビデンス・ポリス ウォーカープラスTV』の第3回が2026年10月30日(金)24時30分からテレビ埼玉で放送される
。なお、地上波放送にあわせて
番組公式Xにて全世界サイマル配信も実施
。テレビ埼玉を視聴できない人はXにて同時間に視聴可能だ。
番組に出演するウエストランド・井口浩之さんへのインタビューも、今回で3回目。テーマは「推し活」「新規ファン」「テレビ離れ」「SNS」。身近な話題について聞いていくと、井口さんが疑問を向けたのは、好きなことを楽しむために無理をしたり、世間の空気を気にして自分の考えを言えなくなったりすることだった。
「新規だろうが古参だろうが全員一緒」「テレビ離れって言うけど、結局見てんじゃねえか」。今回も歯に衣着せぬ言葉で語る井口さんに、ファンとの向き合い方や、自分が好きな世界を盛り上げるために大切にしていることを聞いた。
「新規だろうが古参だろうが、全員一緒。僕だけが偉い」
――まずは「推し活」です。推し活アプリ「Oshibana」のユーザー277人への調査によると、55.1%が「推し疲れ」を経験したことがあると回答しています。回答者の半数以上が10代という調査ですが、好きで始めた応援が負担になってしまうことを、推される側としてどう感じますか?
【井口】僕は子どものときから、芸能人の誰かのファンになったことがないんで、その経験はわからないですけど、無理してもしょうがないですからね。一応、出役をやっていて、ファンの人には本当に無理してほしくないなと思います。
いつも言ってますけど、新規だろうが古参だろうが、別に一律お前ら偉くないんだ、全員一緒、僕だけが偉くて、あとは全員一緒だってことを口を酸っぱくして言ってるんで。
だから、お金を使ったから偉いってこともないし、地方のライブに全部来ているから偉いってことも全くない。ライブに来てくれる人はありがたいですけど、テレビで見ているだけの人も、そこは同じなんで。来たいと思ってくれたら、無理なく来てくれればいい。忙しいとか、お金の面で大変だとかで、テレビだけ見ている人でもいいですし。
――ファンが「自分が支えなきゃ」と思いすぎてしまうこともありそうです。
【井口】コロナ禍になったとき、まだライブを中心にやっているころだったんで、貧乏芸人がいっぱい出ているわけじゃないですか。ライブがなくなって、お客さんが「なんとかしてあげなきゃ」と思って、投げ銭とかをすごくやりだしたときがあったんです。
でも「そんなことしなくていいよ」っていうか。芸人って本当に生命力が強いし、そもそも貧乏に慣れているから大丈夫なんですよ。それでファンの人が疲弊しているときもあったんで、ちらっと言ったこともあるんですけど、そんなに気にしなくていい。自分の生活を圧迫してまでやる必要はないと思いますけどね。
――井口さん自身は、昔から誰かを推すことがなかったんですね。
【井口】僕が中学生のとき、SPEEDが同世代で大ブームだったんです。みんな大好きだったんですけど、僕は普通に悔しかった。「SPEEDより僕の方が絶対おもしろいし」って。
――おもしろさで勝負している人たちではないですけど(笑)。
【井口】そう。いつか出会うと思っていたんで、ファンになった瞬間に下に入るような感覚が、すごく嫌だったんです。それはありますね。だから、推す人ってすごいなと思うんですよ。僕のことを応援してくれている人も、すごいじゃないですか。その熱量がわからないところもあるんで。それが生きる糧になったり、それで仕事を頑張れたりするならいいと思いますけどね。無理してやることじゃないですから。
――ファンとの関係で、大切にしていることはありますか?
【井口】僕はファンを教育すべきだと思っているんです。例えば僕のファンがほかの芸人の悪口を言ったら、「そんなこと言うなよ」って言うじゃないですか。でも、後輩のファンが僕の悪口を言っていて、「ちょっとやめてよ」と言ってもやめてくれないんですよね。
ファンに好かれてお金を稼いでもしょうがないというか、やっていることを好きになってもらわないと意味がないと思うんですよ。そんなに好かれに行ってもしょうがない気がするんですけどね。
「どんなジャンルも、にわかが支えている」
――Jリーグの発表によると、2026/27シーズンの開幕節は、2026年8月7日~9日の29試合で合計47万6112人が来場し、全カテゴリー合計の節別最多入場者数を当時更新しました。これは新規ファンの人数を示す数字ではありませんが、多くの人が現地に足を運んでいます。一方で、SNSでは新しく興味を持った人が「にわか」と批判されることもあります。井口さんは、こうした新しいファンへの反応をどう見ていますか?
【井口】SNSだけの話のような気もしますけどね。僕もサッカーのことでSNS上で叩かれたりしますけど、実際にJリーグを見に行って、「てめえ、ふざけんな」って言われたり、いきなりぶん殴られたりしたら、さすがに考えますけど、そんな人は1人もいないですから。「来てくれてありがとう」という人しかいないんで。
にわかがいないと、どんどんその文化は衰退していきますから。それを嫌がる理由なんかないですよね。どんなジャンルも、にわかが支えてますから。
もちろん新しく来た人がルールを守らず、めちゃくちゃやったらあれですけど、お互いに優しさを持って、初めて行く人は「どうすればいいんですか」と聞く。慣れている人はそれを教える。それが定着していればいいと思います。
――詳しくないからこそ、楽しめることもありますよね。
【井口】にわかのときが、ある意味一番楽しかったりしますもんね。詳しくなるにつれていろんなことを思っちゃうけど、最初が一番楽しかったりする。
ワールドカップって、いろんな人に届く大きなもので、そこからJリーグに行く人も多いと思うんで、そういうのは大事にしなきゃいけないですよね。詳しくなって楽しむとか、いろんな見方があると思いますけど、ずっと「よくわからないけど、ゴールが決まったら楽しい」でもいいわけですから。
――井口さんも、初めて観戦する芸人さんをJリーグに連れて行くそうですね。
【井口】「Jリーグを見たことないです」という芸人を連れて行くと、みんな「楽しかった」「すごい」ってなるんです。
「サッカーとはこうだ、戦術はこうだ」とか、「日本代表はこうだからダメなんだ」と言うより、サッカーを見に行ったことがない人を連れて行って、「楽しかった」となる方が、めちゃくちゃ意味があると僕は思うんですけどね。批判ばかりして遠ざけるより、見に行って、裾野を広げた方が絶対にいいんで。
YouTubeだと、きつめのサムネイルや言葉の方が目を引くし、再生されやすいとなると、だんだん批判ばかりになってくる。本当にサッカーに詳しいのであれば、いいところをどんどん発信してほしいですけどね。
森保監督も選手も日本サッカー協会も、反省していると思いますからね。「なんで反省してないと思うんだよ!」って。反省しているに決まってるんだから。もっといいところを発信してほしいですね。
――まずは一度、スタジアムに足を運んでみることですね。
【井口】Jリーグも見た方がいいですし、お笑いライブもそうですよね。最初の一歩が、なかなか難しいわけじゃないですか。そこを行けば楽しかったり、ハマる人もいると思うんで。音楽やアイドルのライブもそうですけど、新しい人が楽しめる空気がいいですよね。
「テレビ離れ」って言うけど、「結局見てんじゃねえか」
――続いては「テレビ離れ」です。TVerの発表では、2026年8月のテレビデバイスでの月間動画再生数が2.3億回となり、当時の過去最高を更新しました。視聴者数ではなく再生回数ですが、「テレビ離れ」と言われる一方で、配信でテレビ番組が見られている状況を、どう受け止めますか?
【井口】うれしいですね。僕はテレビが好きで芸人を目指したし、今もやっているんで、テレビに出続けたいですから。「テレビ離れ」とか「オワコン」みたいなのが、ちょっとブームみたいになって、なんとなくそういう空気になっているだけで、「結局見てんじゃねえか」っていうことですから。「やっぱりテレビってすごいな、おもしろいな」となってほしいし、そういう番組に僕らが出られたり、作れたりしたら一番いいですよね。
――若手芸人の間でも、テレビへの意識は変わっていますか?
【井口】昔だったら「今後どうなりたいの?」と聞いたら、「テレビに出たいです」っていう感じだったんですけど、最近はごにょごにょ言うやつばっかりなんですよ。何をしたいのかも、よくわからなくなっている。
テレビを目指すのが恥ずかしいと思っちゃっているというか、世の中の「テレビってこうだよね」「テレビ離れ」みたいな空気に、勝手に気を使っているだけというか。もっと素直に、若手のみんなにもテレビを目指してほしい。
芸人が「テレビ離れ」なんてこを言っているのは、わけがわからないですからね。「お前は盛り上げろよ!」っていう気はすごくします。
――テレビに出ることで、届く相手の幅も広がります。
【井口】地方に行くと、おじいちゃん、おばあちゃんは、いくらネットやYouTubeで活躍していても知らなかったりするじゃないですか。そういう人たちにも喜んでもらえるし、知ってくれている方が漫才もウケるし、見てくれる人の満足度も上がるわけですから。YouTubeは、やっぱり好きな人が見るものなんで。テレビに出続ける方がいいし、テレビが楽しいですね。
TVerも、録画して見ていたのが進化して、TVerになっているだけなわけですから。見てんだよ、結局。チャンネルを合わせて見る形じゃなくなっているということなんでしょうね。本当に、たくさん見てほしいですけどね。
投稿を消したら「ダサい」?「いいだろ!何その考え方」
――最後は、SNSやスマホとの距離感についてです。SHIBUYA109 lab.が15~24歳の男女574人を対象に行った調査では、62.2%が「スマホ疲れを感じている」と回答しています。SNS上の反応に振り回され、疲れてしまう人もいるなかで、ネットの声とはどう向き合えばいいと思いますか?
【井口】自分が本当に悪いことをしたんだったらしょうがないですけど、いわれのないことで叩かれて、気に病む必要はないじゃないですか。街で「てめえ!」と言ってくるような人は、1回も見たことがないですからね。そこで気に病むのが、一番無駄なような気はしますけどね。
誹謗中傷が問題になっても、ずっと終わらないわけじゃないですか。開示請求や法的措置があってもやってしまう。もっとそういう対応をしてほしいし、もっと簡単にできるようになればいいと思います。「ボタン1つで開示請求を送信」ぐらいになったら、と。
――SNSだけのルールを、押しつけられることもありますか?
【井口】例えば僕がサッカーのことを言って、いろいろ言ってくる人もいれば、擁護してくれる人もいて。そこで揉めるのも嫌だなと思って投稿を消したら、「消しやがった」「ダセえ」って。「いいだろ!」って。何、その消したらダメみたいな考え方。全然意味がわからないですよね。
それに、エゴサーチしてきて怒るのはおかしい、というのも、そんなことないじゃないですか。お前が世界に発信しているんだから、本人に届くこともあるだろうし。嫌なことを言われているんだから、言い返してもいいわけですから。
――ネットに書き込むことと、目の前の相手に話すことの違いは大きそうです。
【井口】サッカーでも「議論が必要だ」「これがサッカー文化だ」とか言いますけど、家族や学校、居酒屋で実際にしゃべるのが文化じゃないですか。ネットで言うより、実際に会ってしゃべれるようになったらいいと思うんですよね。そこでだったら、多少いろいろ言ってもいいですけど。ネットだと全世界に発信することになる。なんで全世界に発信したいんだっていう。本人に届くじゃないですか。
――周りからどう見られるか、反応がどれくらいあるかを気にしすぎて、疲れてしまう面もあります。
【井口】若い人は本当に大変だと思います。自分たちのときになくてよかったけど、あったらどうなっていたんだろうって。どう見られているか、気にしちゃうじゃないですか。
「インプ稼ぎ」みたいなのも、意味がわからないですからね。僕が何か言って炎上したとして、「インプ稼ぎだ」とか言うけど、インプいらないよ、僕は別に。それで1円ももらえないんだから。なんか全然、言っていることの意味がわからないですね。
取材・文=有賀俊澄
撮影=若狭健太郎
【動画】第1回放送「エビデンスポリス ウォーカープラスTV」
<概要>
【番組名】 エビデンス・ポリス ウォーカープラスTV
【出演者】井口浩之(ウエストランド)、ギャロップ(林健、毛利大亮)
【放送・配信日時】 2026年10月30日(金)24時30分~25時00分
【放送】 テレビ埼玉(放送後、TVer見逃し配信あり)
【配信】※Xにて世界同時配信するので、テレ玉以外の人も視聴可能。
(番組公式X特設ページ):
https://x.com/i/events/2036610177621749760
▼番組X
https://x.com/walkerplus_tv
▼番組YouTube
https://www.youtube.com/@walkerplustv
https://www.youtube.com/@walkerplustv/shorts
▼TVer
https://tver.jp/episodes/epszbem7q0
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