旭山動物園・3月生まれのチンパンジーの赤ちゃん、成長中です

2018年5月2日 20:00更新

北海道ウォーカー 出村聖子

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いよいよ夏期開園が始まった旭山動物園。ブタやシロフクロウのメスなど新しい動物が仲間入りしていますが、赤ちゃんも生まれています!

旭山動物園/チンパンジーの「チロ」に抱かれる「二コル」
(C)旭川市旭山動物園

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今回紹介するのは、2018年3月16日に生まれたチンパンジーの赤ちゃん。お父さんは「ピースケ」、お母さんは5年ぶりの出産となった「チロ」で、赤ちゃんの名前は「ニコル」に決まったそう。

旭山動物園/3月16日生まれのチンパンジーの赤ちゃん「ニコル」(C)旭川市旭山動物園

「チロ」は、現在園内にいる「タケル」(2006年生まれ。父親は「キーボ」)、「ニナ」(2013年生まれ。父親は「シンバ」)以来、3頭目の子育てとなりますが、実は旭山動物園での出産は12頭目。1992年から2004年までの間に9頭を出産しているものの、授乳を行わないなどの育児放棄で、どれも成長には至らなかったそう。

そこで2006年に「タケル」を出産した際、当時の飼育員さんが抱き方や授乳の仕方などをつきっきりで教えて、ついに子育てが出来るように。苦労を乗り越え、今に至るんですねぇ。

旭山動物園/「チロ」(写真左)と、「ニコル」をお腹の上にのせる「ニナ」(2013年生まれ。チロの子供)(C)旭川市旭山動物園

「ニコル」のお父さんとなる「ピースケ」(2001年生まれ。17歳)は、現在2グループある群れの1つのαオス(群れの中で一番強いオス)。この群れには、「ニコル」や「チロ」を含め、7頭が属しています。もう片方の群れのαオスは「キーボ」で、こちらには「キーボ」の仔3頭を含む6頭が属しています。ちなみに「キーボ」は1968年生まれの50歳! まさしく長老。まだまだ長生きしてもらいたいですねぇ。

旭山動物園/屋内放飼場で遊ぶチンパンジーたち(C)旭川市旭山動物園

2つの群れは屋外展示と屋内展示とに分けられ、同じ空間で過ごすことはありません。

とはいえ、1つの群れで6~7頭暮らしていますから、上下関係だったり、「仲の良い・悪いが無いのかな」なんて、ちょっと気になります(ヒトはこのくらいの人数がいると何かしら出てきますからね……)。

基本的にチンパンジーは争いごとを好まない動物とのことですが、「挨拶」は厳しいそう。チンパンジーの朝は、リーダーであるαオスへの挨拶から始まるそうですが、これを忘れるといじめられるのだとか。やっぱり挨拶って大事ですねー。ただ、3歳ぐらいまでの子供は見逃してもらえるそうで、代わりにそのお母さんが「ちゃんと子供に教えておけよ!」みたいな感じで怒られるのだとか。

旭山動物園/チンパンジーの「コースケ」。お母さんの「ミコ」は旭山動物園で唯一の野生生まれ(C)旭川市旭山動物園

ちなみに、最近「ピースケ」の群れにいる「コースケ」(2008年生まれ。「ピースケ」と「ミコ」の子供)は、力がついてきたせいか、わりと調子に乗っているそうですよ。一方「ピースケ」はイライラのはけ口が「タケル」になっているそうで、優しくおとなしめの性格の「タケル」をいじめたりすることもあるそう。放飼場には、それぞれの個体の名前や特徴を書いた看板があるので、どれが誰なのか、読みながら観察するのをオススメしますよ!

旭山動物園/個体の名前や特徴を書いた手書き看板が置かれている(C)旭川市旭山動物園

春の旭山動物園、赤ちゃん「ニコル」を見ながら、チンパンジー社会の雰囲気もじっくり観察してみましょう。

※写真提供:旭川市旭山動物園

旭川市旭山動物園 ■開園期間:夏期開園4月28日(土)~11月3日(祝) ■時間:夏期開園9:30~17:15(入園は~16:00)、10月16日(火)~11月3日(祝)は9:30~16:30(入園は~16:00) ■住所:旭川市東旭川町倉沼 ■電話:0166・36・1104 ■料金:大人820円、中学生以下無料

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