「こどもじゃない。挑戦者だ。」若きアスリートと向き合うアディダスの本気

東京ウォーカー(全国版)

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ゴールデンウィーク(GW)の初日となる4月28日、アディダスが墨田区総合体育館で「YOUNG ATHLETES CHALLENGE」を開催した。

約500名の“挑戦者”、ヤングアスリートがサッカー、バスケ、ラグビー、テニスに挑戦


「YOUNG ATHLETES CHALLENGE」とは、アディダスが2017年からスタートしたプロジェクト。「こどもじゃない。挑戦者だ。」をコンセプトに、順次開催されるプログラムへの参加を通じて、子どもたちに「スポーツに夢中になる瞬間」「自分の可能性を見つけてもらう機会」を提供し、「挑戦し続けることの大切さ」を感じてもらうことを目的にしているもの。

今回のイベントは、一般社団法人スポーツリズムトレーニング協会・STARと共同で開発したリズミックトレーニングや、全4種類のスポーツ(フットボール、ラグビー、テニス、バスケットボール)を子どもたちに体験してもらうことを目的として開催された。

イベントにはサッカー元日本代表の中田浩二さん、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手、元プロテニスプレーヤーの伊達公子さん、アルバルク東京GM補佐の渡邉拓馬さんが登場。約500名の小学生が参加し、様々な体験型スポーツプログラムが実施された。

保護者も見守る中、イベントのオープニングセレモニーではアディダス・ジャパン副社長トーマス・サイラー氏が登壇し、スポーツにおける子どもたちの可能性について次のようにコメント。

スポーツにおける子どもたちの可能性を語ったアディダス・ジャパン副社長のトーマス・サイラー氏


「『YOUNG ATHLETES CHALLENGE』という名前からお分かりいただけるように、私たちは皆さんのお子様のことを、ただの子どもではなく、若きアスリート、挑戦者と捉えています。子どもたちには、是非いろいろなことに挑戦していただきたいですし、失敗を恐れずに楽しんでほしいと思います。そして自分の力をどんどん発揮してください。スポーツを通じて、子どもたちの未来をより明るくできると信じています」

続けて、中田さん、五郎丸選手、伊達さん、渡邉さんが、「楽しんでほしい」「失敗を恐れないでほしい」「可能性を見つけてほしい」「達成したときのうれしさを体験してほしい」と、子どもたちへのメッセージを送った。

最初はアディダス考案のトレーニングプログラム「リズミックトレーニング」や、サッカー、ラグビー、テニス、バスケットボールなど様々なプログラムを体験。体力測定をした後、サッカー、ラグビー、テニス、バスケットボールに分かれて、日本を代表するアスリートが子どもたちを直接指導。その競技に初めて挑戦する子も少なくなかったが、みんな笑顔を見せながらボールを追いかけ、夕方まで楽しそうに汗を流した。

子どもたちと笑顔で汗を流した中田浩二氏


【写真を見る】五郎丸選手のキックを見守る子どもたち


挑戦の大切さを語った伊達公子さん


渡邉拓馬氏のシュートを見守る子どもたち


クロージングセレモニーではイベント名にちなみ、“最も挑戦した”3名を表彰。副賞として、6月に開幕する2018FIFAワールドカップ ロシア大会の観戦ツアー(日本vsコロンビア)がプレゼント。3名ともに「初めての日本代表のサッカー観戦がワールドカップ」という“うれしいプライズ”を手にした。

ロシア・ワールドカップの観戦ツアーチケットを手にした若き挑戦者


中田さんから「みんなが積極的に取り組んでくれた。みんな、アスリートだった」、渡邉さんから「チャレンジしてくれて、楽しく一生懸命にやってくれてこちらも楽しかった」、五郎丸選手から「最初は少しかたかったけど、競技を通じて仲良くなって、笑顔になっていった。今日の挑戦を大切にしてください」と言葉をかけられた子どもたちは、クロージングセレモニーを終え、ハイタッチをかわしながらイベント会場を後にした。

ハイタッチで会場を後にする子どもたち


一日で複数のスポーツにチャレンジした子どもたち。このイベントに先駆け、インタビューに応じてくれた五郎丸選手は次のように語っていた。

「子どもたちが海外のようにスポーツを選べる環境をつくれたらと考えています。海外ではシーズンによって、プレーするスポーツをわけたりするんですよね」

「暖かいうちはラグビーをやるけど、寒いときは他のスポーツをやるという選択ができるんです。海外にはいろいろな経験を積んでプロになる選手が多い。そういう子たちのほうが人生の捉え方も、大きく視野が広がるんじゃないかと思うんです。今の日本のスポーツ界って、例えば最初に野球チームに入ったら、ずっと野球だけやるという環境じゃないですか。そうじゃないとなかなか活躍もできないし、その先もないという。そういう環境は変えたいですね。海外では他のスポーツも一緒にできるし、選べるから一つのスポーツに対して飽きなくなるんですよね。シーズンが2つにわかれているので。いろいろな人との出会いがあるんですよ。僕もサッカーをやってなかったら、ラグビー選手としてここまで来ていなかったと思う。キックも蹴ってないし、あの変な構えもしていないだろうし(笑)。パフォーマンスだけじゃなくて、ラグビー選手からの視点とサッカー選手からの視点との2つを持つことができたので、それがすごく良かった。海外では2つやる人が本当に多いんです。日本もそういうふうになっていけばいいと思います」

そして、この日、五郎丸選手らとともに子どもたちにチャレンジの場を提供したアディダスの“本気”も印象的だった。

GWの初日、約50名のアディダス社員に加え、イベントスタッフを含めると200名近い大人たちが、声をかけ、ボール拾いを行い、給水を促し、怪我などのアクシデントが生じぬように目を光らせ、子どもたちのチャレンジを支えていた。

「こどもじゃない。挑戦者だ。」

そう考える大人たちは、もちろん本気だった。

浅野祐介/ウォーカープラス編集長

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