「あえて言おう!VRであると!」特別な「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」限定公開
東京ウォーカー(全国版)

1979年にテレビ放送された日本ロボットアニメの金字塔「機動戦士ガンダム」。その劇場版アニメーション映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の第六話「誕生 赤い彗星」の公開を記念し、新宿ピカデリーにてVR作品「機動戦士ガンダム THE ORIGIN -RISING-」が5月17日(木)から2週間限定公開されている。

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は「機動戦士ガンダム」においてアニメーションディレクターやキャラクターデザインなどを務めた安彦良和氏による、同作のコミカライズ作品。「一年戦争」開戦前からガンダムの世界を描いており、累計発行部数は1000万部を誇るという。
シャア誕生までを描く劇場映画は2015年2月末日公開の「青い瞳のキャスバル」から数え本作品で6作目。いずれも高い人気を誇るものの、残念ながら本作品でアニメプロジェクトは完結編を迎える。

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN -RISING-」は、これらの過去に登場した名シーンをVR映像のダイジェストとしてまとめたもの。第5話「激突 ルウム会戦」時に公開された「機動戦士ガンダム THE ORIGIN -シャア出撃-」に続く第2弾で、「ラブライブ!」の監督として知られる京極尚彦氏がコンテを切り、3DCGによって制作。5分弱の映像作品に仕上げられている。

新宿ピカデリー1階の特設ブースでのみ試聴できるこの映像。ブース内は4つに区切られており、各ブースにはヘッドマウントディスプレイとヘッドフォン、モニターが接続されたパソコンを設置。一部機材は「日本でも数台しかない」という機械も含まれているという。

係員によりヘッドマウントディスプレイをかぶり、リモコンを手に持ってしばらくすると映像が始まる。驚くのは、その演出だ。3D映画や出始めのVR映像のような「技術的な凄さ」で映像を見せるのではなく、映像の各シーンに「VRを使った理由」をきちんと感じさせるのだ。具体的には、質量を感じさせるモビルスーツの動き、VRをより引き立たせようとする絶妙なカメラワーク、音声に併せて椅子から振動が三位一体となり、視聴者をガンダムの世界に引き込む。映像を見る前まで「モビルスーツのコクピット内部からの戦闘映像が延々と流れる」ようなものかと想像していた筆者は、その期待をいい意味で裏切られた。

内容は映画を予め見ないとわからない部分はあるものの、ガンダムが知らない人でも新しい映像作品として楽しめると断言できる。もちろん、映画を見た人にはところどころニヤリとする演出が隠されており、ラストには素敵な驚きが視聴者を待っている。



試聴するにあたっては、あらかじめVR体験特設サイトから予約し、当日、新宿ピカデリーにて発行された「機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 誕生 赤い彗星」の5月17日(木)以降の劇場入場券または鑑賞後の半券と、予約時に自動返信されたメールの画面(またはプリントアウト)を係員に提示するだけ。つまり新宿ピカデリーで映画を見れば「無料」でこの映像を楽しめる。

新宿ピカデリーでしか見ることができず、また今後この作品が自宅で楽しめるという保証はない「機動戦士ガンダム THE ORIGIN -RISING-」。ファンの方はもちろんのこと、新しい映像手法に興味のある方は体験してみてはいかがだろうか。
クリタタカシ
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