蔵前で発見!“新しい価値観”をもった本
東京ウォーカー
書店が少なかった蔵前エリアに15年にオープンした「H.A.BOOKSTORE」は、土・日曜・祝日のみオープンしている小さな本屋さん。「本屋をつくり、新刊を売り、そのお金で未来の本をつくり、その本を売ったお金で、次の本屋をつくる」。そんな店主の松井祐輔さんの思いのもと、古本ではなく“今”の作家たちによる新しい本がずらりと並んでいる。
ユニークな本屋さんのユニークな店主


店主の松井さんは週末は店頭に立ち、平日は下北沢「本屋B&B」の運営もするNUMABOOKSに勤務している。「H.A.BOOKSTORE」を始める前は虎ノ門にあったコミュニティスペース「リトルトーキョー」内で「小屋BOOKS」の運営も行っていたそう。場所や形態を変えながら、本や本屋さんにまつわる仕事を続けてきた。
「2014年4月から2015年9月まで小屋BOOKSをやっていたのですが、リトルトーキョーの移転に伴い同じ形態では続けられなくなってしまって。僕が関わっている本屋がなくなるということがちょっと許しがたかったので(笑)、場所を蔵前に移して15年12月にH.A.BOOKSTOREをオープンしました。次の本を作ってもらうために、古本ではなく新刊本を扱い、しっかりと売っていく、ということを続けていけたらと思っています」。

松井さんがおすすめの一冊として紹介してくれたのは、菅俊一さんの「観察の練習」。一見何でもない日常の風景から感じる違和感や気づきが綴られているこの本は、読んでいるうちに発想のコツが掴めてきて、とてもおもしろい。「日常の違和感を考察した練習帳のような一冊。菅俊一さんは映像作品を作ったり、視覚表現の研究をされている方で、今回が初めての単行本なんです。とても読みやすいですし、生活が楽しくなるような本です」。
他にも数え切れないほどのユニークな書籍や雑誌が並んでいるので、これまでの自分にない“新しい価値観”に出会わせてくれる一冊を本棚に加えてみよう。
東京ウォーカー編集部
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