ナン VS ライス!カレーに合うのはどちらか、バトル勃発!

2018年6月20日 12:00更新

東京ウォーカー 取材・文=岡部礼子

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カレーをナンで食べるか、ライスで食べるか、あなたはどっちを選ぶ!?

カレーをナンで食べるか、ライスで食べるか、あなたはどっちを選ぶ!?

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暑い季節にこそ、無性に食べたくなるカレー。カレーとひと口に言っても、その種類は果てしなく、奥深い。日本人にとって、切っても切れない存在でもあるカレーだが、これをナンで食べるか、ライスで食べるかは迷うところ。ナン日本本格上陸50年の記念すべき今年、一大プロジェクトが動き出す!

ナンもうまいがライスもいい。カレー好きに究極の選択を

この夏、カレーの相棒を決めるプロジェクトがスタートする。カレーと合わせるなら、焼きたてもちもちのナンか、それとも、日本人の主食であるご飯か。その支持は分かれるところだが、カレー総合研究所などのプロジェクトメンバーが中心となって国民投票で決着をつけようというもの。日本の国民食ともいえるカレーは、家庭の食卓でも給食でも登場し、我々が生まれたときから身近なメニュー。そんなカレーを食べるときの大きな選択のひとつが「ナンorライス」。カレー総合研究所所長の井上岳久氏いわく、「どんなカレーを食べるか、カレーに合わせてライスかナンを選ぶのがセオリー。大まかに言うと、ライスには甘みがなく、スパイシーでサラッとしたカレー、乳脂肪が感じられるクリーミーで甘めのカレーにはナンが合うと思います。しかし、一番は自分の好きな組み合わせを選ぶことです」。どちらも間違いなくおいしいが、この夏、ナン派とライス派がついに決戦の時を迎える。

【画像を見る】カレー総合研究所所長の井上岳久氏

【画像を見る】カレー総合研究所所長の井上岳久氏

「カレーはナン派vsライス派プロジェクト」のメンバー、カレー総合研究所所長の井上岳久氏。井上氏は1968年生まれでカレー業界を牽引する業界の第一人者。カレー大學学長。横濱カレーミュージアム・プロデューサーを経て現職に至る。カレー研究の第一人者で、カレーの文化や歴史、栄養学、地域的特色、レトルトカレーなど、カレー全般に精通。商品開発にも定評があり、大手メーカーを中心に100以上の商品を企画したカレーのプロ。今回はナンとライスの魅力を実感できる、おすすめの2店を紹介してもらった。

カレーのためにこだわり抜き、ライスに合うインドカレーを提供する「デリー銀座」

井上氏いわく「インド南部は米とカレーを組み合わせて食べるのが一般的。甘みのあるカレーより、スパイシーな味わいのカレーが合う」。日本の米は適当な粘度があり、甘みもあっておいしい。その米の甘みがスパイシーなカレーと合わさることで、辛さの中にも深みが増し、日本人の好きなマッチングが生まれる。そこでおすすめしてくれたのが、1956年創業の専門店「デリー銀座」。

ビルの3Fにあり、銀座の地にありながらリーズナブルにカレーやインド料理が楽しめる「デリー銀座」

ビルの3Fにあり、銀座の地にありながらリーズナブルにカレーやインド料理が楽しめる「デリー銀座」

「カシミールカレー」980円。デリーの代名詞ともいわれる黒いカレー。刺激的な辛さが特徴で、辛さの中にも旨味と奥深さがあり、やみつきになる

「カシミールカレー」980円。デリーの代名詞ともいわれる黒いカレー。刺激的な辛さが特徴で、辛さの中にも旨味と奥深さがあり、やみつきになる

インドで本場の味を学び、和のエッセンスを取り入れ米に合うインドカレーを追求する。スパイスはメニューごとにブレンドを変え、風味豊かな唯一無二の味と香りで、こだわり抜いた米に合うカレーに仕上げる。「カレー専門店でここまで米にこだわっている店はほかにない」と井上氏も太鼓判を押す。

「コルマカレー」980円。パキスタンスタイルのとろみのあるカレー。タマネギを通常の3倍以上使用し、焦げるギリギリまで丁寧に炒めでコクを出す

「コルマカレー」980円。パキスタンスタイルのとろみのあるカレー。タマネギを通常の3倍以上使用し、焦げるギリギリまで丁寧に炒めでコクを出す

焼きたてのナンと合わせたい。20種以上のスパイスで作るマサラが自慢の「マンダラ」

小麦文化の北インドで食べられるナンは、焼きたてが一番の食べ時。「まずは、カレーをつけずそのまま味わいたい」と井上氏。表面がパリッとし、噛むともっちり甘みもあり、これがカレーに合う。そんなナンは、乳脂肪を使ったクリーミーで甘めのカレーとの相性がいい。また、「チーズやガーリックなどアレンジナンもあるのでぜひ試してほしい」と話す。そんなナンを食べるならココと推薦してくれたのが「マンダラ」。

駅からもほど近いビルの地下にあるインド料理店「マンダラ」。落ち着いた雰囲気で食事が楽しめる

駅からもほど近いビルの地下にあるインド料理店「マンダラ」。落ち着いた雰囲気で食事が楽しめる

「チキンバターマサラ」1,296円。トマト缶とフレッシュトマトを使用し、辛味、酸味、甘み、スパイスのバランスが絶妙。甘すぎず香りも豊か

「チキンバターマサラ」1,296円。トマト缶とフレッシュトマトを使用し、辛味、酸味、甘み、スパイスのバランスが絶妙。甘すぎず香りも豊か

“カレーの聖地”神保町で人気を誇るインドレストラン。そのまま食べてもおいしいナンは表面が香ばしく、中はもっちり。濃厚でマイルドなカレーとよく合う。多彩なカレーはもちろん、スパイシーな一品料理もおすすめ。カレーの辛さは5段階から選べるが、バランスの良さでは「普通」がおすすめ。

「サグチキン」1,296円。ホウレン草のペーストと鶏胸肉のカレー。何とも言えないスパイスの香りが食欲をそそり、マイルド濃厚な味わいで女性の人気も高いカレー。ナンとの相性がいい

「サグチキン」1,296円。ホウレン草のペーストと鶏胸肉のカレー。何とも言えないスパイスの香りが食欲をそそり、マイルド濃厚な味わいで女性の人気も高いカレー。ナンとの相性がいい

自宅でもナンが食べたくなったら…? スーパーで買える「手のばしナン」があれば自宅でもナンカレーが楽しめる

「デルソーレ 手のばしナン」227円。一枚一枚丁寧に手でのばし、高温で焼き上げたもちもと食感が絶妙

「デルソーレ 手のばしナン」227円。一枚一枚丁寧に手でのばし、高温で焼き上げたもちもと食感が絶妙

最近では家庭で食べるカレーも乳脂肪分を含んだ、マイルドでクリーミーな味わいが好まれている。そんなときは、やっぱりナンと合わせるのがおすすめ。自分でナンを焼くのは難しいが、デルソーレの「手のばしナン」があれば、手軽にナンカレーが楽しめる。軽く温めて食べると、ナンの持ち味が引き出されるが、ちょっとしたアレンジを加えるとさらにおいしく食べられる。井上氏考案のレシピ2種を紹介しよう。

カレーを主役に楽しむシンプル薄焼きナン

カレーを主役に楽しむシンプル薄焼きナン

①冷蔵のままではうまく割けないので、オーブントースター(1,000W)で1~2分温める

②手で上下2枚に分ける

③それぞれをオーブントースター(1,000W)で1~2分焼き、パリパリにする。薄くすることでよりパリパリ感が楽しめる

カレーと同時に楽しむ甘さが魅力のナッツナン

カレーと同時に楽しむ甘さが魅力のナッツナン

①ナンの上面全体にメープルシロップ(またはハチミツ)を塗る

②適量のミックスナッツは軽く砕いて①の上にまんべんなく振りかける

③オーブントースターで3~4分焼く。カレーの辛味やスパイス感を中和または対比させて楽しむ

ライスか、ナンか。どちらのうまさも捨てがたいが、選ぶならどっち?

定番でありながら、日々進化を続けるカレー。専門店のカレーでも家のカレーでも楽しみ方は無限大。「カレーはナン派かライス派か」の議論を切り口に、カレー業界全体を盛り上げるために発足した「カレーはナン派VSライス派プロジェクト」が開催される。これは、6月1日(金)~9月30日(日)まで国民投票を実施し、特設WEBサイトやプロジェクトに賛同した飲食店などで投票を受け付けるというプロジェクト。食べてみればみるほど、カレー×ライス、カレー×ナン、それぞれのおいしさを再認識するばかり。究極の選択ともいえるが、カレー好きならぜひとも清き一票を投じてほしい。ナン派もライス派も、「ナン派 VS ライス派」で検索して投票しよう。

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