Suchmosが熊本に初上陸!自由で飾らない彼らの自主企画ライブに潜入

2018年6月26日 20:15更新

九州ウォーカー 川合知也

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Suchmos(サチモス)が対バンしたいアーティストを招いてライブを行う「The Blow Your Wind TOUR」。5月から全国8か所を回り、ゲストにYogee New Waves(ヨギーニューウェーブス)、The Birthday(ザバースデイ)、Dragon Ash(ドラゴンアッシュ)などが参戦した。今回は、6月8日にnever young beach(ネバーヤングビーチ)を迎えて開催した熊本B9 V1でのライブをレポート。即完したプレミアムチケットを持つ700人のオーディエンスと共に、会場を熱くさせた一夜をプレイバックする。

左からKCEE(Dj)、TAIHEI(Key)、YONCE(Vo)、OK(Dr)、TAIKING(Gt)、HSU(Ba)

1曲目の「GET LADY」からバンドのグルーヴが会場を包む

ギター片手に熱唱するYONCE
Photo by Shohei Maekawa

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この日のゲスト・盟友never young beachが会場のボルテージを上げたあと、時刻は20時を過ぎる。誰もがSuchmosの登場を待ち望んでいると、会場が暗転。お決まりのSE(登場曲)が流れ、メンバーが1人ずつステージに現れる。最後に姿を見せたのがYONCE(Vo)。開口一番“リラックス。KUMAMOTOベイベー~♪”と、オーディエンスに呼びかける。オープニングナンバーはスローな「GET LADY」で、バンドが作り出すグルーヴ感のあるサウンドに、YONCEのヴォーカルが気持ちよくのっているように感じた。

ステージ上はまさに“FREEDOM”

YONCEの一挙手一投足にみんなが注目Photo by Shohei Maekawa

序盤で印象的だったのが、ステージ上のYONCEの姿。観客を盛り上げたり、メンバーと目を合わせてほほ笑んだり。それでいて、ステージ上で準備体操や体操座りなどもする。ライブに対する“自由”な姿勢が存分に伝わってきた。途中、即興とは思えない10分以上続く各楽器のとのセッションも見ごたえがあり、会場にいる誰もが6人の奏でる“音”に注目。巷ではアーバンミュージックなどと形容されるが、実際にライブを観るとロックバンドのようにも感じられた。ベースとドラムの図太いリズムに、テクニカルなギター音をプラス。そこにDJとキーボードの音がアクセントとして加われば、Suchmosにしか出せない音が生まれる。それは、彼らが“本物のバンド”である証拠にほかならない。今回のツアーでロックバンドのゲストが多かったのも、少しわかった気がする。

「九州で2番目に来た街が熊本」(YONCE)

TAIKINGの超絶ギターに酔いしれたPhoto by Shohei Maekawa

YONCEが愛用のギターを片手に唄う新曲やライブの定番曲「MINT」「WIPER」を披露。途中のMCでは、「福岡以外の九州で、2番目に来たのが熊本です。また、すぐ戻ってこられるように頑張ります」と話し熊本のファンをわかせた。中盤で披露した「808」でテンポが一気に加速する。その後もライブの定番曲「SNOOZE」「DUMBO」などをたたみかけ、本編ラストはアップテンポなナンバー「GAGA」。途中の歌詞を“熊本まで5分で”に変更するなど、盛り上がりと勢いはそのままに本編の幕を閉じた。

「これからも体を張ってプレイしていきます」(YONCE)

梅雨を吹き飛ばす熱い夜になったのは言うまでもないPhoto by Shohei Maekawa

一息ついて始まったアンコール。最新ミニアルバム(下記参照)から“心臓の歌”と称される「VOLT-AGE」を披露。曲の途中に登場する“Heartbeat”の歌詞のリフレインが、頭から離れないほど印象的だった。この日のオーラスは、イントロから5分以上壮大なピアノ音が続く「Life Easy」。MCで「俺たちにはあなたの本当の痛みは分からないけど、音楽はそんなあなたのどこか欠落した部分を癒してくれるものだと思う。それを届けるために、これからも体を張ってプレイしていきます」と話してくれた。優しくて温かい言葉は、多くのファンの心に刺さったはずだ。

これからもバンドの美学を追求していく!

【写真を見る】アンコールが終わり、観客と共に拍手をするPhoto by Shohei Maekawa

最後に最近はアリーナやホール、フェスが主戦場だった彼らが、ライブハウスでステージを行う理由を「ホールだろうがライブハウスだろうが、俺らはライブをやりたいところでやる。これからもバンドの美学を追求していきたい。でもやっぱりライブハウスはいいね。みんなが近くて顔が見えるし」と語った。会場や動員に関係なく自分たちの信念を貫く気持ちがヒシヒシと伝わる。「これからも会場を選ばず、いろいろな場所でライブをしたいと思ってるから、また駆けつけてくれたらうれしいです」と話す。そんな彼らの姿を小さなライブハウスから大きなフェスまで、今後も追いかけていきたいと思う。

最新ミニアルバムを発売!

最新ミニアルバム「THE ASHTRAY」

1年ぶりのミニアルバム「THE ASHTRAY」。2018NHKサッカーテーマソング「VOLT-AGE」やHonda“VEZEL”のCMソングとしてもおなじみの「808」を収録。ロックミディアムナンバーから珠玉のバラードまで詰め込んだ、“今”のSuchmosが詰まっている。

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