<メイド・イン・九州>丸永製菓の「あいすまんじゅう」
九州ウォーカー
九州のロングセラー商品の秘密にせまる「メインド・イン・九州」。今回は、丸永製菓の「あいすまんじゅう」をピックアップ!
「あいすまんじゅう」(5本入り594円)

濃厚なバニラアイスと、とろける食感に仕上げた北海道産小豆あんのハーモニーが絶妙。梅の花をモチーフにした形は、インパクト大で重量感があり、ぎっしり詰まったあんも食べ応え満点だ。まさに、和菓子のようなアイス。
“冷たい和菓子”を目指して誕生したアイス
子供のころから、冷凍庫を開けると、いつもそこにあった。そんな懐かしい思い出と共に親しまれてきた「あいすまんじゅう」。発売から半世紀を超えて、今なお根強い人気を誇る、アイス業界屈指のロングセラー商品だ。

1933年、和菓子屋として創業。おもに羊羹などを作っていたが、冷蔵庫が一般家庭に普及し始めた1960年にアイス業界へ進出する。「和菓子屋にしか作れない商品を」と、アイスというよりは“冷たい和菓子”を目指し、約2年の歳月をかけて誕生したのが「あいすまんじゅう」だ。まだアイスキャンディが主流だった時代に、おまんじゅうのように、あんをアイスクリームで包み込むという発想は実に斬新で、子供がターゲットのアイス業界において、リッチな大人向けの商品は異色であった。
当初から原料にはこだわり抜いた素材を使用し、その名のとおり、おまんじゅうさながらの、とろりとしたあんの食感を実現した。和菓子屋ならではの製法と職人気質な心意気の詰まった1本は、シンプルだからこそ、一切、手が抜けない。その揺るぎない世界観が、多くのファンを魅了し続けている。
ヒットの裏側

おまんじゅうのような柔らかさと、あんのとろける食感が特徴的。普通に冷やすとクリームもあんもガチガチに固まってしまうが、あんの糖度を高めることで、とろりとした食感を生み出した。近年では、外側をコーティングすることで保形性を維持するなど、よりよい食感、味を求めて改良を重ねている。
九州ウォーカー編集部
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