アメリカ大使も絶賛!世界が認めた中山道ハイキング
東海ウォーカー

世界的に有名なガイドブック「ロンリープラネット」に掲載された影響で話題になったハイキングコース「中山道」。江戸時代から残る石畳の街道には、現在も動き続ける水車小屋など、見どころがいっぱい!今回は、欧米からの観光客も激増中の注目スポット「中山道」を、アメリカ大使・ハガティ氏と共にぶらりと散策。「江戸時代さながらのムードがすばらしい!」とハガティ氏も大絶賛の中山道の魅力を紹介する。

馬籠宿ならではの山の恵みを味わう!

まずは宿場下入口付近にある日本料理店「日本料理 萩乃屋」へ。風情あふれる古民家で、旬の魚や地野菜を使った弁当、「ミニ会席」(3240円)を味わおう。個室からは、恵那山の見事な眺望も楽しめる。
ハガティ氏「馬籠宿を訪れた友人から評判を聞いていたので、家族で来られてうれしい!名物の五平餅もGOODです」
まるで映画のセットのような雰囲気

江戸と京を結ぶ中山道六十九次で、43番目に当たる宿場町「馬籠宿(まごめじゅく)」。江戸時代の面影を残す家並みはもちろん、作家の島崎藤村ゆかりの地としても知られている。名物の五平餅が醤油味なのも馬籠宿ならではだ。みやげ店で買える伝統工芸品のかさや道中合羽(かっぱ)も要チェックだ。

馬籠峠の頂上へ!

宿場町と展望広場を抜けると、いよいよ本格的な中山道ハイキングの始まり。馬籠峠までは急坂が続くので、ルート序盤は体力勝負!中山道の難所として旅人を悩ませた峠にチャレンジしてみよう。頂上は県境付近にあり、ココから妻籠宿がある長野県へ入る。
ハガティ氏「ココは本当に特別な場所!偉大な先人のフットステップス(足跡)をたどっていると思うと感動しますね」

江戸時代初期の建物で一休み

かつて旅人を癒す休憩所として栄えた「一石栃立場茶屋(いちこくとちたてばちゃや)」。江戸時代初期に建てられたこの茶屋は、現在では観光客をもてなす無料休憩所として利用される。
宮本武蔵ゆかりの滝で涼感いっぱいリフレッシュ

「男滝・女滝(おだき・めだき)」は、吉川英治の小説「宮本武蔵」で、武蔵とお通が結ばれたロマンチックな場所として登場する滝。正面に向かって左側が男滝、右側が女滝となっている。約10mの落差の男滝は横幅が広くダイナミック。

写真を撮影する場合は、滝の左側に立って撮るのがベストだ。滝から降り注ぐマイナスイオンに、しばし癒されよう。
ハガティ氏「山道が続く中でのうれしいサプライズ!思った以上に滝のそばまで近寄れたので、迫力満点でした」
日本一の保存地区面積!

中山道六十九次の42番目に当たる宿場町で、保存地区面積が日本一の「妻籠宿(つまごじゅく)」。全国で初めて宿場保存事業に取り組んだ地区でもあり、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。江戸時代のような景観のなかで買い物や食べ歩きが楽しめるのがうれしい。
完歩証明書をゲット!

馬籠宿で完歩証明書(300円)を買っておいて、妻籠宿で捺印を押してもらおう!中山道ハイキングを歩き切ったハガティ氏は、「中山道では歴史や自然、グルメといった日本の文化を一度に楽しめる。山道ではすれ違う人とあいさつを交わすなど、心温まる瞬間がありました。私も中山道の魅力を発信したいと思います!」と、中山道の魅力を語ってくれた。
日本の歴史を味わうハイキングにぴったりの中山道。体力に自信のない人でも、馬籠峠までバスやタクシーで向かう短縮コースがあるので安心だ。この夏は江戸時代の面影を残す中山道で、アメリカ大使も大絶賛のハイキングコースを楽しもう!
【ハイキングDATA】最高地点:801m(馬籠峠)/距離:約9km/時間:約180分
東海ウォーカー編集部
この記事の画像一覧(全13枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介