人気“2.5次元”俳優・伊万里有がついに歌手デビュー!佐賀への思いもあふれる新曲とは!?

九州ウォーカー

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佐賀県出身の俳優・伊万里 有(いまり ゆう)。原作を舞台化する2.5次元ミュージカルの人気舞台「刀剣乱舞」で長曽祢虎徹を演じ、人気を集めている伊万里が、8月22日(水)にアーティストデビューを果たす。慣れ親しんだ九州を訪れた伊万里に、デビューアルバム「My Name Is…」について、そして地元・佐賀に対する思いなどを聞いた。

俳優になったきっかけはディーン・フジオカさん


8月22日(水)にデビューアルバム「My Name Is…」をリリースする伊万里有(C)KADOKAWA/Photo by 管祐介


――伊万里さんの地元は佐賀県ですが、福岡にもよく来られますか?

「僕の母が久留米出身なんです。だから小さい頃から、筑後川の花火大会には毎年行っていました。そして、24〜26歳の時は、大名(福岡市中央区)に住んでいました。だから、友達も多くて地元みたいなものですね」

デビューのきっかけや音楽への思いを語る伊万里有(C)KADOKAWA/Photo by 管祐介


デビューのきっかけや音楽への思いを語る伊万里有(C)KADOKAWA/Photo by 管祐介


――芸能の業界を志したきっかけや出来事を教えてください。

「高校の時からオーディションなどは受けていたのですが、一番大きなきっかけは、ディーン・フジオカさんです。7、8年ぐらい前、僕が21歳くらいのころ、花火大会に行った時に知り合いに紹介してもらったのが出会いです。そこでディーンさんに『俳優になれ』と言われたのがすごく響きました」

――すごい偶然の出会いですね。

「はい、その花火大会に行った時の仲間でスウェーデンの方がいたのですが、その方が立ち上げる事務所に入らせていただき、1か月もしないうちに仕事が決まりました。それが『福岡恋愛白書6』(KBC九州朝日放送のドラマ)でした。そんな九州の大きなドラマに出られたのも、ディーンさんとの出会いがあったからだと思います」

僕の名刺代わりの一枚です


念願のアーティストデビューを果たす伊万里有(C)KADOKAWA/Photo by 管祐介


――今回のデビューアルバム「My Name Is…」はアーバン・ポップに仕上がっていますね。

「アーバンですね。“今”って感じの曲だと思います」

――アルバムができあがった時の感想は?

「今までの人生の中で一番アドレナリンが出たかもしれないです。初めて聴いた時は、一人でも多くの人に聴いてもらいたいと思ったし、自分でも『俺ってこんな声してんだな』って再確認できました。知らない自分が1ページめくれたみたいな感覚ですかね。本当にいい曲だから、自分でもよく聴きます。『これが伊万里有です』って自信を持って言えるような、まさに名刺代わりの一枚になりました」

――1曲目の「Am I Your Boyfriend」では、ミュージカル『刀剣乱舞』でも共演したspi(スピ)さんをフューチャーされています。spiさんとは昔から知っていたそうですね。

「二十歳ぐらいのころ、ダンサーの友達と一緒にあるライブを見に行った時に出ていたのがspiでした。同年代の人が舞台の上で歌って踊っている姿に衝撃を受けたのを覚えています。やりたいことをやっているなと。でもそれから6、7年くらい会わず、その後、『刀剣乱舞』で一緒に仕事をすることになり、そこからは、プライベートでも遊んだりしています」

――まさに運命的な出会いですね。

「そうですね。音楽活動を始める時に、『spiと一緒にやりたい』と直接お願いをすると、すぐに『いいよ!』と言ってくれて。即承諾してくれたのがうれしかったです」

――spiさんもうれしかったんでしょうね。

「たぶん今までの関係性がなかったらspiは『いいよ』と言わなかったと思います。僕のことをちゃんと理解してくれていたからこそ、一緒にできたんだろうなと」

――プロデュースを担当したUTAさんとSunny Boyさんとは初対面だったのですか?

「はい。僕は(UTAやSunny Boyがプロデュースを手がけている)三浦大知さんや安室奈美恵さんがめちゃくちゃ好きで、カラオケに行ったら画面に名前が出てくるスゴイ人たちみたいな存在でした(笑)。なので、最初話を聞いた時はウソだろと思いましたね。だから、本人たちと打ち合わせがあると聞かされても、何を話したらよいかわかりませんでした。でも、実際お会いすると『どういう曲を作りたいの?』ってド直球で聞いてきてくださって。じゃあ僕はこういう曲を作りたいですっていう話をしていたら、あっという間に1時間くらいで方向性が決まりました」

歌詞の中に佐賀弁も織り交ぜた


8月22日(水)にデビューアルバム「My Name Is…」をリリースする伊万里有(C)KADOKAWA/Photo by 管祐介


――制作期間はどのくらいだったのですか?

「その打ち合わせからサンプルができあがるまで1週間くらいでしたし、完成まで2ヶ月くらいと、めちゃくちゃ早かったです」

――感性がぴったり合ったんでしょうね。こちらもいい出会いですね。

「はい、UTAさんがインスタのストーリーとかアップすると僕がいつも反応したりしますしね(笑)。Sunny Boyさんとは歳があまり違わないので、共通の話題を話したりします。Sunny Boyさんが、まだハワイにいらっしゃるときに福岡のラッパーグループ『SHTAKILI Ⅸ(シタキリナイン)』に楽曲を提供していたのですが、実は彼らのイベントに1度出たことがあって、その話をしたら、お互いびっくりみたいな(笑)。福岡のカルチャーにも携わっていた方と一緒に音楽を作れて、本当によかったです」

――今回収録されている曲の中に伊万里さんならではの仕掛けも入っているとか?

「『My Place』っていう曲は、故郷や自分の居場所を歌った曲なのですが、実は曲中に佐賀弁が入っているんです。『自分の居場所がとても愛おしい』という言葉を佐賀弁“がばい愛しかっちゃん”にしているのですが、別の意味も込めています。ミュージカル『刀剣乱舞』では、近藤勇の刀・長曽祢虎徹を演じていて、盟友の土方歳三に近藤は『かっちゃん』と呼ばれているので、僕にとってはすごく大切な存在である近藤勇に愛を込めて“愛しいかっちゃん”ともなるように、歌詞を工夫しました」

これからは地元に貢献していきたい


――ぜひ、実際に曲を聴いて確認したいですね。そんな伊万里有さんが今後、アーティストとして、俳優としてやってみたいことはありますか?

「僕はやりたいことを日頃から口に出しているので、ありがたいことに形になることが多いんです。2018年になってからは、いろんなことが実現し始めてきたからこそ、これからは、もっと地元に社会貢献したいなと思っています」

8月22日(水)にデビューアルバム「My Name Is…」をリリースする伊万里有(C)KADOKAWA/Photo by 管祐介


――伊万里有さんの視点でしか見えない佐賀県がありそうですね。

「僕は18歳の頃から東京に出ているので、佐賀のことをまだまだ知らないんです。知らないことが多いからこそ、客観的に佐賀を見ている感じですね。地元にいる時は気づかないけど、離れてみて気づくみたいなことも結構たくさんありますが、今は、もっと佐賀県のことを知りたいです」

――では、具体的にやりたいことなどもありますか?

「僕の名前の由来が『伊万里焼』と『有田焼』から由来しているので、佐賀県を代表する焼き物とのコラボなんかもしたいですね。でもまだ形になるかどうかもわからないですけど、どうにか実現したいなとは思っています」

――伊万里さんの目線でぜひ佐賀県の魅力をアピールしていってください!最後に九州のファンの方へメッセージをお願いします。

「7月26日(木)~29日(日)まで全労済ホール スペース・ゼロ(東京都)で行われる『BRAVE10~燭(ともしび) ~』、劇団鹿殺し『俺の骨をあげる』は福岡でのライビビューイングが決定しています。ぜひチェックしてください!これからも、俳優・歌手の伊万里有をよろしくお願いします!」

伊万里有のデビューアルバム「My Name Is....」は、8月22日(水)発売。先行配信シングル「Am I Your Boyfriend feat. spi」は、7月4日(水)に配信がスタート。【取材・文=森川和典、撮影=菅祐介】

森川和典

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