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＜画像7 / 10＞幕末絵解きミステリー浮世絵が語るアナザー維新第2弾！

2018年6月28日

東京ウォーカー

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微笑ましい絵面に見えるが、ミカンの紀州藩や大根の尾張藩も画面左側に配置されていて、徳川御三家までも宗家を見限っているシビアな状況を示している。

微笑ましい絵面に見えるが、ミカンの紀州藩や大根の尾張藩も画面左側に配置されていて、徳川御三家までも宗家を見限っているシビアな状況を示している。

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魚と野菜の激しい戦いを描いた、歌川広景の『青物魚軍勢大合戰之圖』。現代よりも早く幕末に巻き起こっていた“擬人化”ブームの中の一作。

【写真を見る】将軍継嗣問題の暗喩として見ると、大ダコから放たれた小ダコは桜田門外の変の水戸浪士？　この絵は制作は変の前年だが、すでに大老襲撃計画があったのかッ!?

頻発した安政の大地震の中で、江戸の大地震を描いた絵。写実的ではないが、少しでも早く惨状を伝えるべく、こうした絵が発行され、人々に回覧された。

『安政二年十月二日夜大地震鯰問答』。ナマズとペリーの間にいる行司に注目。相撲の軍配のかわりに持っているのは、左官職人が使うコテだ。

薩長と徳川方の争いを子供の遊びに見立てた『子供遊世直し祭り』。作者不明だが、研究者の間では実は三代目広重の作では？　ともいわれている。

女性に守られて頼りなさげな慶喜と、ケンカする気マンマンの会津・庄内。子供祭に見立てながら、当時の勢力図を的確に表わした見事な作品だ。

微笑ましい絵面に見えるが、ミカンの紀州藩や大根の尾張藩も画面左側に配置されていて、徳川御三家までも宗家を見限っているシビアな状況を示している。

元旧幕戦士だった楊洲周延の作品。中央の黒馬に乗った「西郷隆盛妻」は、愛加那なのかイトさんなのか、それとも一人目の妻の須賀!?

これも周延の作品『鹿兒嶋女隊力戦圖』。新政府軍の男たちを相手に、女性が縦横に奮戦している。しかもみんな美人！

ナナメ斬りにも新キャラ登場！　晴野隊員お手製の人形です。以前BMRのほうには龍馬クンとして出ていましたが、今回は西郷どんです。

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