最高気温36度超、路面温度60度以上で波乱続出!?D1グランプリ第5戦はRE雨宮の松井が4年ぶりの優勝を飾る
東京ウォーカー(全国版)
ドリフト競技の最高峰「D1グランプリ」の第5戦、TSUKUBA DRIFTが7月21日・22日の2日間、筑波サーキットで行われ、混乱のレースをFD3Sを駆る松井有紀夫(Team RE雨宮 K&N)が制した。松井の優勝は4年ぶり。

2位には外国人選手として初の表彰台となったポン(Team TOYO TIRES DRIFT Do-Luck)、3位にシリーズチャンピオン争いで3位につけていた末永直登(YUKE'S Team ORANGE)がそれぞれ入賞した。

気温36度超え!
2018年のD1グランプリも折り返しとなる第5戦。シリーズ屈指のロングコースとなった筑波戦は、両日とも最高気温36度超、路面温度60度以上という長いD1の歴史の中でも類を見ない酷暑によって、タイヤだけでなく、人やマシンにも辛いものがあった。
何台ものマシンのエンジンに不調が出たほか、タイヤも3周しか持たない(川畑真人)、そしてドライバーからも「熱中症になりました……」(末永直登)といった状況。
それもあってか、21日(土)に行われた予選は波乱の連続。内海彰乃や日比野哲也、岩井照宜、高橋邦明といったベテランが予選落ちを喫してしまった。

ランキングトップがまさかの敗退
翌22日(日)の午前中に行われた、午後の追走トーナメントの出場・組み合わせを決める「単走決勝」も波乱の連続。ニューマシンを投入してきた齋藤太吾はエンジントラブルが発生し途中でドリフトを止めてしまう。

さらに予選1位通過の小橋正典のマシンがデフブローでリタイヤ。そして2戦連続優勝で波に乗る横井昌志だが、勢いのある振り出しから1コーナーに進入した際、タイヤのビードがホイールのリムからはずれてコースアウト。痛恨の単走決勝での敗退となった。

一方で、ファンを沸かせたのが今年限りでの引退を表明している野村謙。前半区間で高い車速と鋭い振りを見せて、開幕戦以来の追走進出を決めて会場を沸かせた。

単走を制したのは、トーヨータイヤのエース・川畑真人。

「ベスト16に残るために、また、ベスト16を有利に戦うためには、単走を1本で終えるっていうのは重要」という川畑は、どの区間でも高く保った車速、そしてS字区間での強烈な振り返しでただひとりの99点台を叩き出し、開幕以来4戦連続単走優勝を果たした。

2位には昨年のシリーズチャンピオンである藤野秀之、3位に今年からD1に復帰した植尾勝浩が入った。
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