新人女子アナは元アイドル!FBS福岡放送・小林茉里奈の福岡奮闘記【第2回】
九州ウォーカー
AKB48で活躍中からアナウンサーを志し、新天地・福岡で夢をつかんだFBS福岡放送の新人アナウンサー小林茉里奈さん。彼女の女子アナデビューを追う第2回目は、お昼のニュース番組での姿をキャッチしたゾ。
新人アナウンサーの仕事に密着

【10:30】ニュース開始1時間10分前。空気が張り詰めるFBS福岡放送の報道フロアで原稿読みをしている小林アナウンサーを発見!

記者から予定のニュース原稿を渡されると、まずは読み込み、小林さんなりの秒数をストップウォッチで測るのが最初の仕事。何秒で読めるかをブロックごとに割り出し、それを編集マンに渡す。秒数に合わせて映像を作ってもらうためだ。小林さんの読むタイミングにあわせたニュース映像ができあがる。

【10:50】その後何度も原稿を読む。アクセントなどつかみにくいところは先輩の伊藤舞アナウンサーの指示を仰ぐ。この後、高速道路での事故などのニュースが入ってきたため、原稿が差し替えに。伝える内容が変われば最初からやり直しだ。改めてできあがった原稿を時間ギリギリまで読み、いざ本番。


【11:35】開始5分前、スタジオにスタンバイ。イヤホンをつけてカメラに向き合い、指示を待つ

直前にニュースが変更になったり、情報が変わったりしたものの、無事に2本のニュースを伝えおえた。ほっとした表情の小林さん。イヤホンで「緊張していたでしょ?」といわれ、思わず苦笑い。

今日のニュースは何点?

ーーー今日の感想は?
小林「全然ダメでした。緊張しすぎて。一番最初の『こんにちは』という挨拶の際に声が上ずってしまいました。もともと声が低くて、高音が出ないので腹式呼吸などをして身につけていきたいです。」
ーーー緊張していたのはそれほど伝わりませんでした。
小林「『緊張しないでしょ?』『カメラに慣れているもんね』なんていわれますがそんなことはないです。アナウンサーとパフォーマンスは種類が違うものです。ニュースは伝える責任があるし、もし間違えたらどなたかを傷つけてしまうかも知れませんから、言葉の重みが違います。もちろん、アイドルが軽く喋っていいというわけではありませんよ。見た目に緊張が出にくいのはAKB時代の経験が生きているかもしれません。」
ーーーずばり何点ですか?
小林「うーん、40点です。まだ100点を出したことはありません。」

ーーー自分に厳しいタイプ?
小林「そうかも知れませんね。自分のアナウンス技術はまだ未熟ですから。今のところはずっと辛い採点です。」
ーーー華やかな世界を想像しがちですが、準備は意外にも孤独な作業ですね。
小林「机に座ってひとりで読んでいるのでそう見えたかも知れませんが、実際はそんなことはないです。雑音の中、声を出して読んでいるのも周りの皆さんは聞いてくださっていて、間違っているところがあったら言いに来てくれます。ありがたいです。」
ーーー番組の直前は時間との闘いですね?
小林「今日はニュースが直前に更新となって慌てました。しかし今日はまだ良いほうで原稿自体が11:00以降に出ることもあります。編集マンへ渡す前の原稿読みはスピードが大事ですが、原稿内容をしっかり読みとっていくことも大切。適当に読んであとで秒数が変わってしまっては、映像とのタイミングがずれてしまうからです。スピードと正確さの両方が大切です。」

ーーー今のところの手ごたえは?
小林「ちょっとずつ成長できているかな?と思うところもありますが、『なんでこんなことができないの?』と落ち込むこともあります。」
ーーー次のニュースも期待しています!
小林「はい!」
大きくうなづく小林アナウンサー。今後、どんな番組に登場するのか、どのように成長していくのか、活躍が楽しみです!次回は、もっと小林さんの内面に迫ってみたいと思います。
山本陽子
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