田辺かほ流“奇跡の美肌”の作り方 第2回「夏のダメージケア」
東京ウォーカー(全国版)
美容雑誌の専属モデルを務め、“奇跡の美肌”として業界でも注目されている田辺かほさん。この連載では、そんな田辺さんに美肌になるための方法、普段から気をつけていること、美肌をキープするために行なっていることなどを教えてもらいます。第2回となる今回のテーマは「夏のダメージケア」。朝晩の肌のお手入れ、髪の毛や頭皮をダメージから守る方法は?

――今回は「夏のダメージケア」ということで、はじめにお肌の手入れ法についてお話を聞かせてもらいます。まずは、一日が始まる朝の、洗顔後のスキンケアから教えてください。
「はい。顔を洗った後、炭酸美容液を手のひらに出します。だいたい500円玉くらいの大きさが適量かと思います。それを5点置きと言って、おでこ、鼻の頭、左右の頬、アゴの5か所に付けて、のばします。そのあとにミスト化粧水を塗って、さらに乳液をつけていきます」

――美容液はどんなふうに伸ばせばいいのでしょうか。
「美容液をのばすというというだけでなく、顔の血行をよくすることを意識して、軽くマッサージする感覚で内側から外へとのばしてみてください。ぐるぐると円を描く感じではなく、内から外へというのがポイントです。コットンを使ってのばす方法もありますが、手のひら全体を使って塗った方がムラなく濡れると思います」

――炭酸美容液というのは珍しいですよね?
「最初、雑誌の撮影の時にヘアメイクさんが使っていたのを見て知りました。そのあとで雑誌を見てみると『炭酸美容液がすごい!』と取り上げられていたり、美容雑誌の編集の方が実際に使われていて『これ、イチオシですよ』というふうに、実は周りにも使っている人が多かったりしたので、『これはいいんだ!』と思って使い始めました。今、私の中でブームになっています(笑)」
――“炭酸”と聞くと、刺激が強めという印象がありますが、肌への影響は?
「そう思いますよね。でも、キメが細かいんですよ。肌に付けた時の感覚としては、刺激があるというよりは、化粧水と乳液の中間みたいな滑らかさがあるので、逆に、肌に優しい感じがします」

――その後、ミスト化粧水を使うということですが、どういう理由でそれを使っていますか?
「炭酸美容液がしっとりタイプなので、しっとりした普通の化粧水を使うとベトベトしてしまうので、化粧水は軽めがいいなと思いました」
――吹きかける距離は?
「結構近めです。顔から10cm以内の距離で2、3プッシュ。『今日はしっかりと保湿したい』と思う日は5プッシュくらいしたりします。ムラになるといけないので、おでこと頬に吹きかけて、しっかりと手でのばしてあげてください」

――そして最後は乳液をつけるということですが。
「はい。化粧水と同じように5点置きでのばします。でも、私は結構のびる乳液を使っているので1円玉くらいの大きさでも十分なんです。これも同じように内から外へとのばしてください」

――次に、夜のケア方法を教えてもらいます。朝とはどんなところが違っていますか?
「炭酸美容液を500円玉くらいの量で5点置き、ミスト化粧水を2〜3プッシュ、乳液を1円玉くらいの量を5点置きというのは同じですが、ミスト化粧水と乳液の間に『パック』と『部分美容液』という行程が加わります」
――夜の方がより念入りに、ということですね。その理由は?
「外出した時に紫外線を浴びたりしていると思いますし、朝よりも夜の方が肌のダメージ度が高いと思うんです。そういうふうに考えてやっているわけではありませんが、無意識にそういう気持ちがあったので念入りにしていたのかもしれません。一日分の疲労が溜まっていると思いますし、ストレスも肌に出やすいですから、夜の方が念入りにした方がいいと思います」

――夜はどのタイミングでケアを始めますか?
「お風呂上りです。結構早くて、入浴後、30秒から1分以内で。感覚的には、お風呂から上がってそのままケアを始める感じですね。タオルでしっかりと拭いてからだと乾燥し始めてしまうので、軽く水気を取った後、すぐに始めて、炭酸美容液、ミスト化粧水、パックまでを一連の流れで行います」

――田辺さんはパックを冷やしていると聞きましたが。
「そうなんです。化粧水を冷蔵庫に入れて冷やすといいというのは聞いたことがありますが、私はパックも冷蔵庫に入れて冷やしています。パックは毎日行いますが、冷やしパックは日焼けをした日や、スペシャルケア日のみ行います。すごくヒンヤリして、その冷たさで毛穴がキュッと締まる感じがします。50枚入りのパックを買っていますが、5枚くらい冷蔵庫に冷やしています」
――パックをしている間は、何をしていますか?
「時間を有効利用して、その間にフェイスラインや目元、頬をマッサージしています。手をグーの形にしてフェイスラインに当てて、耳の後ろまで持っていきます。顔のむくみ具合にもよりますが、この動作を10回くらい。そして目元もグーをした手を目頭のあたりに当てて10秒ほど押します。頬もグーをした手の指を頬骨に押し当てながら上に流します。日によって結構コンディションが違うので、自分の顔は普段から触った方がいいと思いますよ。毎日触ることで『今日はいつもより凝ってるな』とか『今日はそんなにむくんでないな』とか、調子がわかりますから」

――最後に、ヘアケアについても教えてください。
「週に一回、炭酸シャンプーを使っています。そんなに頻繁に使わない方がいいと聞いたので、他の日は普通のシャンプーを使っています。以前、美容室でシャンプーをしてもらっている時、美容師さんに『頭皮が硬いですね』と言われました。頭皮が硬いと、顔の皮膚が下がりやすくて、たるみが出てしまうらしいんです。それに毛根にも影響があるみたいで、抜け毛とかも。『どうしたらいいですか?』と聞いてみると『炭酸シャンプーとヘアブラシを一緒に使うといいよ』と教えてくれました。それから炭酸シャンプーで、ukaのスカルプブラシkenzanというヘアブラシを使って洗っています。夏は汗をかいて頭皮がベタつくので、髪がペタンコになりがちですけど、炭酸シャンプーは髪を根元から立ち上げてくれるので、すごく快適です。頭皮も確実に柔らかくなりました」

――髪を乾かす時は何かつけていますか?
「私は髪が細くて傷みやすいのでオージュアというシャンプーメーカーのオイルとジェルを使っています。ドライヤーをする前にオイルを塗って、ジェルも塗って、髪の毛一本一品をカバーしてから乾かすと、熱から髪を守ってくれます。ドライヤーは10cmから15cmくらい離して、頭皮に近い髪の根元から乾かします。そのほうが早く乾きますから。」

「最後は冷風で髪を冷ましてあげるとサラサラ、ツヤツヤになりますよ。今は家族で共有しているドライヤーを使ってますが、雑誌の取材で何度か使わせていただいたダイソンのドライヤーがすごく乾くのが早かったので、せっかちな私にピッタリな感じだったので欲しいなと思っています(笑)」
――ありがとうございました!

撮影(モデル)=石塚雅人/取材・文=田中隆信
週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一
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