舌に力が入っていたら要注意!? 増える“パソコン病”って?

東京ウォーカー(全国版)

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“パソコン病”という言葉を知っている? 体の痛み、脱力感、ふらつき…このような症状を訴える人が最近急激に増加中だという。「パソコンの見つめ過ぎから起こる不調」など、パソコンに端を発した病変をさすこの“パソコン病”。仕事で長時間パソコンを使っている人なら、思い当たる人もいるのでは? かくいう記者も脱力感が…。一体どんなものなのか、専門家に直撃してみた。

答えてくれたのは“パソコン病”を提唱するTH整骨整体院の外山院長。この病気、増えているのでしょうか?

「“パソコン病”はつまり“脳の疲労”なんですよ。最近は、体を痛めてではなく、この“脳の疲労”で来院する人が多くなっています」と同院長。さらに、パソコンだけでなく、意外な物も影響しているという。「流行の3D映像やテレビの影響も考えられます。若年化も進んでいて、小学生の来院者がいるほどです」とのこと。では実際に、どういう症状がでるのだろう。

「症状は大きく分けて2つ。“呼吸不足による症状”と“偏った眼球疲労による症状”です」(同院長)。

「呼吸不足による症状」の原因は、パソコンを長時間使用する際に“息を詰めている”ことにあるという。舌が口の中でリラックスできず、緊張してこわばっている状態だ。そうなると“十分に呼吸ができていない”状態に。舌を上あごや下の歯に押し付けてしまう人もいるのだそうだ。パソコンの画面に意識が集中することによって起こるのだが、こうなってしまうと、喉の奥で起こっている“呼吸に関する緊張”を緩めなければならないそう。

また「偏った眼球疲労による症状」は、パソコンの画面を見る時の眼筋運動に原因が。ある一定方向への偏った眼球運動によって、眼筋が負担を感じて疲労する。それにより、体部の筋肉、特に腰部の筋肉にその影響が現れ、最終的には体全体に負担をかけてしまうという。同院長は「パソコン上での急速な画像の展開を、眼は追い掛けていても脳がついていけてないから疲労するんです」と話してくれた。

自分でもできる予防法としては、仕事以外の時間にパソコンを見ることを極力控えること、規則正しく生活し、夜はしっかり睡眠をとって疲労を取ることなど。ただ、症状が重くなった場合はやはり専門家に診てもらった方が良いそうだ。症状を取り除くには個人差があるものの、ひどい場合は治療に3〜6か月かかるという。

ちなみに「“パソコン病”かもしれない」と心配になった人は下記のリストをチェックしてみて。多く当てはまってしまった人は、“パソコン病”の可能性アリ!? 【東京ウォーカー】

□頭から湯気が出そう

□考えがまとまらない

□体がふらつく

□立っているのがつらい

□片目視になってしまう

□距離感がつかめない

□よくつまずく

□腰が重い

□みぞおちが苦しい

□なぜかイライラ

□奥歯に力を入れている

□肩・背中がバリバリ

□自覚なしで片耳だけで聞いている

□耳鳴りがする

□ぼんやりしてしまう

□膝痛・腰痛・手足のしびれ

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