洋菓子店の果実系も! 奥深き京都“かき氷”の世界

関西ウォーカー

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

夏はとにかくアツ〜イ京都。散策中に「氷始めました」の暖簾を見つけたら、思わずひと休みしちゃう人も多いのでは? 暑さにバテた体にとっての救世主・かき氷だが、京都には、老舗和菓子店や洋菓子店が手掛ける、ひと手間もふた手間もかけられた贅沢な一品がそろっている。

■まるで果実のマウンテン!「ル・ペール」(中京区河原町)

クラシック音楽が響く洋菓子店「ル・ペール」から登場する「ブルーベリーミルク」(750円)は、シロップに旬の生のブルーベリーがふんだんに使われ、とってもリッチ。程よい酸味とミルクの甘味と共に、果肉の触感が楽しめるかき氷だ。ほかにも、高級抹茶をふんだんに使用した「宇治金時」や、カシスソースにクリームをプラスした、まるでケーキのような「カシス&ミルク」もあり、いずれも味わい深いかき氷ばかりだ。

■やみつきになる香ばしさ!「中村藤吉本店」(宇治市)

創業150年の茶商による逸品は、お茶の香り豊かな「宇治きん氷『ほうじ茶』」(780円)。すっきりとした甘味のほうじ茶は、抹茶のようにコクが深すぎず、かと言って果実のソースのようには甘くない、幅色い年齢の人に人気がある味。不純物を取り除き、48時間かけて氷結させた氷屋さんの氷に、別添えのほうじ茶のミツをゆっくりと回しかければ、ほうじ茶の香りが口中に! このさっぱり感は、暑い夏に何度も食べたくなる一品だ。

■染付に盛られた名物!「茶ろんたわらや」(上京区寺之内)

創業1755年の和菓子店「俵屋吉富」の名物かき氷・「白玉黒糖金時」(945円)は、染付の器に盛られ風格すら漂う。沖縄産のあっさりとした黒糖を使ったミツと、淡い甘さの金時、白玉のきれいな発色が美しく、本格派の味わいと共に奥深い風味を生み出している。ほかにも「あん蜜」や「釜上げもち」など、年間を通じて人気のものや季節ものなどが多数揃うので、一休みしたいひとにはもってこいの名店だ。

ほかにも、清水寺参道にある「梅園 清水店」の「宇治金時白玉」(800円)や、河原町の「弥次喜多」の「白玉クリームミルク宇治金時」(1100円)、西陣の「いっぷく処 古の花」の「いちごミルク氷」(550円)など、人気の定番メニューで勝負する店は枚挙に暇がない。京都のかき氷は実に奥深いのだ。

うだるよう暑さの中でも、風情ある「夏の京都」には出かけたくなるもの。熱射病など暑さ対策としても、ひと味違う“京のかき氷”で一休みしてはいかが!? 【関西ウォーカー】

この記事の画像一覧(全6枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2024

お花見ガイド2024

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!今が見頃の花見スポットはこちら

ページ上部へ戻る