旭山動物園のウサギも!? 動物たちが自分のフンを食べる理由

2018年8月22日 20:00更新

北海道ウォーカー 出村聖子

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いきなりですけど、「食糞」って聞いたことありますか? 文字通り、「糞を食べる」という行動で、人間がするとなると「気持ち悪いっ!」なんて驚く人もいるかと思いますが、動物によっては重要なことだったりするんです。

旭山動物園/「こども牧場」にいるカイウサギ。周りにあるのは普通の「食べないフン」
(C)旭川市旭山動物園

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たとえば、ウサギ。旭山動物園で展示されているカイウサギやエゾユキウサギも、「食糞」をするんですよ。体を曲げて、直接肛門に口をつけてフンを食べるそう。ダイレクトにいくわけですね。

旭山動物園/エゾユキウサギは、「北海道産動物舎」「シマフクロウ舎」のほか、「ゆっくりロード」の小動物舎でも観察できる(C)旭川市旭山動物園

ただ、どんなフンでも食べるというわけではなく、食べるのは「柔らかなクリーム状のフン」。ウサギのフンというとぱっと思い浮かぶコロコロした丸いフンは、「食べないフン」なのだそう。食べるほうのフンは、ねっとりとした黒色で、コロコロしたフンとは見た目からして違うんです。

旭山動物園/ウサギの「盲腸糞」(C)旭川市旭山動物園

このねっとりしたクリーム状のフンは、「盲腸糞」と呼ばれるもの。ウサギの盲腸には植物繊維を分解する腸内細菌がたくさんいて、この腸内細菌が作り出した栄養素をフンから摂取している、というわけなんです。また、「盲腸糞」にはビタミンやタンパク質もたっぷり含まれていて、これを食べないとウサギは生きていけないというくらい、重要な食事なんですね。

旭山動物園/カイウサギ(C)旭川市旭山動物園

旭山動物園のウサギたちの「食糞」もぜひ観察してみたいところですが、日中いつでもしているというわけではなく、なかなか見ることはできないそう。見られたらラッキー!という感じですね。でも、地面に落ちているフンをチェックしてみるのも面白いかも知れませんよ。

旭山動物園/白色の冬毛に変わったエゾユキウサギ(2017年11月撮影)(C)旭川市旭山動物園

ちなみに、カイウサギは「こども牧場」で膝にのせられるふれあいタイムがあるので、ぜひ温もりも感じてみてください! エゾユキウサギはこれから秋にかけて次第に毛色が白に変わっていきますよ。カイウサギとの違いも見比べてみてくださいね。

※写真提供:旭川市旭山動物園

旭川市旭山動物園 ■開園期間:夏期開園4月28日(土)~11月3日(祝)  ■時間:夏期開園9:30~17:15(入園は~16:00)、10月16日(火)~11月3日(祝)は9:30~16:30(入園は~16:00) ■住所:旭川市東旭川町倉沼 ■電話:0166・36・1104 ■料金:大人820円、中学生以下無料

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