川栄李奈「家に帰ると、亡くなったはずの彼氏がスマホを通して慰めてくれたり、支えてくれたりするのって、すごくステキだなって思います」

東京ウォーカー(全国版)

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舞台「カレフォン」主演の川栄李奈さん


舞台「カレフォン」で主演を務める川栄李奈さん


鈴木おさむさんが作・演出を手がける舞台「カレフォン」。職場で上司から嫌味ばかり言われ、悩む派遣OLの主人公だが、ある日、クローゼットにしまっていた古いスマホが鳴りだし、2年前に病気で亡くなったはずの彼氏・駿の声が聞こえてきた。そんなファンタジックなラブストーリーで、駿役の廣瀬智紀さんと共にW主演を務める川栄李奈さんに、本作への思いや意気込みなどを語ってもらった。

【写真を見る】「まだ舞台経験が少ないので、決まった時はうれしかったですし、今はすごくワクワクしています」


―「カレフォン」への出演が決まった時、どんな気持ちでしたか?

「舞台は『AZUMI』(15年上演『AZUMI〜幕末編』、16年上演『あずみ〜戦国編』)などに出演してきましたが、まだ舞台経験が少ないので、決まった時はうれしかったですし、今はすごくワクワクしています」

―「AZUMI」シリーズとは内容的にも全然違うタイプの作品ですが、今回はどう思いましたか?

「はい。『AZUMI』はシリアスな物語で、お芝居ではありますが、殺陣が中心になっていた作品でした。『カレフォン』はファンタジックな恋のお話なので、どんな感じになるのか楽しみですね」

「台本を読んで覚えるというよりは、動きと一緒に覚えるという感じですね」


―舞台は緊張されますか?

「映画やドラマと違って、生なので失敗できないですし、いろんなところで気を配らなきゃいけないですから。でも、そこに集中し過ぎて、自分のお芝居がおろそかになってはいけないので緊張しますね。舞台の場合、セリフもなかなか覚えられないんです。台本を読んで覚えるというよりは、動きと一緒に覚えるという感じですね。稽古期間に、動きと共に集中して覚えます」

「観てくださる方も共感できるというか、感情移入しやすいキャラクターだと思います」


―演じる「茜」は、川栄さんから見てどういう女性ですか?

「派遣OLをやっていて、職場では上司から嫌味を言われたりして、悩んでいる女の子です。似たような経験をしている人も多いと思いますので、観てくださる方も共感できるというか、感情移入しやすいキャラクターだと思います。家に帰ると、亡くなったはずの彼氏がスマホを通して慰めてくれたり、支えてくれたりするのって、すごくステキだなって。私も、嫌味を言われたりとかではないのですが、仕事をして疲れて帰った時に、そんなふうに慰めてほしいです(笑)」

―川栄さん自身、仕事で疲れた時とか、どんなふうに解消していますか?

「友達と会うことですね。話をするだけでもストレス発散できますし、話を聞いてもらうことで悩みも解消することがありますから。友達は少ないんですけど(笑)、大切な存在です」

「鈴木おさむさんの作品はすごくパンチがある物が多いので、演出によってどんな感じに仕上がっていくのか、楽しみです」


―作・演出が鈴木おさむさんですが、鈴木さんの作品は初めてですよね。

「はい。鈴木おさむさんの作品はすごくパンチがある物が多いので、演出によってどんな感じに仕上がっていくのか、楽しみです。共演者の方も初めての方ばかりなので、新鮮な気持ちで臨んでいます」

―音楽、そして主題歌を大塚愛さんが担当されます。

「主題歌の『Dear, you』を最初にフルで聴かせてもらった時、『この曲を流すだけでもいいんじゃないか』って思ったくらい(笑)、本当にステキな曲だと思いました。特に女性の方は共感できると思います。映画でも主題歌が流れて感動が広がるじゃないですか。それと同じように、この舞台もきっと大塚愛さんの音楽や主題歌が流れた時に感動が広がっていくと思いますね」

「舞台で地方に行くのは初めてなので、それも今回の楽しみの一つです」


―10月4日(木)からスタートしますが、東京だけでなく、大阪、広島、埼玉、宮城、北海道で上演が決定していますね。

「舞台で地方に行くのは初めてなので、それも今回の楽しみの一つです。東京に観に来られない方も、私たちが他のところに行くことで観てもらえるというのはうれしいです。稽古をしながら、初日に向けて仕上げていきたいと思っているので、ぜひ観にきてください」

舞台「カレフォン」は10月4日(木)から上演


撮影=石塚雅人 取材・文=田中隆信

■舞台「カレフォン」

派遣OLの茜は職場で上司に嫌味ばかり言われ、「生きていても楽しくない」と悩んでいた。そんなある日、クローゼットにしまってあった古いスマホが突然なりだし、2年前に病気で亡くなったはずの彼氏・駿の声がそこから聞こえてきた。彼のことを忘れようと必死だった茜の前に、スマホとなって現れた駿のおかげで、少しずつ前を向いて生きようと思えるようになった茜。感動的な恋愛ファンタジー作品で、川栄李奈さんは主人公の茜役で出演する。

作・演出=鈴木おさむ 音楽=大塚愛(主題歌「Dear, you」) 出演=廣瀬智紀、川栄李奈/戸塚純貴、柳美稀、山崎樹範

公演日時:10月4日(木)〜21日(日)東京・オルタナティブシアター/10月27日(土)〜28日(日)大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ/10月31日(木)広島・はつかいち文化ホールさくらぴあ/11月3日(土)埼玉・ウェスタ川越 大ホール/11月6日(火)宮城・電力ホール/11月11日(日)北海道・七飯町文化センター パイオニアホール/11月13日(火)北海道・ワクワクホリデーホール(札幌市民ホール) 

ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一

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