名古屋人が愛する「味仙 今池本店」で確実に食べておきたいツボメニュー5傑
東海ウォーカー
なごやめしのスパイシー部門代表といえば台湾ラーメン。その起源とされるのが「味仙 今池本店」だ。1960年の創業以来、連日連夜たくさんの人が訪れる台湾・中国料理の名店。しかしその魅力は台湾ラーメンのみにあらず。名古屋観光で確実に食べておきたい、5つのツボメニューを紹介しよう。

さまざまな顔を見せる今池エリアで営業中
味仙本店が居を構える今池エリアは、常に活気溢れる繁華街。深夜遅くまで営業する飲食店が多く、そのジャンルも幅広い。街を歩けば様々な言語が飛び交っており、その「カオス」ぶりもなかなかのもの。名古屋観光のナイトライフで一歩踏み込んだ冒険をしてみたい人にオススメのエリアだ。

メイド・イン・名古屋の味、台湾ラーメン
名古屋を代表する「台湾ラーメン」はやはり外せない。創業者である郭明優さんが、台湾料理の一つである「担仔麺(タンツーメン)」に唐辛子を加えて辛めにアレンジしたことで誕生したものだ。まかない料理から常連さんだけが知るメニューへ、少しずつ認知度が高まっていつの間にかなごやめしを代表する味に。

ベースは鶏ガラスープ。味の決め手は、ニラと一緒にどっさりと乗るひき肉にあり。しょうゆで煮込んだひき肉に唐辛子の辛味をたっぷりプラス。口に運べばその辛味が一気に広がり、思いきりむせてしまうことも「味仙あるある」の1つ。しかし、口に運ぶたびにその刺激がクセになりつい箸を進めてしまう。額から流れ落ちる汗、刺激にやられて流れる涙も気にせず一気に食べてしまおう。
ビールが進む、店主オススメのスタータートリオ
食べ始めるまでの「早さ」もまた味仙の魅力のひとつ。もちろん混雑状況にもよるが、注文した商品が1分以内にで手元に届くこともあるほどで、絶品料理が並んだにぎやかなテーブルで乾杯ができる。オススメはこの3品!

鮮やかな緑色が美しい青菜炒め(680円)は、小松菜を強火で一気に炒めニンニクの味がしっかりきいた一品。ちょっと「つゆだく」な仕上がりで、ビールとの相性も抜群。前菜として立派な存在感を放つ。

なごやめしとしての手羽先はカリッと揚げて、コショウがたっぷりかかったスパイシーなもの。しかし、味仙の手羽先は秘伝のタレと一緒に煮込んだもので、じっくり染み込んだうま辛テイストが人気の秘訣だ。

スタータートリオ最後を飾るのは子袋(680円)。豚のコブクロ(子宮部分)を丁寧に洗って下処理しボイルした後、しょうゆと唐辛子、ニンニクとゴマ油で和えて味つけする。サッパリした口触りながら、辛さはたっぷり。青菜炒めと並び、最初に注文する定番メニューの一つだ。
是非とも食べておきたい、台湾スタイルの酢豚

肉料理でのオススメは、酢豚(1100円)。トロッとしたあんがかかる定番のものではなく、低温と高温で二度揚げした豚肉に、タレをかける台湾風。ニンニク、ネギ、唐辛子をベースに作り上げるタレは、上品な甘みと酸味のバランスに優れており、ピリッとした辛みがアクセントに。
ほぼ年中無休で、深夜2時まで営業中。閉店までたくさんの人で賑わう。なごやめしをたっぷり食べてお酒を嗜んだ後に「シメ」に訪れるのもよし。グループで訪問して多くのメニューを楽しむのもよし。

名古屋市内を中心に系列店を含めて11店舗を展開。店主曰く「本店を訪れるお客さんの7〜8割は地元の人」で、週に3〜4回通う常連さんのほか、一人で来店する女性客も増加傾向にあるとのこと。名古屋で愛されて独自の進化を遂げた、なごやめしとしての「味仙」が誇る料理の数々をぜひ楽しんでみよう。

山田瑠美
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