はーこのSTAGEプラスVol.60/「みんなで創り上げた作品。その熱量を感じて!」佐藤アツヒロ初演出・主演作、間もなく開幕!

2018年10月9日 16:44更新

関西ウォーカー 高橋晴代・はーこ

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人気ロールプレイングゲーム「サガ」シリーズの舞台化第2弾「SaGa THE STAGE~七英雄の帰還~」が、大阪で間もなく開幕!「ロマンシング サ・ガ2」の七英雄をテーマに、新たに描かれる物語だ。

佐藤アツヒロが初演出を手掛けた新作で主演、ゲームの世界観やキャラクターの魅力が生の舞台で立ち上がる。総勢31人のキャストが繰り広げる、ハンパないアクション&立ち回り。「めちゃくちゃ大変だった」と語る佐藤が、埼玉公演を終え「完成度をどんどん向上して」最後の大阪公演に向かう意気込みを語った。

18年間、舞台俳優としてのキャリアを積んできた佐藤アツヒロが演出も担当!

2000年、鴻上尚史の舞台で演劇界にデビューした佐藤。2回目の舞台でタイトルロールを主演した劇団☆新感線の「犬夜叉」は、高橋留美子が原作の漫画だった。彼以外にいないと思えるほどのハマリ役だった。「『犬夜叉』が成功したことの自信はあります」。18年間、舞台俳優としてのキャリアを積んできた彼が、新たに演出としての第1歩を踏み出した。その成長を感じさせる取材会だった。

戦いの場面になるとそれぞれのキャラクターがより際立つ
(c) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI (c) SaGa THE STAGE Seven Heroes

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【ストーリー】

1000年に渡りバレンヌ帝国と戦い続け、人類存亡の危機を救った「七英雄」。が、彼らはその力を畏れた者によって異世界に追放されてしまう。それから長き時の後。世が動乱と混迷に見舞われる時、再び現れ、世界を救うという「七英雄」の伝説は現実となる。が、そこに在ったのは、異形の姿に変わり果てた、堕ちた英雄たちだった。

伝えられることのなかった「七英雄」の真実の物語と、皇帝たちの新たなる年代記が、今、幕を開ける。

【主演・ノエルの役柄について】

七英雄と呼ばれる7人の中で、リーダーのワグナスと仲の良いノエル。王国の義勇兵団を創った時の隊長がノエルという役どころで、国を守ろうとしている隊長さん。すごく正義感が強くて、国を守ることばっかり考えてますね。自己犠牲的で、人のために人のために、と最後まで生きている人だと思います。

【演出の狙い】

「ロマンシング サ・ガ2」というゲームが原作の世界観を大事に丁寧に表現しながら、演劇の要素を織り交ぜ、歌と踊りと立ち回りを入れてエンターテインメント色の強い演劇にしたかった。キャストが僕を入れて31人、その登場人物をそれぞれに目立たせるためにも、みんなの力で世界観を作り上げたという意識は高いです。お客様もみんなも楽しんで、笑って劇場を後にするという姿を想像して作り上げました。それを目指して頑張っていきます。

【写真を見る】ゲームの世界を忠実に再現した戦闘シーン(c) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI (c) SaGa THE STAGE Seven Heroes

【演出をやってみて】

演劇を2000年から始めて、2018年で50作品を超えました。その18年間の中でいろんな演出家の方とご一緒して自分の中で影響を受けた中で、いずれ演出をしてみたいなとは思っていました。新感線や鈴木勝秀さん、つかこうへいさん…演劇界の素敵な先輩たちに恵まれて、演劇を教わり、メチャクチャ感謝しています。

でも、演出をやってみて、びっくりするぐらい大変で。美術や照明、音響や映像…それを目指す方向性に当てはめていく作業が大変でしたね。役者も30人いるので。初めて演出するお芝居が5、6人の役者で、ダンスも立ち回りもなければ、どんだけ楽だったか…。でも、初っ端からこういうハードルの高いものだったからこそ、逆に良かったのかなと思います。その分必死でしたし、本当に命がけでやってきたので。新しい劇団を作ったイメージに近いですね。

やってみて気付いたんですけど、役者が何をやりたいのか、どう表現したいのかを待つ人間なんだなと、僕の中で思いました。あぁしろこうしろって言いたくない人なんだって。

それは僕があまり言われたくないのかもしれないですけど、でも、そうすることで僕が想像するよりも役者さんたちが考えて生み出したものがすごく良くて。それを、今回の作品の方向性に乗っけていき、バランスを取り、っていう作業をやっていきました。で、その結果、「それぞれの個性が目立ってるね」って初日に言われて、そうだ、それをやりたかったんだオレはと。だから、誰か1人が目立つんじゃなくて、シーンそれぞれのキャラクターが目立って、役者自身が輝いている。あ、そこに持っていけたんだ、良かったなと思いました

【主演と演出と】

めちゃくちゃ大変です。自分の稽古時間が少ない、自分の稽古が後回しになって行くという。予想はしていたので、なるべく自分も入りながら稽古しました。今回は稽古全部ビデオに撮って、夜、家で観て、自分にダメ出しして。それを翌日見ながら、あ、こうだったんだとか言って、自分で自分を演出していました。だから、ほんとに大変でしたね。使う脳みそが全然違う。

【見どころ① オープニングアクト】

アニメのオープニングを意識した、オープニングアクトというものを作りました。全員が出て、何気に話が全部わかるんです。ウルトラマンが全員集合したみたいな感じで、ゲームでは絶対出会わない人たちが一緒の空間にいる。その瞬間がゲームファンの人たちはすごくおもしろいって。その方が楽しいなと思ったんです。オープニングアクトは、2回目、3回目と観た時に、よりおもしろいと思うんですよね。あ、後半でやってた物語が、ここにギュッて詰まってるって。

【見どころ② ハンパない立ち回り】

アクション監督がワグナス役の中村誠治郎。誠ちゃんも立ち廻りの人生として、自分の中で集大成ってめちゃくちゃ意気込んでいたので、僕も誠ちゃんが作りたいように自由に作っていいよって言って。そしたらムチャクチャ難しい殺陣ばっかり作って(苦笑)。それはそれで、また新しい立ち回りだなって思えたし、作品にとってはすごくおもしろかったのでそれも生かしたいと思っていたら、どんどん立ち回りが増えていって。

誠ちゃんの殺陣って、スピードがメチャメチャ早いんですよね。僕の最後の“ノエル戦”と言われてるシーンの立ち回りが、1分10秒ぐらいの中に83手ぐらいあるんです。84、5手を一気にやるんですよ。もう、クソ疲れるっていうか、ほんとに死にそうになる(笑)。

一手一手が多いので、サンプラー(チャリ~ン!ドスッ!など、立ち回りでの音を出力する装置)は、1人じゃ無理なので2名体制にしました。

でも、誠ちゃんと約束して、バランスもよく物語が進む立ち回りになっています。僕達で作った立ち回りも武器だし、見どころです。

【ノエルの妹・ロックブーケ役に元NMB48の山田菜々】

ロックブーケを演じるのは山田菜々!(c) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI (c) SaGa THE STAGE Seven Heroes

菜々ちゃんは、僕の義勇兵団に入りたいというところから始まるんですけど、立ち回りが初めてなのに、立ち回りができて当たり前の役なので、相当頑張り、相当苦労したと思います。その結果、よく動いて、よく見せているなって思います。で、菜々ちゃんの声質だったり、キャラクターはそのまま生かしてます。今の菜々ちゃんのキャラクターで、ロックブーケを創りだした方が断然おもしろいと思ったので。だから、めちゃくちゃ悩んでましたけど、悩んだからこそ菜々ちゃんにしかできないロックブーケが完成したと思います。きっとファンの人たちにも喜んでもらえると思う。すべての役が今回の役者だからこそのキャラクターなので、同じ作品で役者が変わったら、また全然違うと思いますね。

【演出は今後も?】

もちろんやっていきたいと思いますけども、めちゃくちゃ大変だったので(笑)。今回の演出助手の方に「新作で、初演出で、主演なんて聞いたことがない。とてつもないことをお前はやろうとしている」って言われて。確かに、とてつもないことで相当大変だったんですけど、あとは、このとてつもない大変なことが形になって、お客さんに喜んでもらえれば、もうそれだけで十分、それが一番嬉しいことなので。

僕はいつも、何か必要とされて自分がやり出すってことが多い人生で。だからもしも今後、演出をする機会があるならば、この作品でみんなで作って行こうねって話になって、じゃあ一緒に頑張りましょうっていう風になった時なんだと思います。

奥・オアイーブ役の谷口明かりと、中央手前・海の主の娘役の梅田彩佳(c) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI (c) SaGa THE STAGE Seven Heroes

【大阪公演を楽しみにされている皆様に】

ゲームの原作ファンの方ならぜひとも来てほしいです。こんなことになってるんだ!って思うと思います。そして、演劇ファンの方にももちろん観に来てほしいです。衣裳とか小道具とかもすごいので、コスプレファンにも観に来てほしい。こんな武器作ってる、こんな衣装作ってるとか、ゲームの世界から飛び出したリアルな実写版なので。もちろんアニメファンにも観に来てほしいし。僕の名前が最初にあるけど、みんなで創り上げた作品なので、その熱量をぜひとも劇場で感じてほしいです。

オアイーブの父を演じる石橋直也の熱演にも注目(c) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI (c) SaGa THE STAGE Seven Heroes

STAGE

「SaGa THE STAGE~七英雄の帰還~」チケット発売中

日時:10/17(水)~19(金)18:00、20(土)12:00/17:00、21(日)12:00

会場:サンケイホールブリーゼ

演出:佐藤アツヒロ 世界観監修・脚本原案:河津秋敏 脚本:とちぼり木 音楽:伊藤賢治

出演:佐藤アツヒロ、中村誠治郎、平山佳延、山田菜々、川田 祐、岩永洋昭、細貝圭、野村知広、谷口あかり、石橋直也、平湯樹里、梅田彩佳 ほか

料金:特典S席10800円、S席8800、A席7800円

※特典1:特製クリアポスター(七英雄ゲームイラストデザイン)

特典2:特製LEDライトアップアクリルスタンド(七英雄ゲームドット絵デザイン)

問い合わせ:キョードーインフォメーション(TEL:0570-200-888)

HP:http://www.sagastage.jp/

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