原哲夫が“関ケ原の合戦”を描く!奇跡の“超絶ポスター”とは

東京ウォーカー(全国版)

Twitterで
シェア
Facebookで
シェア

不敵な笑みを浮かべて見下ろす徳川家康に、必死の形相の石田三成。さらには伊達政宗や“花の慶次”こと前田慶次の姿も…。極限まで精緻に描き込まれた、このカッコ良すぎるポスターは、岐阜県関ケ原町で10月16日(土)・17日(日)に開催される「関ケ原合戦410年祭」のもの。作者は「北斗の拳」「影武者 徳川家康」などで知られる、あの原哲夫さんによるものだ。

「一昨年、ゲームの『信長の野望』を手がけたイラストレーターの長野剛先生にお願いしたポスターが大きな話題となりました。関ケ原の合戦から410年目となる今年、『もう一度気合の入れたポスターを作ろう!』と企画したんです」と関ケ原町の担当者は言う。

2008年のポスターは長野さんによる写実的な“リアルテイスト”。今回は異なる雰囲気にしようと“マンガ”に的を絞ったという。「“戦国マンガ”の第一人者と言えば原哲夫先生。私自身『影武者徳川家康』や『花の慶次』の大ファンだったので、正直ダメもとで先生にお手紙を出したんです」(同担当者)。

原さんは新作の執筆のため多忙を極めていたというが、「偶然にもスケジュールをとることができ、この超絶原画イラストを描いていただきました」という。「(原さんの)ご担当者によると、このようなことは“全くの特例”ということでした。まさに『関ケ原』だからこそ実現した“奇跡のポスター”だと思っています」(同担当者)。

ファンにとってもこのポスターは垂涎の的だろう。イラストに描かれた三成・左近・吉継は原作品の「影武者徳川家康」や「左近」で、そして前田慶次と直江兼続、伊達政宗は「花の慶次」でおなじみの面々だ。

一番驚いたのは徳川家康だったという。「(家康は)『影武者徳川家康』と『花の慶次』で描かれ方が全く違っていたので、どんな絵柄になるか楽しみだったんですが、どちらの作品とも違う“魔王のような”家康でしたね」(同担当者)。さらに、関ケ原の決戦には参戦していない前田慶次や直江兼続、伊達政宗も“同時代を生きた英雄”として描かれ、豪華絢爛な“戦国オールスター”の様相を呈している。

この“超絶ポスター”は、関ケ原町内を中心に、岐阜県内の公共施設や全国の戦国グッズ店で掲出予定。本番となる「関ケ原合戦410年祭」は10月16日(土)・17日(日)に岐阜県関ケ原町で行われ、大規模な合戦の再現や全国の戦国グッズ専門店が集まる戦国マーケットなどが企画されている。

また8月29日(日)には、東京・新宿にある戦国レストラン「大河の舞」で、このポスターのお披露目イベントも予定。「(このポスターを)ひと目見て鳥肌がたちました」とは同店の広報を務める重田委久子さん。「ポスターの迫力に負けないよう、お披露目会では、ライブやクイズなども行い、盛り上げる予定です」(重田さん)。

ほかにも牛タンを使った“伊達政宗メニュー”や、岐阜県名産牛を朴葉焼きにした“石田三成メニュー”など“東西グルメ対決”も登場。イベントは8月29日(日)の11:00~14:00で参加費は1500円(500円の食事・ドリンクチケット3枚付き)。100人限定での開催だ。また、同店は9月1日(水)~30日(木)の期間、関ケ原の合戦との「コラボ居酒屋」となり、同様の特別メニューが楽しめるという。

ファンならずとも思わず目を奪われるこのポスター。やや落ち着いた感のある“戦国ブーム”を、再燃させる起爆剤になるかもしれない。【東京ウォーカー】

この記事の画像一覧(全6枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2024

お花見ガイド2024

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!2024年の桜開花予想はこちら

ページ上部へ戻る