10年以上にわたり愛された浦和のあの名店が、屋号を改めた理由~「風雅食堂」~

東京ウォーカー(全国版)

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ラーメン店のリニューアルには隠されたドラマがある。今回は一度は閉店した、浦和の名店のリニューアルの舞台裏をラーメンウォーカー編集部が紹介する。

長年愛されたスタミナがファン待望の復活「風雅食堂」(ふうがさかば)


内外装は共に「娘娘」時代のまま。駐車場は、少し離れた場所に5台分を確保する「風雅食堂」


10年以上にわたり愛された「娘娘(にゃんにゃん) 中浦和店」が、店主の逝去により一時閉店。地元民の熱い要望に応え、2018年5月に屋号を改め再オープンした。昼は娘娘名物のスタミナラーメンをメインに、夜は酒と一品料理を楽しむ居酒屋として、新たなスタイルで再出発を果たす。

【写真を見る】娘娘名物の、見るからにスタミナがつきそうな「スタミナラーメン」(594円)


「スタミナラーメン」(594円)は先代が守り続けた味を忠実に守る一杯。豚ガラや鶏ガラをあっさり炊いたスープに特製スタミナあんがたっぷり。器も以前のままだ。

先代のレシピで作る自家製ラー油


先代のレシピで作る自家製ラー油は変わらない味。数種類の唐辛子やゴマ油で煮出した香りの高さが自慢で、スタミナあんに欠かせない品となっている。

テーブル席がメインのゆったりと食事を楽しめる空間だ。


店主の平井さんは「娘娘」を経営していた田中夫妻行きつけの居酒屋の主人だった。2018年2月、「娘娘」の田中雅人さんは1年間の闘病の末にこの世を去った。闘病中は妻の直子さんにレシピを教え、直子さんは一人で営業を続けた。そして、雅人さんが亡くなると直子さんは静かに店を閉めた。「でもね、常連さんと会うたびに『またマスターの味が食べたい』って何度も言われて。平井さんの説得もあって、もう一度店を開くことにしたんです」。それから約3か月後、屋号に雅人さんの一文字を入れて店を再開した。

「変わらぬ味で続けていきますので、ご愛顧をお願いします」と店主の平井則幸さんは言う


「『娘娘』のマスターと奥さんの情熱、お店を愛してくださった皆様のために店を開きました。」という平井さん。店の裏側に垣間見たドラマを思い出しながら、今日もどこかでラーメンを味わってみてはいかがだろう。

■風雅食堂 住所:さいたま市桜区西堀2-21-3 電話:070-3962-4308 時間:11:30~ 14:30、18:00~ 22:00(各LO30分前) 休み:火(祝の場合翌日) 席数:20席(カウンター4、テーブル16) タバコ:喫煙可 駐車場:5台(無料)

ラーメンWalker編集部

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