「カレーは大阪でしか食べない」スパイシー派の鈴木紗理奈  舞台デビューはぶっとびキャラ、役衣裳のジャージ姿で登場!

関西ウォーカー

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宅間孝行が率いるタクフェスの第6弾に、東京セレソンデラックス時代の幻の名作『あいあい傘』が11年ぶりに登場。

この作品は、セレソンが大阪に初登場した記念作。が、宅間の中では「ツーベースヒットの出来」だった前作を「ホームランにしたいと思って」大幅に書き直した。恋園神社を舞台に、25年ぶりにめぐりあった父と娘を描く5日間の物語で、一足先に公開中の映画版は、今年一番泣ける映画と話題だ。神社の祭りにやって来る、パワフルなテキ屋のヒデコ役で鈴木紗理奈が初舞台。ちなみに写真の青ジャージは役衣裳だ。インタビューページに掲載された素敵な女優さんの写真を見て「私もこんなんが良かったのに~!私服だと思われる~!」と嘆きつつ、撮影。10月からスタートしたツアーの途中で宅間と来阪し、初舞台への意気込みを語った。

「あいあい傘」で舞台に初挑戦する鈴木紗理奈さん西木和義


キャスティングまでの経緯


『めちゃイケ』の収録が週2回、土日はライブをやっていたので、舞台は無理なスケジュールだった。宅間は言う。「キャスティングしてる最中に、共通の知り合いから、紗理ちゃん宅間君の舞台出たいって言ってる、と聞いて。ヒデコ、もう鈴木紗理奈以外いないじゃん、みたいな感じで。奇跡だと思います、タイミング的に」。映画版は高橋メアリージュンだ。「多分、日本で一番この役が合う2人を映画と舞台でキャスティングしたと思ってます。メアリーは、あのまま大きくなったら鈴木紗理奈になりそうじゃないですか」。

宅間から出演をオファーされて


私、宅間さんの舞台が昔から好きで、観に行かせていただいて、いつも号泣していました。舞台もテーマとしているものも素晴らしくて、自分が出たいとかいう感情にすらならないくらい雲の上の舞台という存在でした。初舞台を宅間さんの舞台でお話いただけるなんて、夢のよう、という気持ちと、呼んでいただいたからには、呼んで良かったと思っていただけるようなお芝居をしなくてはという気持ちで顔合わせに行きました。

稽古について


初舞台に当たり、ドラマの共演者とか役者さんの友達とかに、次、宅間さんの作品で舞台やることになったんです、と言うと、みんなから「日本で一番厳しい舞台だね」とか「すごくシゴかれるらしいよ」と言われて。でも私は、それを聞けば聞くほどすごく楽しみになって、そんな現場に飛び込んで、まる裸で向き合いたいなと。

私が育ってきた「めちゃイケ」も、バラエティの中では厳しいとされる現場だったので、番組が終わったタイミングでそんな現場に巡り合えたのは神様が引き寄せてくれたのかもとか、楽しみな気持ちで挑めました。稽古の初日から、なぜそのセリフを言うのかとかの演技指導から始まって、宅間さんのエンターテンメント論とかまでみんなに教えてくれてる感じで、私はこんないい現場に出会えてラッキーやと、毎日稽古がすごく楽しかったです。発見しかなくて、すごく勉強になりました。

初舞台の感想


【写真を見る】宅間さんの舞台が昔から好きだったと語る鈴木さん西木和義


正直、自分の力不足を感じる中で本番を迎えたんですけども、1公演終わるたびに、あぁ、こここうしたら良かったとか、お客さんの反応を見て考えたり。まだまだですが、芝居の勉強がすごく出来て、成長出来たんじゃなかろうかと思っています。芝居って、やっぱりすごくおもしろい!

ヒデコ役について


初めて台本読んだ時は、わ、すごい役やなと思ったですけど、稽古に入ってからは普段からずっとヒデコになってて、今は私という感覚で…。

鈴木紗理奈(左)、宅間孝行(右)西木和義


「いつもの鈴木紗理奈のまんま、アクセル全開で2時間やってる感じ」(宅間)。

ウソだ~!私のやってるヒデコと力也(竹財輝之助)は、今回のストーリーにまったく関係がない役なんです。最初は、その中での立ち位置を探すのに必死でした。ドラマを背負っている方々は、その一言にきちんと意味があるけど、私らは場つなぎや状況説明でしかないから普通にやってもダメ、圧倒的にキャラクターが立ってないと引っ張れない。しかも、けっこうひとり芝居が多い。ならもう、どれだけ弾けられるかなって。しんどかったけど、キャラクターを作り上げるという意味では、すごく勉強になりました。

映画は観た?


映画を観てから挑みたかったんですけど、連絡ミスで…。その後も観に行くタイミングがなくて。でも、今観て芝居がブレたり、自分が信じてやってることが不安になったりしてもイヤなんで、観ないでいようかなと。今はもう自分の中でのデコ像を作り上げちゃったので。

映画のヒデコは大阪弁


それ全然知らなかったんですよね。もともと台本は標準語で、紗理ちゃんやるなら大阪弁に変えますよ、と言われたんですけど、私が標準語でやらせてくれって言ったんです。テキ屋のみんなは東京から来てる一味やから、東京弁の方がいいなと思って。バリバリ東京弁です。みんなに聞いたら、大阪弁一切出てないけど違和感ないって言われました。それは多分、非常にぶっとんだ役なんで、言葉よりもキャラクターに目が行ってるんじゃないかな。

標準語の役をすることはあまりないので、自分の中では今回、挑戦だったんです。何か1個でも挑戦を入れないとワクワクしないんですよね、クリアするものがないと。でも、よかった。これから標準語のお芝居もしていきたいので。

楽しみにしている皆様へのメッセージ


映画と舞台、両方を見ることでより意味が理解できる内容に西木和義


私は宅間さんの舞台を観たのがきっかけで、すごく舞台が好きになったんです。多分、それぐらい間口が広くて深い作品だと思うので、是非、観に来ていただきたいという気持ちです。宅間さんの作品には、舞台のおもしろさがすごく詰まっているし、初めての人にもわかりやすいし。なので、来てください。そんな宅間さんの舞台で、鈴木紗理奈がどう歯車になってるかを楽しんでいただけたらなと思います。舞台、また、やりたいです。

■宅間孝行より:映画を観た人に、舞台も観てと言っています。実は前半にいろいろ謎が隠されていて、何度か観てると答えは用意してあるんですけど、舞台では明確にその答えが描かれています。また、舞台では描かれてないことが映画で描かれていたりとか、両方観ると非常に理解できる。敢えてしたわけじゃないんですけど、結果的に補完できる作りになりました。両方観る楽しみもあると思います。

【大阪に来た時必ず行くところは?】まず実家に帰ります。ご飯屋さんでいうと、新地に日本一高いトリフ蕎麦屋さんがあるんです。1杯5000円。そこの蕎麦を食べに行く。友達がやってるんで、安くしてもらって(笑)。でも、すごく美味しいです。

あと、カレー屋さんでは、アメリカ村の中にあるSIMBAと堀江にあるチャイチャイにも行ってます。大阪のカレーが好きですね。私、スパイスの効いた本格的なカレーが好きなんです。チャイチャイとシンパは、スパイシーで美味しい。東京ではカレー食べに行かないです。1軒だけあるけど、カレーは大阪。大阪に帰って来たら、カレー食べて帰ってますね。

■すずきさりな:1977年7月13日、大阪府生まれ。タレントとしてバラエティ番組を中心に活躍。2003年からはレゲエシンガー・MUNEHIROとして音楽活動を行う。昨年、主演映画「キセキの葉書」で、スペインマドリード国際映画祭の最優秀外国映画主演女優賞を受賞。

■STAGE タクフェス第6弾「あいあい傘」<チケット:発売中 期間:11月30日(金)18:30、12月1日(土)12:00、17:00、12月2日(日)12:00、12月3日(月)14:00、12月4日(火)13:00 会場:梅田芸術劇場シアター、ドラマシティ 作、演出、出演:宅間孝行 出演:星野真里/鈴木紗理奈/モト冬樹/川原亜矢子/永島敏行ほか 価格:7500円>

■お問い合わせ=キョードーインフォメーション/電話:0570-200-888 HP:http://takufes.jp/aiaigasa/

高橋晴代

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