北海道ゆるっと鉄道旅~釧網本線 列車編:SLをはじめ観光列車が多数!
北海道ウォーカー
北海道東部を走る釧網(せんもう)本線は、北海道随一の観光路線。車窓から見える流氷の海や雄大な湿原など、大自然の魅力溢れる鉄道の旅を楽しめます。沿線には知床や摩周湖などの観光スポットも多数点在しているのも魅力です。

釧網本線の定期列車は普通列車と快速列車のみで、特急列車は運行されていません。しかし、観光資源に富むこの路線には、季節限定など臨時の観光列車が複数運行されています。今回は代表的な臨時列車を3種類紹介します。
真冬の釧路湿原を走る北海道内で唯一のSL列車「SL冬の湿原号」

釧網本線の観光列車の代表格は、毎年冬季に運行している「SL冬の湿原号」。運行区間は、釧路駅から標茶(しべちゃ)駅まで。列車名のとおり、冬に釧路湿原の沿線を走るSL列車です。けん引する蒸気機関車(SL)は「C11 171」号機。赤いヘッドマークを掲げて5両の客車をけん引しています。
客車内は4人がけのボックス席が並ぶほか、飲食物や記念グッズを販売するカウンターが一部車両にあります。そのほか、この列車の特徴的な設備がダルマストーブ。車内の暖房のために設置されているというよりも、スルメをのせて炙るためのもの。販売コーナーで購入したスルメをストーブの上の網にのせ、周囲で暖をとりつつスルメを温めて食べることができます。はるか昔の寒冷地でよく見受けられたストーブ列車の再現。これはこれで、なかなか味のある計らいです。
この列車は全席指定。人気列車なので土日祝日を中心に早めに指定券が完売してしまうことも。乗ってみたいという人は早めに予定を組んで指定券を確保しましょう。



水と緑の大地、釧路湿原をのんびり車窓から楽しむ観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」

鉄道での釧路湿原観光、真冬の定番が「SL冬の湿原号」なら、春から秋は「くしろ湿原ノロッコ号」です。運行区間は釧路駅から釧路湿原観光の中心、塘路(とうろ)駅まで。通常の列車はこの区間を概ね40分程度で走行しますが、この列車は約1時間もかかります。なぜなら、途中のビュースポットで減速し、車窓を楽しめるようにとゆっくり走行するから。窓をあけ、水と緑の大地の空気をいっぱいに吸いながら、悠々と流れる釧路川や雄大な湿原の風景をのんびり眺められますよ。
列車の先頭、標茶駅方面はディーゼル機関車で、その後ろに一昔前の汽車旅気分を楽しめる普通客車が1両、さらに後ろには大きな窓から迫力ある車窓を楽しめる展望客車が3両続きます。普通客車は自由席で、乗車券のみで乗車可能。展望客車は指定席のため事前に指定席券の予約が必要です。こちらも人気列車なので、展望客車に乗りたいという人は早めに指定席券を確保しましょう。


流氷観光を楽しめる観光列車「流氷物語号」

最後に紹介するのは、冬に網走駅から知床斜里(しれとこしゃり)駅までの間を運行する「流氷物語号」。列車名のごとく、流氷観光を楽しむための列車です。
車両は、定期列車で使用されている普通列車用のものを座席などの改装を施したもの。冬季以外はほかの車両ととともに運用に就いでいますが、流氷観光の時期は2両編成で「流氷物語号」の専用車両として活躍します。
車内には沿線に住むボランティアが乗りこみ車窓案内や地域産品の販売をするいうことも。また、一部の途中駅では少々眺めに停車をし、写真撮影や駅の見学、買い物などをすることも可能。そして、この列車の嬉しいところは、指定席券などは不要で、運賃のみで乗車可能!全て自由席です。とてもお得な観光列車ですよ。


区間ごとに異なる顔を持つ釧網本線を走る、三者三様の観光列車。みなさんはどの列車に乗ってみたいですか?車窓から楽しむ湿原や流氷の風景。車窓のみならず、列車内での観光案内や汽車旅の風情など、通常の定期列車では味わえない楽しみもあります。釧網本線に乗るのなら、ぜひともこれらの観光列車が運行している時期に訪れたいです。これは絶対おすすめ!
※季節限定の列車にて、列車の運行有無やサービス内容など変更になる場合があります。最新の情報は都度確認が必要です。
※掲載内容は2018年11月現在の情報です。
川島信広
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