『ベイマックス』ライドや『美女と野獣』大型アトラクションも!TDL工事現場を視察

東京ウォーカー(全国版)

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東京ディズニーランドでは2020年春の開業を目指し、大規模開発が進行中。ファンタジーランド、トゥモローランド、トゥーンタウンにまたがる総面積約4万7000平方メートルの場所に、総額約750億円を投資し、大型アトラクションをはじめとした新施設の建設が進められている。

12月6日には新施設の名称が発表されると共に、メディアに工事現場が初公開された。今回は、工事現場の視察会で明らかになった新情報や、ディズニーならではのこだわりを紹介しよう。

投資額は過去最高320億円「美女と野獣“魔法のものがたり”」


「美女と野獣の城」の工事風景(11月現在)(C)Disney


ファンタジーランドに誕生する『美女と野獣』をテーマにした新エリアには、「美女と野獣の城」の建築が着々と進んでいる。今回の視察会では撮影が許可されていなかったため、写真は11月に撮影されたオフィシャル素材になるが、12月6日の時点では足場が外れ、城らしい形をした建物を確認できた。

現時点で建っている塔の高さは約28m。最終的にはもう1本塔が建ち、城の高さは約33mになるという。2019年の秋ごろに建物の外観が完成する予定だ。

「美女と野獣“魔法のものがたり”」の体験シーンのイメージ(C)Disney


「美女と野獣の城」の中に登場するのが、東京ディズニーランドオリジナルの大型アトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」。同アトラクションの投資額は、単体施設では過去最大となる約320億円。これまでの最高額が東京ディズニーシーにあるアトラクション「タワー・オブ・テラー」の約210億円だったことからも、かなりの高額投資であることがわかる。

「美女と野獣“魔法のものがたり”」では深皿型のライドに乗り、映画の名シーンを体験する(写真はメイキング映像より)(C)Disney


アトラクションの内容は、深皿型のライド(定員10名)に乗り、『美女と野獣』の名シーンを映画の名曲と共に巡るというもの。まるで皿が音楽に合わせて踊っているかのように、座席部分が揺れ動き、縦横無尽に滑らかに進んでいく。体験時間は約8分と長めになっており、物語の世界にどっぷり浸ることができそうだ。

エリア開発プロジェクトチームの担当者は「お城にかけられた呪いが解け、野獣が王子に戻るシーンでは、最高の演出が用意されていますので、ぜひご期待ください」とアピールしていた。

【写真を見る】ベルの豊かな表情に釘付け!「美女と野獣“魔法のものがたり”」のメイキング映像に登場するフィギュア(C)Disney


なお、東京ディズニーリゾート・オフィシャルブログでは、「美女と野獣“魔法のものがたり”」のメイキング映像を公開している。制作中のベルのフィギュアがリアルに動く様子や、ボールルームのシーンのイメージ映像も紹介されているので、ぜひチェックしてみてほしい。

ベルが住む村も映画の世界を忠実に再現


名称が「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」に決定した、ガストンのレストラン(写真はイメージ)(C)Disney


『美女と野獣』のエリアには、ガストンがゲストをもてなす素朴なタバーン(酒場)をイメージした、約200席を有するレストラン「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」と、小規模なフード店舗「ル・フウズ」が登場。「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」の前には、噴水も設置される。

ベルの行きつけの本屋をイメージしたショップ「ビレッジショップス」は、趣の異なる3つのショップで構成。「ラ・ベル・リブレリー」「ボンジュールギフト」「リトルタウントレーダー」の3店舗が入る。

ベルたちが住む村から「美女と野獣の城」を見た時のイメージ(C)Disney


また、『美女と野獣』のエリアは、「美女と野獣の城」がある一帯と、レストランやショップがある村側に分かれている。村には、ベルと父のモーリスが住む「モーリスのコテージ」があり、「美女と野獣“魔法のものがたり”」のファストパス発券所として使用されるのだが、城と村、コテージの距離感も、映画の設定に基づき忠実に再現するという。今後、村と城の間に多くの木々を植えて奥行きを出し、実際よりも距離があるように見せるそうだ。

森に佇む屋内型シアター「ファンタジーランド・フォレストシアター」


本格屋内型シアター「ファンタジーランド・フォレストシアター」の外観イメージ(C)Disney


『美女と野獣』関連以外では、ファンタジーランドに「ファンタジーランド・フォレストシアター」が、トゥモローランドに「ベイマックスのハッピーライド」が新たに登場する。

「ファンタジーランド・フォレストシアター」は、「美女と野獣の城」の隣に建設が進められている、東京ディズニーランド初の屋内型シアター。天候に関わらず公演できる点が最大の特徴で、約1500人を収容できる大規模なシアターとなる。規模としては、東京ディズニーシーの「ブロードウェイ・ミュージックシアター」と同程度だ。今後、建物の周囲に木々を植え、山の装飾を設置することで、深い森の中に佇むシアターを演出する。

世界初『ベイマックス』のアトラクション「ベイマックスのハッピーライド」


アトラクション「ベイマックスのハッピーライド」のイメージ画像(C)Disney


トゥモローランドには、旋回アトラクション「ベイマックスのハッピーライド」がお目見え。『ベイマックス』のライドアトラクションは、東京ディズニーランドが世界で初となる。“ケア・ロボット”たちが引っ張るライドに乗り、予測不能な動きを楽しむという内容だ。

思いやりや優しさをテーマとした『ベイマックス』のストーリーにちなみ、出来る限り段差を無くし、高齢者や車いす使用者も利用しやすいアトラクションになるという。なお、記者が視察した段階では、ライドが旋回する床面が1つ完成していた。その下には、予測不能な動きを実現するための大きな機械装置が埋められているのだそう。今後、同様の装置と床面がもう1つ造られ、2019年末の完成を目指している。

『美女と野獣』エリアと、トゥモローランドに属する「ベイマックスのハッピーライド」は距離が近いが、壁や植栽を活用し、それぞれの世界観を明確に分けるという(C)Disney


徐々に全貌が明らかになってきた、東京ディズニーランドの大規模開発。2020年春の完成が待ち遠しい!

水梨かおる

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