いま行きたい!福岡・薬院周辺のコーヒーショップ9選

九州ウォーカー

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激戦区で勝ち抜くコバコカフェ満を持して自家焙煎も開始「Good up Coffee」


高砂の裏通りにあり、席数は5席のみ。若手注目株のバリスタ・柴田就至さんは東京でのコーヒー飲み歩きで"浅煎り"の奥深さに魅せられた。

Good up Coffee / 店主が手作りしたシンプルな内装


Good up Coffee / ドリップコーヒー(450円)。「AND COFFEE ROASTERS」はじめ現在4、5社の浅煎り豆を仕入れている


「豆の個性をより感じられ、挽く時の目の細かさ、湯の温度でも印象が違う。自身で店を開き浅煎りコーヒーを突き詰めたいと思った」と振り返る。18年内には、同店と隣り合うロースターカフェ「FILTER SUPPLY」も開業予定。いよいよ自家焙煎をスタートさせる。

Good up Coffee / 新店ができると2軒続きのカフェに。 豆の販売も始める


[Good up Coffee(グッド アップ コーヒー)]岡市中央区高砂1-15-18 / 電話なし / 12:00〜20:00、水・日曜日〜18:30(フードLO各30分前、コーヒーLO各15分前) / 木曜日休み / 5席 / コーヒー1杯450円〜

実力派バリスタが淹れる甘美なエスプレッソ「MODOO’S COFFEE BREWERS」


古い雑居ビルの2階という隠れ家的な場所に凄腕のバリスタが店を開いた。オーナーバリスタは弱冠28歳の廣瀬規一さん。廣瀬さんはコーヒー大国として知られるオーストラリアの7軒ものカフェで働き、ヘッドバリスタも務めた実力派だ。

MODOO’S COFFEE BREWERS / 廣瀬さんの流れるような動きを見るだけでも訪れる価値あり


「エスプレッソの一番濃縮された液体だけを使うピッコロラテなど現地のメニューをそのまま再現しています」と廣瀬さん。エスプレッソの鮮烈な甘さが味わえる一杯を堪能してほしい。

MODOO’S COFFEE BREWERS / ミルクの甘さを生かすためぬるめで提供するピッコロラテ(500円)


MODOO’S COFFEE BREWERS / モーニングは580円から用意。写真はサーモンとクリームチーズのベーグル(750円)


[MODOO’S COFFEE BREWERS(モドゥ コーヒー ブリュワーズ)]福岡市中央区警固3-1-28 2階 / 電話なし / 7:00~17:00、土日祝日11:00~19:00 / 木曜日 / 2席 / コーヒー1杯400円~

スイーツとのペアリングに気分はほっこり「COFFEE & CAKE STAND LULU」


「ECRU.」「COFFEE COUNTY」などの人気店を渡り歩いた店主が独立。

COFFEE & CAKE STAND LULU / カーペットを敷きホテルのロビーをイメージ


ナチュラル、ウォッシュドと2種の精製方法を施したニカラグアを、ドリンクによって使い分ける。大理石の上に陳列された焼き菓子は、店主の母が手作りしたもの。甜菜糖を使った素朴な味わいにコーヒーの香りが引き立つ。

COFFEE & CAKE STAND LULU / ホットレモンコーヒー(550円)。さわやかな柑橘の風味が広がる。オリジナルプリン(400円)は甘さすっきり


COFFEE & CAKE STAND LULU / コーヒーは3種の抽出法を選べる


[COFFEE & CAKE STAND LULU(コーヒー アンド ケーキ スタンド ルル)]福岡市中央区薬院2-3-26 ロワールマンション薬院2 103号 / 092-707-3089 / 11:00〜20:00 / 日曜日休み、不定休 / 10席 / コーヒー1杯450円〜

コーヒーを片手に客やスタッフとの交流を楽しむ「Pin」


白を基調とした店内は、松(pin)を使ったカウンターのみとシンプルな造り。

Pin / 天井を高く見せるため梁はむき出しに


ブラジルなど3種の豆をブレンドしたコーヒーのほか、昼夜問わずアルコールも味わえる。「ピン(1人)同士が仲よくなれる空間になれば」とスタッフ。今後はピザやスイーツなどのフードメニューが充実し、使い勝手が向上。

Pin / サイフォンで淹れるため味が安定する


Pin / ブレンドコーヒー(ホット400円、アイス450円)。雑味がなくバランスのとれた味わい


[Pin(ピン)]福岡市中央区高砂1-12-2 / 092-753-9790 / 11:00〜24:00(LO23:30) / 日曜祝日休み※変更の可能性あり / 5席 / コーヒー1杯300円〜 

こだわりの音楽が流れる空間「HARU COFFEE」


店主が描いたチョークアートや西洋のアンティーク家具を設えた店内は、こだわりの音楽が流れる空間。

HARU COFFEE / 壁やドアは店主が塗装


HARU COFFEE / 黒板にはミュージシャンや映画俳優が描かれている


HARU COFFEE / 2階は長居する客も多い


コーヒーはコクをしっかりと感じられる深煎りのみで、「角が取れて味がまろやかになる」とネルドリップで抽出する。「エスプレッソマティーニ」(800円)などコーヒーカクテルも6種そろう。

HARU COFFEE / ドリップコーヒー(450円)、エスプレッソバナナスムージー(600円)。バナナ1本を使ったスムージーは甘さ控えめ


[HARU COFFEE(ハル コーヒー)]福岡市中央区清川3-19-2 / 092-287-4350 / 13:00〜21:00※変動の場合あり / 水曜日休み / 20席 / コーヒー1杯450円〜

おもしろければOK!“manuらしさ”全開の旗艦店「manucoffee roasters クジラ店」


14年目にして開いた5店舗目は旗艦店という位置づけ。焙煎所を兼ねたロースタリーカフェで、系列では一番シンボリックだった柳橋店を凌ぐインパクト。黄色に塗られた外壁、シアンやマゼンタを差し色にした店内など、空間自体がアーティスティックな雰囲気を醸す。

manucoffee roasters クジラ店 / 焙煎機はローリング社のスマートロースター35㎏


manucoffee roasters クジラ店 / 1階のカフェスペースに飾られたPOPYOILによる作品。これら3枚は「COFFEE」をテーマに同サイズで描かれている


さらに、福岡在住で全国的に活躍するNONCHELEEE、以前から同店のアイテムのイラストを担当してきたMasatoo Hirano、POPYOILなどが手がけたアートがさり気なく店内に飾られている。さらに毎月、アパレルショップやクリエイターとコラボしたポップアップストアも登場。コーヒー以外の楽しみにも出合えるという観点からも、その多彩な企画力に注目していきたい一店だ。

manucoffee roasters クジラ店 / 2階のカフェスペース。小上がり席があるのもユニーク 


manucoffee roasters クジラ店 / アイスアメリカーノ (500円)


[manucoffee roasters クジラ店(マヌコーヒー ロースターズ クジラテン)]福岡県福岡市中央区白金1-18-28 / 092-707-0306 / 10:00〜21:00 / 不定休 / 50席 / コーヒー1杯500円~

コーヒーにデザイン性をプラス「NO COFFEE」


コーヒーを味わいだけでなく、グッズというフィルターを通して楽しむことを確立。アパレルショップ感覚で店に立ち寄り、コーヒーをついでに飲むという、普通とは逆のアプローチも同店では日常的だ。

NO COFFEE / コラボアイテムは売切れ必至


代表の佐藤慎介さんは「開業時からグッズを柱にすることは決めていました。コーヒーに関しては知識も技量も専門店の方々には負けます。じゃあ自分が秀でた部分ってなんだ、って考えた時にオリジナルグッズにたどり着きました」と話す。今では約40種ものアイテムを展開。ほぼ月替りでコラボ商品も限定生産するなど、まだまだ話題は尽きない。

NO COFFEE / 抹茶ラテwithエスプレッソ(550円)。抹茶ラテの甘味とエスプレッソの苦味が想像以上にマッチする


NO COFFEE / 外国人観光客の来店も多い


[NO COFFEE(ノー コーヒー)]福岡県福岡市中央区平尾3-17-12 / 092-791-4515 / 10:00〜19:00、土日祝〜18:00 / 月曜休み(祝日の場合翌日) / 8席 / コーヒー1杯400円〜

鮮烈な個性がコーヒーの可能性を広げる「COFFEE COUNTY Fukuoka」


13年11月に久留米に店をオープンして以来、コーヒーファンを増やし、そして今も進化を続けるロースタリー。

COFFEE COUNTY Fukuoka / コーヒーをお酒のように楽しんでほしいという思いから"Coffee Bar"と呼んでいる福岡店


オーナー兼ロースターの森 崇顕さんはニカラグア、ホンジュラス、エルサルバドルといった中米の国々をはじめ、東アフリカのエチオピアなど、実に多くの生産国を訪れ、生豆を仕入れてくるバイヤーでもある。むしろ、コーヒー業界ではそちらの動向に注目が集まっているかもしれない。なぜなら森さんが仕入れてくる生豆は質が高いのはもちろん、個性が圧倒的に鮮烈だから。

色で例えるとシンプルな純色では表現できない複雑かつトーンが多彩な有彩色のようなイメージ。豆はすべてシングルオリジンでありながら、さまざまなフレーバーが、口に入れた瞬間、鼻に抜ける際、余韻と順に迫ってくる。もちろんこれは焙煎技術によるところも大きい。中深煎りより深い焙煎度合いの豆がないのも特徴の一つだ。

COFFEE COUNTY Fukuoka / カッピングを日々行い、ねらいどおりのコーヒーを抽出できるようトレーニング


COFFEE COUNTY Fukuoka / ドリップコーヒー(450円)


COFFEE COUNTY Fukuoka / ドリップはカリタウェーブで


福岡市には16年に進出。抽出に特化しており、ドリップコーヒー(450円)をはじめ、エスプレッソソーダ、カルダモンミルクコーヒー(各550円)、などアレンジ系も用意する。「久留米は焙煎工房、福岡店は焙煎した豆を僕らの考えに基づいてドリンクとして表現するコーヒー バー。それぞれで店の役割が違います」と森さん。そういった意味でも同店が理想とする味わいに触れるなら、まず福岡店を訪れるのがよさそうだ。

[COFFEE COUNTY Fukuoka(コーヒー カウンティ フクオカ)]福岡市中央区高砂1-21-21 / 092-753-8321 / 11:00~19:30(LO19:00) / 水曜日休み / 15席 / コーヒー1杯450円〜

明確な理由をもって抽出する名バリスタ「FOREST MARK ESPRESSO」


著名なバリスタを多く輩出している東京の名店「アマメリアエスプレッソ」でバリスタとしての腕を磨いた店主の八田洋輔さん。以前は15年12月に西新で店を構え、ちょうどオープン1年目を迎えた16年12月に閉店。そして、移転先として選んだのが現在の薬院だ。

八田さんが移転を機に新たなチャレンジとして取り組み始めたのが自家焙煎。バリスタらしく抽出した時の味わいを大切に焼いた豆は、月夜の深淵な雰囲気をイメージした中深煎りの「月あかり」、中煎り2種と中深煎りのブラジルをブレンドした明るい印象の「夕暮れ」の2種のハウスブレンド(100g 640円)がメイン。どちらの豆もエスプレッソマシンはもちろん、ペーパードリップとの相性もいいので家で淹れるのもおすすめ。

FOREST MARK ESPRESSO / エスプレッソマシンはシネッソ社のCyncra-2。バリスタのねらいどおりのエスプレッソを抽出できる


一方で八田さんが淹れるエスプレッソドリンクのクオリティにも注目してほしい。なかでも、エスプレッソ2、スチームドミルク1̇5、フォームドミルク0̇5の割合で合わせた「ジブラルタル」はエスプレッソ由来のビター感をほのかなミルクの甘味が引き立てる、コーヒー好き必見のドリンク。挽いたコーヒー粉にストレスを極力与えないようタンピングを行い、マシンの気圧を細かく調整し、ガス抜きを徹底するなど抽出へのこだわりは相当。八田さんはとにかく理論的でロジカルだ。ぜひ、バリスタの技術がものをいうエスプレッソドリンクを味わってほしい。

FOREST MARK ESPRESSO / 西海岸発祥のエスプレッソドリンク、ジブラルタル(450円)


FOREST MARK ESPRESSO / 雑貨店「サラサデザインラボ」の一角に店を構える


[FOREST MARK ESPRESSO(フォレスト マーク エスプレッソ)]福岡市中央区薬院1-16-17 イビサルテビル2階 / 090-2518-5377 / 12:00〜19:00 / 月・火曜日休み(祝日の場合営業) / 6席 / コーヒー1杯450円~

九州ウォーカー編集部

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