今年の年越しラーメンは「くり山」の裏メニューで決まり!
横浜ウォーカー
神奈川を代表する行列店「くり山」(横浜市・白楽)。店主の栗山卓也さんは「東池袋大勝軒」出身で、“つけ麺の神様”故・山岸一雄氏の最後の内弟子として知られている。同氏から譲り受けた製麺機で打つ自家製麺と濃厚スープのつけ麺で人気を博しているが、そんな名店に裏メニューが存在した!
ファンのラブコールで復活した「煮干醤油そば」

その裏メニューが「煮干醤油そば」(750円)だ。以前に不定期で出していたが、諸事情で1年ほど前から休止。しかし「また食べたい」というファンの声に応え、2018年5月から月1回程度の頻度で復活させた。

最大の特徴はスープ。従来の「くり山」のスープに比べて煮干しをさらに効かせている。鶏ガラと豚骨を強火で6時間炊き上げたのち、大量のシロクチイワシを加えて、さらに煮込んでいる。

ドロリとしたスープはかなり濃厚だが、煮干し特有のエグミや苦味がなく、刻みタマネギの清涼感も相まって飲みやすい。それでいて飲んだあと、鼻から煮干しの心地よい香りがしっかりと抜けていく。

麺も通常とは異なる細ストレート。低加水でパツパツと歯切れがよく、濃厚スープにしっかり絡む。実はこちらの麺は自家製ではなく、村上朝日製麺所に特注。店の製麺機の切り刃では作れない形状のためで、「くり山」の太麺とは違った風味や食感が楽しめる。
【ラーメンデータ】<麺>細/角/ストレート <スープ>タレ:醤油 仕上油:煮干油 種類:鶏ガラ・魚介(煮干し)
「煮干醤油そば」の次回提供は2018年12月25日(火)

復活を果たした「煮干醤油そば」だが、通常の営業日には食べることができない。現在は月に1回程度、定休日である火曜にそのメニューのみの特別営業を行っている。次回は2018年12月25日(火)で、昼(11:30~15:00)のみの営業なのでご注意を。

さらに12月30日(日)と31日(月)には、おみやげ用の「煮干醤油そば」を100食限定で店頭販売する。電話予約も受け付けているので、確実に手に入れたい人は予約がベターだ。

今年の大みそかは、年越しそばの代わりに「くり山」の超レアな裏メニュー「煮干醤油そば」を味わってみてはいかが?
■くり山 住所:神奈川県横浜市神奈川区六角橋1-17-29 電話:045-421-0537 時間:11:30~15:00、18:00~21:00、土曜・日曜11:30~21:00、2018年12月31日(月)11:30~16:00(各LO) ※次回の「煮干醤油そば」の限定営業は2018年12月25日(火)11:30~15:00 ※売切れ次第終了 休み:火曜 ※2018年12月25日(火)は営業。2019年1月1日(祝)~3日(木) 座席:12席(カウンター8、テーブル4) ※禁煙 駐車場:なし アクセス:東急東横線白楽駅西口より徒歩5分
【取材・文=河合哲治郎/撮影=後藤利江】
横浜ウォーカー編集部