みつけだせ!僕らの最高のマネージャー!!「福岡教育大学男子バレーボール部」

九州ウォーカー

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選手を支えるキラリと光る“最高のマネージャー”を発掘する連載。今回は「福岡教育大学男子バレーボール部」で、選手たちをサポートする高橋真世(たかはし・まよ)さんと、杉田愛歌(すぎた・まなか)さん。

杉田愛歌さん(左)と高橋真世さん(右)


大学の入学式でたまたま隣に座ったことから始まった2人の友情。そして、「2人一緒だからこそ頑張れている!」というマネージャーとしての活動についてうかがいました。

メリハリのある練習風景


給水作りから始まったこの日の練習。選手たちがアップしている間、マネージャーの2人は、タイマーをセットする以外は和やかにおしゃべりしています。「最初、ただ見てるだけですよ (笑)」と話す通りゆる〜い時間が流れます。

【写真を見る】「去年は1年生で何もわからなかったから、こうやって体育座りしてられなかったです(笑)」(杉田さん)


しかし、選手たちが集合しキャプテンの鎌倉翼さんが本日の練習メニューを告げてからは、一気にペースアップ!2人も告げられた練習メニューに応じてタイムを設定し、道具を準備。サーブカット、レシーブ練習ではコートに入り的確にサポート。途切れなくボールを供給し、限られた時間の中で最大効率の成果を目指します。

初等教育教員養成課程2年。高橋真世さん


初等教育教員養成課程2年。杉田愛歌さん


鎌倉キャプテンから見た2人は...「2人とも自由というか、ま、見てわかるかな、と思うんですけど(笑)、明るくて、よく笑ってるイメージはあります。そういう笑顔がもたらすいい雰囲気を作ってくれてます。練習では、自分たちだけでは、回せない部分とかを、裏方としてやってくれるので、すごい助かってます」。

試合形式で行われる真剣な練習を見守る


再び強くなるために


高橋さんは高校時代にも男子バレーボール部のマネージャーを、杉田さんは自身が選手としてバレーボールをプレーしていました。大学に入って一番最初の友達となった2人は同時に入部。杉田さんにとってはマネージャー業は初めての経験。

「難しいです!プレーヤーだったから、マネージャーの気持ちなんて、今まで、全然考えてなかったな...って。反省しました!ちょっと戻りたいです、高校の時に。ゴメンね!とか言いたいです、もう。ありがとう!とかいっぱい言いたいです。(ここのみんなも)もっと言って欲しい(笑)」(杉田さん)

「1年の時は基本ダッシュですよ!走ってました。先輩に仕事させないように」(杉田さん)


――選手のみなさんは『ありがとう!』って言ってくれますか?

高橋さん「時々?」

杉田さん「うん、時々(笑) 。言われたら嬉しいですね!」

高橋さん「うん、嬉しい!」

キャプテンの鎌倉さん(左)と、学生監督の森下さん(右)と共に


先の秋季リーグ戦で4年生が部を離れ、マネージャーを含めて9人という決して多くない人数ながら週5日、内容の濃い練習を続けている男子バレーボール部。しかし、このところは少し成績が奮いません。

高橋さん「私たちが入部した時は1部にいたんですけど、この前...」

杉田さん「(小声で)2部に落ちて、3部に落ちて...」

ーー今は、3部?

杉田さん「大きな声ダメです!(笑)」

統率のとれた練習が続く


学生監督としてチームを率いる大学院1年生の森下桂太郎さんに聞きます。「3部で勝って、2部に上がって、それから1部リーグへ。一段ずつしか上がれないので。プレーヤーとマネージャーの連携をもっと向上させて、限られた時間の中で出来るだけ効果的に練習出来るように。その中で、2人とも部の和ませ役というか、明るい雰囲気を作ってくれています」。2人と選手たち合わせて9人のチームワークが、この先必ずや好成績を呼び込むはずです!

「高校時代とマネージャーの仕事内容は変わらないけれど、大学はやっぱりプレーのレベルが高いです」(高橋さん)


お互いを想う気持ち


杉田さんにとって高橋さんは...

「真世が居なかったら、私ここまで続けてなかったです。なんでも話せる仲です。くだらない事でも、私がバカを言って向こうがツッコむみたいな」

ーー高橋さんの方が冷静に見えますもんね?

「でも、2人になったら、あっちの方がもう!弾けてます。 演じてるんですよー (笑) 。でも、凄く頼りにしてるし、バレー部も大変だけど一緒にいるから頑張れます!」

「真世はお世話好きだから、私のお世話もしてくれます」(杉田さん)


高橋さんにとって杉田さんは...

「いや、私、こんなに大学で仲良くなれる友達ができると思ってなかったんですよ。メチャ気が合うし、なんかもう、言うこともやる事も。見るドラマだったり、聴く音楽だったり、全部似てるから。似たもの同士、一緒にやれています。一緒にいる時間が長いんですけど、その分、仲も深まってます」

「愛歌の長崎の実家に遊びに行ったりもします」(高橋さん)


2人の『ここが最高!』


2人は練習中の仕草で、選手の好不調も把握出来ると言います。

「先輩後輩関係なくみんなと仲良しです」(高橋さん) 「先輩は立ててあげてます(笑)」(杉田さん)


「この子はこういうプレーするよね!とか、いつも2人で話してます。プレーや性格はわかってます」(高橋さん)

「3人でするレシーブの練習で、調子の良し悪しはわかります。ちょっとした動きで『手、痛いのかな?』とか。いつも見ているから、わかります」(杉田さん)

「冬の期間はリーグ戦がないので、土日に練習試合を組んでます」(高橋さん)


給水のドリンクも選手の好みに応じて作り分け、体調管理にも気を配る2人。部員数が少ないからこそ、選手たちの個性を把握し、密度の濃い練習環境を作り上げています。チームが一丸となるために選手ひとりひとりを見守る、その姿勢が最高です!

2人一緒だから出来ること


照れる2人にもう一度“お互いの存在”を語ってもらいました。

「考えることも結構いっしょです」(杉田さん) 「授業の課題は、2人とも溜める派です」(高橋さん)


高橋さん「恥ずかしいねー(笑)」

杉田さん「もう、居てはならない存在!あれ...違う!『なくてはならない』だ(笑) 」

高橋さん「そうだな...友達になってくれてありがとう!」

杉田さん「やー、かわいいなぁ(笑) 。いや、私も出会えてよかったな」

高橋さん「教室でも一緒にいるのに、部活に来てもズーッと喋ってるから、何を喋ってるんだろ?みたいな」

杉田さん「部活も1人だったら寂しい。2人だから、頑張れてると思います」

高橋さんと杉田さんの絆が部を支えていく


学業も部活動も、お互いが居てくれることが心強いという高橋さんと杉田さん。2人がその強い絆で支え続ける、福岡教育大学男子バレーボール部が再び輝きを取り戻す日は遠くないはずです!

山本真己

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