ホワイトソースとワインで味付け!?　横浜で“変わり種うどん”が進化中

9月に神奈川県厚木市で行われたB-1グランプリで、九州など各地の名物としてお目見えし、脚光を浴びた「うどん」。最近では、ホワイトソースをかけた、まるでパスタのようなうどんや、そばとうどんを練り合わせたものなど、横浜でも“変わり種うどん”が進化しているという。

■「イタリア風うどん＆コーヒー ドルソリーナ」/日本大通り(横浜市中区)

創業30年、イタリア風うどん一本で通す喫茶店。ツナなどの基本の具材を決め、塩や醤油、ミートソースなど5種から味付けを選んだこだわりのソースを、ソフトな麺にかける“イタリア風うどん”が多数揃っている。なかでも「カラブリア風　ホワイトソース味」(1100円)は、ナスなど具材のうま味と、手作りホワイトソースが絡み合う逸品で、同店の人気メニューだ。熱々の鉄板で、バターやニンニクと共にソフトな麺を炒め、ワインで香り付けするので、なんとも奥深い味に。うどんとイタリアンの絶妙タッグを楽しんでみよう。

■「かばのおうどん」/石川町(横浜市中区)

“体に優しい”をテーマに無添加にこだわり、麺やダシはすべて手作りという、ヘルシーうどんを提供するお店。ここのオススメは「ジャージャーおうどん」(880円)。特製ダシに、豆板醤と甜麺醤を加えた甘辛い味噌が、うどんと絶妙にマッチ。さらに、うま味十分の甘辛い“かしわ”や“卵黄”を一緒に混ぜ合わせると、甘みも加わり深い味わいに変身。国産と外国産の小麦粉をかけ合わせた、かみごたえのあるコシをもつ“麺”と、イリコとアゴでとった関西風“ダシ”は、スッキリとした風味で、ここでしか味わえない絶品だ。古風で趣のある店内で、癒しの味を試してみて。

■「京うどん　きぶね」/東戸塚(横浜市戸塚区)

素材の味を引き出し、麺とダシ本来の風味が楽しめる京うどん店。ここのオススメは、うどんとそばを練った後に合わせた、リバーシブルの麺「そどん」(650円)。20年前に独自に開発したオリジナル商品「そどん」は、そばの香りとうどんの喉ごしの両方が一度に味わえる人気メニューだ。生地をこねて半日寝かせた後に、約40分間足踏みして作るうどんは、ツルッとして弾力があり、喉でも味わえるほど。ダシも、3種のカツオと昆布からとっているので、和風のサッパリとした風味ながらも深い味わいが楽しめる。ほかにも、豆腐を練り込んだ“戸塚うどん豆腐”など、変わりダネにチャレンジ中なのでお楽しみに。まずは、うどんとそばのコラボレーションを食してみよう！

ほかにも、伊勢佐木町(横浜市中区)にある「お好み焼き・鉄板焼　車火力」の「ホルモン焼きうどん」(690円)や、平塚(平塚市桃浜町)にある「うどん処 元貴」の「カレーうどん」(750円)など、珍しくておもしろいうどんが盛りだくさん。ますます進化する新感覚のうどん、早速試してみては？　【横浜ウォーカー】