片岡愛之助が十役を早替えで魅せる!博多座の三月花形歌舞伎『鯉つかみ』で観客の心をわしづかみ

2019年2月12日 11:30更新

九州ウォーカー 文乃

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博多座で開催される三月花形歌舞伎『鯉つかみ』で十役を演じ分ける片岡愛之助。博多での公演は約4年半ぶりだ。これまでも愛之助がライフワークとしている永楽館歌舞伎(兵庫県)や明治座、松竹座などで演じてきた本作。博多では新たな場面も加わり完成形に近い通し狂言になるという。

博多座には4年半ぶりの登場となる片岡愛之助

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ーーー博多座には4年半ぶりですが、通し狂言の「鯉つかみ」を選ばれた理由は?

片岡「歌舞伎の演目は、ひとつの長い物語の中の一場面だけをやることがあります。以前博多座でやらせて頂いた『鯉つかみ』は、まさにそれでした。ですが、やはり物語は続けて観た方が解りやすいと思っています。初めて歌舞伎をご覧になる方にも、わかりやすいようにと通し狂言にしました」

ーーー『鯉つかみ』の見どころは?

片岡「歌舞伎の醍醐味が全て詰まっていると言っても過言ではない作品です。義太夫や早替え、宙乗り、衣裳なども含めてあらゆる歌舞伎の手法や演出、衣裳をふんだんに使った作品なので、どこと言わずに全てを楽しんで頂きたいですね」

イヤホンガイドはより解りやすくなるのでオススメ!

ーーーこう観て欲しいというお客様へのリクエストはありますか?

片岡「願わくばイヤホンガイドなどを借りていただければ(笑)。もちろん無くても解りますが、歌舞伎の豆知識などを所々に挟んで説明してくれますし、あればなお良し、ですね。それで、2度目は、イヤホンガイドを無しで観て頂くと、より深く解ると思います」

ーーー今回は一人十役を演じられます。ご苦労はありますか?

片岡「早替わりって僕が苦労するのではなくて、周りの方が苦労しているんです。僕は速く走るだけですね。引っ込んだら次の出没する地点にいかに早く行くかが仕事(笑)。だからこそスタッフさんとの信頼関係がないと出来ないし、スタッフさんの方が大変だと思います」

【写真を見る】とにかく舞台裏では全力疾走だと語る片岡愛之助

ーーー尾上松也さん、中村壱太郎さんと共演されますが、お二人の印象は?

片岡「壱ちゃんには、年がら年中一緒といってもいいくらい、いつも相手役をしてくれています。だからいてくれるだけで楽ですし、阿吽の呼吸というか、お互いリラックスして過ごせていますね。芝居もプライベートも(笑)。松也くんは久しぶりなので楽しみにしています」

お客様との心のキャッチボールをしたい!博多座公演への意気込みを語った

ーーー久しぶりの博多ですが、博多の印象は?

片岡「お客様が熱い!過去に出演した舞台では、客席から話しかけられて……そんなことは初めてでしたね。思わず応えてしまいましたが(笑)。でもお芝居の中に参加していただけているようで、本当にうれしかったです。歌舞伎と聞くと構えて観られる方も多いのですが、博多のお客様は参加してくださっている感じがします。僕は役者同士のキャッチボールと役者とお客さんのキャッチボールがあって、芝居が成立していると思っているので、それが実現できる博多座で公演させていただけるのは今からとても楽しみです」

三月花形歌舞伎『鯉つかみ』は、3月3日(日)〜24日(日)まで博多座にて上演。

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