『鉄道BIG4』ダーリンハニー吉川が語る、観光列車に注目の理由
東京ウォーカー(全国版)

春は目前。おでかけシーズンのスタートに先駆けて、ウォーカープラスでは、近年盛り上がりを見せている『観光列車』を大特集。まずは、鉄道BIG4とも呼ばれ、テレビやイベントに引っ張りだこのお笑い芸人・ダーリンハニーの吉川正洋さんに、鉄道旅の魅力を存分に語ってもらいました。友達同士でも、子供と一緒でも楽しめる、新しいおでかけの魅力が詰まっているそうです。
「電車というと、多くの人にとっては移動手段だと思いますが、観光列車は、乗ること自体が楽しく、エンターテインメント化されています。鉄道に興味がない方も楽しめるし、我々のような鉄道ファンも熱い気持ちになれるもの。最近はレストラン列車、スイーツ列車、クルーズトレイン、走る美術館、ビール列車…工夫を凝らした列車かたくさん出ているんです」
ポイント1 いつか行ってみたい気持ちを後押ししてくれる

地域に目印となる旗が1本立つイメージですね。漠然と「いつかここに行ってみたいな」と思っているような人には、足を運びやすくなります。観光列車は観光旅行に行きたい気持ちを後押しする存在です。
ポイント2 食、景色、土産…『旅行の魅力』をダイジェスト版で楽しめる

多くの観光列車では地元の美味を味わえます。地元の工芸品などが車体や車内装飾に使われています。車窓の案内もアナウンスが細かく入りますし、見どころではゆっくり走ってくれたり、たまに停まってくれたり。土地の方言や、地元ならではの演奏も聴くことができたり。その地域をいいとこ取りで楽しめます!
ポイント3 飲んでもOK、楽しみ方多彩な『鉄道の魅力』がギュっと凝縮

鉄道ファンは「撮り鉄(写真を撮る)」「乗り鉄(乗るのが楽しみな人)」「呑み鉄(鉄道に乗りながらお酒を楽しむ人)」など、さまざまな楽しみ方がありますが、観光列車はどの鉄道ファンにとっても魅力的な存在です。特に呑み鉄の方にはオススメで、観光列車は地元のお酒も飲めますし、リラックスして旅を楽しめます(もちろん周りに迷惑をかけない程度に…)。車の旅だとお酒は飲めませんからね。
観光列車は九州から全国に広がった“文化”
――観光列車は各地にあるものなのでしょうか?
【ダーリンハニー吉川】昔からあるにはありましたが、ここ最近、特に続々とデビューしてまして。近年とっても増えましたね。その地域で観光列車の“はしご”ができるくらいですよ。お手軽価格のものから高級なものまで、バリエーションもたくさんあります。本当にいい時代になりました。

――観光列車が増えたきっかけは?
【ダーリンハニー吉川】鉄道界では超有名なデザイナーの水戸岡鋭治さんという方がいらっしゃいまして。「水戸岡デザイン」といわれるステキな列車をたくさん生み出したんです。90年代にデビューしたJR九州の「ゆふいんの森」は衝撃的でした。ハイデッカーで高い座席から景色を見られて、今でも人気の高い列車です。JR九州では観光列車のことを「D&S列車」(デザイン&ストーリー)と呼びます。美しいデザインと物語。それぞれカッコよくてオシャレで最高なんですよ。観光列車はどれもインスタ映えもしますし、車内もすごくスタイリッシュです。
九州でのヒットを受けて、全国に観光列車が派生しましたね。その後「ななつ星in九州」という超高級なクルーズトレインがデビューして、さらに水戸岡デザインの観光列車は有名になりました。今では女性誌にも取り上げられるくらいの“文化”になっています。
鉄道趣味は、昔はどちらかというと暗い趣味とされていました(笑)。それがだんだんと開かれてきて、今は鉄道ファンの方以外にも楽しめるものになっています。ちびっ子も電車は好きですしね。観光列車の役割は大きくて、例えば「“或る列車”に乗りたいから九州に行く!」という感じで、乗ること自体が観光になってきましたよね。もちろん鈍行に乗ってじっくり旅するのもいいんですよ。ただ、観光列車が増えることで選択肢が増えて、鉄道旅の幅が広がることはすごくいいことだと思います。(吉川さん)
吉川さんによると、「観光列車を目的に旅行プランを立てる」、「旅行先で楽しめる観光列車を探す」どちらでもOK。旅行の楽しみを最大化してくれる観光列車旅を楽しもう。
同じまとめの記事をもっと読む
この記事の画像一覧(全6枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介