1泊5食で、行くぜ福島! 激戦区の旨いラーメンを食べ歩く旅・郡山編

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

ラーメン王国・福島の中でも激戦区の一つである郡山市。今回は1泊5食の想定で、タイプの異なる5店をピックアップ。名店の味を食べ比べる旅に出てみよう。〈■情報は発売中の「ラーメンWalker福島2019」より〉

郡山ブラックと福島鶏白湯の二枚看板「麺屋 信成」


「麺屋 信成」の黒醤油(味玉入り)


郡山のご当地麺と言えば、郡山ブラック。「麺屋 信成(しんせい)」(郡山市堤2-233-1)は、郡山ブラックの進化系とも言える真っ黒なスープの「黒醤油」(味玉入り・950円)で人気の名店だ。コクのある醤油スープと黒胡椒がインパクト十分。醤油が香る透明感のある旨味が魅力で、国産豚肩ロースとモモ肉の合い盛りチャーシューもボリューム満点と好評。一方、黒醤油と並ぶ名物の、数量限定「福島鶏白湯」(800円)は鶏の旨味が凝縮。会津地鶏など福島三大鶏を用いた、復興への思いが詰まる一杯だ。

名店・とら食堂の系譜を真摯に継ぐ味「手打中華 特札堂」


「手打中華 特札堂」の中華そば


郡山市は、白河ラーメンで有名な白河市にも比較的近い。「手打中華 特札堂」(郡山市図景2-9-7)は、白河市の名店「とら食堂」で研鑽を積み、その系譜を真摯にたどる味わいを郡山で再現する店だ。やや濃い目の琥珀色をしたスープは、鶏の風味と炭火でいぶしたチャーシューの薫香を満々とたたえる。竹竿を操り手打ち熟成を経た麺は、歯を押し返す弾力とくちびるを翻弄するようなしなやかさ。「中華そば」(680円)は、数種の鶏ガラと丸鶏をメインにした澄んだスープに鶏油が散る。具はオーソドックスながら新鮮さと素材のよさが光り、スープと麺、2つの主役を盛り上げてくれる。

多彩な創作メニューが高評価の実力派「らぁ麺 おかむら」


【画像を見る】隠し味のポルチーニ茸が絶妙!「らぁ麺 おかむら」の濃厚塩鶏そば


ラーメン好きの郡山市民を魅了する店へも立ち寄りたい。「らぁ麺 おかむら」(郡山市西ノ内2-10-12)は、鶏の旨味を存分に引き出したスープが極上。白湯と清湯の2本柱で、それぞれに塩と醤油をラインナップする。丸鶏と伊達鶏のガラを7時間煮込む白湯は、隠し味のポルチーニ茸により重層的な味わいに。濃厚塩鶏そば(750円)は、鶏のエキスを極力抽出した、旨味があふれる白湯スープ。濃厚というネーミングながらも、あと味はむしろあっさりしている。水・木曜限定の創作麺も、ラーメン好きの間でつねに話題だ。

じわりとしみる、会津地鶏の塩ラーメン「地鶏ラーメン ありがとう」


「地鶏ラーメン ありがとう」の塩バターラーメン


会津地鶏を駆使する人気店もある。「地鶏ラーメン ありがとう」(郡山市昭和2-2-15)は、地鶏ラーメン研究会・阿波家(栃木)ののれん分け。会津地鶏の胴ガラとモミジを主体に、牛骨や煮干しなど多彩な素材を加えて煮込むスープはじわりとしみる味わいだ。数量限定の「塩ワンタンメン」が人気だが、今回は「塩バターラーメン」(750円)を紹介。北海道・倉島牧場の天然バターは、コクの違いが歴然だ。バターが淡麗スープに溶けていく過程で、味わいが洋風に変化していくのが魅力。この味変のとりこになるファンが多い。

極太のつけ麺で圧倒「自家製麺 じゃじゃ。」


「自家製麺 じゃじゃ。」の特製つけ麺(並)


最後は気鋭店で、“攻撃的”なつけ麺を。「自家製麺 じゃじゃ。」(郡山市西ノ内2-19-12)の桑原尚人店主は、“しょっぱい美学”を掲げる福島市の人気店「自家製麺 くをん」の元店長。修業先と同様に自家製麺を看板に据え、小麦粉の香りを重視した歯応え抜群の極太麺で人気が爆発した。特製つけ麺(並)(1,050円)は、茹で上がりが並盛りでも600gと、まさに自家製の麺を楽しむための一杯。トッピングも豪華で、低温調理の豚肩ロースに、ブロックチャーシューに加えて「那須御養卵」の味玉がオン。濃厚なつけ汁と極太麺のハーモニーもたまらない。

※それぞれ、メニューや価格は「ラーメンWalker福島2019」発売時のものです

【ラーメンWalker福島2019 編集部】

この記事の画像一覧(全5枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2024

お花見ガイド2024

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!今が見頃の花見スポットはこちら

ページ上部へ戻る