横浜DeNAベイスターズのブルペンを支えるタフな左腕・砂田毅樹選手にインタビュー
横浜ウォーカー
現在発売中の「横浜ウォーカー」4月号は、横浜DeNAベイスターズを大特集!
本誌ではお部屋の様子を公開してくれた砂田毅樹投手。ここでは掲載しきれなかった今シーズンへの意気込みを紹介!
2年連続でリリーフとして投げたことで、砂田投手がつかんだ新しい境地とは?

――一昨年、リリーフに転向したばかりの時のインタビューで、「いい意味で開き直ることができている」と語っていましたが、昨シーズンはとても丁寧に考えながら投げているように見えました。
砂田 そうですね。リリーフを始めたころは、切り替えをしっかりして「無」で投げるイメージを持ってマウンドに上がっていました。それが昨年は「無」ではあるんだけど、キャッチャーが求めているボールの意味が理解できて、そのためにどうしようというか……。うーん、表現するのがちょっと難しいのですが、自分の調子がどうこうというのが気にならなくなったんです。
――なんだかわかるような、わからないような(笑)。もう少し詳しく説明いただけますか?
砂田 リリーフで何試合も投げているうちに、相手のことが少しずつわかるようになってきたというか。もちろん100%理解できるわけではないんですけど、自分の気持ちがしっかり前に向いている時に、バッターがどういう球を打ちたがっているのか、どんな球を待っているのかがイメージできる時があるんです。そういう時は、ほとんど打たれていないです。
――それは経験によって培われたものとか?
砂田 今はまだ理屈とか理論ではないです。急に出てきたりする時もあるし、打者によってはまったくイメージできない人もいます。感覚的なもので、自分でコントロールするのは難しいです。でもリリーフをやっていると、こういうことも起きるんだなっていうのがわかったことは収穫です。
――「ゾーンに入る」みたいなものでしょうか。ご自身でコントロールできるようになったらスゴイことです。
砂田 そうですね。それがもっとたくさん出てきて、突き詰めていけたらいいんでしょうけど、感覚的なものなのでまだなんとも。でも、見えないから打たれるというわけでもないので(笑)。
――今シーズンはどういった1年にしたいですか?
砂田 昨年は1年間通してまたできたという充実感と、先ほど話したような新しい自分というか、いろいろ見つめ直すことができて、自分のスタイルのようなものが見えてきました。今シーズンは自分のスタイルを作り上げて、1年間、波がないように持続できるようにしたい。そして1つでも多くチームの勝利に貢献していきたいです。



砂田毅樹 #47 投手
1995年北海道生まれ。2013年、明桜高から育成ドラフト1位で入団。2015年途中に支配下登録に。スリークォーターからテンポよく繰り出すストレートと切れのあるスライダーで打者を打ち取る
【取材・文/小貫正貴、撮影/福岡諒祠】※取材は2019年1月のものです
※「横浜ウォーカー」4月号(発売中)はW表紙! 筒香選手&DB.スターマン、山﨑選手&DB.キララの各コンビが登場しています。また、「横浜DeNAベイスターズ大特集」では、2人のインタビューのほかにもさまざまな企画を掲載。
編集部
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