骨から歴史を読み解く!飛鳥資料館で春期特別展開催中
東京ウォーカー(全国版)
6月30日(日)まで飛鳥資料館特別展示室で春期特別展「骨ものがたりー環境考古学研究室のお仕事」が開催されている。

奈良文化財研究所では、環境考古学研究室が中心となって、考古学的な視点から骨に関わる調査研究を行っており、獣や魚、鳥など色々な動物の骨が出土する。遺跡から見つかる骨は、長い歴史の中で偶然残ったものがほとんどで、土の中で色が変わっていたり、破片になっている。発掘現場で見落としてしまいそうな小さな骨も、よく観察してみると、細かい傷や変形した部分などが見つかり、その謎を紐解いていくと、昔の人が動物をさばいていた様子や、人々と共に働く動物たちの生き生きとした姿がよみがえる。

今回の展覧会では、東日本大震災の復興調査支援で分析している縄文時代の巨大マグロの骨や、飛鳥時代や奈良時代の遺跡で見つかった骨にスポットを当てて、環境考古学研究室の調査研究により見えてきた、驚くべき古代の人々と動物との関わりを紹介する。また、期間中の6月9日(日)、6月21日(金)は、奈良文化財研究所の研究員が調査する姿を、展示室で間近に見られる特別企画「研究員を展示!」や奈良文化財研究所の研究員と一緒に、実物の骨を使った調査研究を体験できるイベント「体験!研究員のお仕事」が開催される。骨に隠された古代の歴史、そして、その歴史を明らかにする研究の舞台裏が見える春期特別展「骨ものがたりー環境考古学研究室のお仕事」。休日は、親子で楽しめる展覧会へ出かけてみよう。
ウォーカープラス編集部
この記事の画像一覧(全3枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介