母になった榮倉奈々が語る変化、「頑張りすぎず、ときめくものにエネルギーを注ぐ」

東京ウォーカー(全国版)

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榮倉奈々


女優の榮倉奈々が、やなせたかし生誕100周年記念作品映画『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』(公開中)にバニラ姫役で声優として出演している。同作品は、初動の3日間では、シリーズ過去最高の反響を記録。役に込めた想いや制作秘話、長年続く『アンパンマン』のすごさ、子供へのメッセージ、また、母となってからも精力的に活動を続ける榮倉奈々流の楽しく生きるコツなどを語ってもらった。

アンパンマンに人生初の“お姫様”役で出演


やなせたかし生誕100周年記念作品映画『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』


――バニラ姫役に抜擢されたときの気持ちはいかがでしたか

【榮倉奈々】とても嬉しかったです。小さい頃からもともと『アンパンマン』が大好きだったのですが、今は子供と一緒に毎日見ています。平和なお話がたくさんで、どの話も本当に可愛らしい。そんな、毎日観ているアンパンマンに自分が出演できるなんて夢のような話です。

――周りの人からはアンパンマンに出演することの反響はどうでしたか

【榮倉奈々】今までで一番反響があるかもしれません。友人からも「一緒に観に行こう」とたくさん連絡をもらいました。

――これまでの榮倉さんの女優のお仕事の中でも、「お姫様」は初めてですよね。どんな風にお姫様を演じたのでしょうか。

【榮倉奈々】お姫様は初めてですね(笑)。アンパンマンに出てくるキャラクターは子供が多い印象ですが、今回のバニラ姫は精神的に大人なしっかりした役なので、子供っぽさを出しすぎなくても良いと音声監督さんからもお話しがありました。なので、作りこんだり難しく考えないことにして、「お姫様」ということよりも責任感があるとか、しっかり者とか、そういう点を意識してバニラ姫を演じさせていただきました。

コキンちゃんから学んだ「楽しいことだけやる」潔さ


やなせたかし生誕100周年記念作品映画『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』


――やなせたかし先生の生誕100周年記念作品となりますが、それだけ長く続いてきたアンパンマンの中で印象に残っているお話はありますか。

【榮倉奈々】私は「ママになったコキンちゃん」という話が大好きです。子供達は「アンパンマン」からいろいろな言葉を覚えると思います。素敵なあたたかい言葉が作品中にたくさん出てくるので、自分の子供にもたくさん見せたいと思います。

――では、好きなキャラクターは?

【榮倉奈々】コキンちゃんは気ままでいいなと思っていましたが、今回の作品でより好きになりました。「楽しい事だけやるの!」という潔さをコキンちゃんから学ばせてもらいました。

――バニラ姫は子供たちの憧れるヒロインになりますが、この作品を子供たちにどんなふうに感じてもらいたいですか。

【榮倉奈々】コキンちゃんとバニラ姫の友情がとても可愛らしくて子供たちにはその点にロマンを感じてほしいなと思います。ご両親も「仕事で頑張っているのにうまくいかない」とか、「育児を頑張ってもうまくいかない」とかいろいろあると思います。コキンちゃんのセリフで私自身も癒やされましたし、メッセージ性のある物語だと思っています。観てくださった方に「笑顔っていいね」とそれぞれ思っていただければいいなと思います。

――本作が、「初めて親子で見る映画」というファミリーも多いと思います。

【榮倉奈々】私はこの作品を見て、シンプルに、笑顔って大切だなと思いました。育児をしているとアレをしなきゃコレをしなきゃとたくさんあると思いますが、それにとらわれすぎるのはいけないな、と思っています。大人が見ても、グッとくるセリフがたくさんあるので、親子で楽しんでいただけると嬉しいです。

榮倉奈々流の楽しく生きるコツ「ときめくものにパワーと時間を使う」


【写真を見る】榮倉奈々が演じた、アイスの国のバニラ姫


――本作は、アイスが作れないという悩みを抱えるバニラ姫が壁を乗り越えて成長するお話でした。榮倉さん自身は、これまでどのように自分と向き合ってきたのでしょうか。

【榮倉奈々】何に関しても一つ解決したら次の問題が出てきますし、ひとつ乗り越えても次々に壁が現れてキリがないと思います。なので、子供も大人も、仕事も子育ても関係なく、コキンちゃんのように「それって楽しいの?」という基準で考えていくのは大事だと思います。

――昔からそういうポジティブな考えだったんですか?

【榮倉奈々】そうでもないです(笑)。本当に最近そういう考えになってきたときに、この映画を見て改めてそう感じました。

――ライフステージが変わっても精力的に活動している榮倉さんですが、バイタリティの源や、独自”人生の楽しみ方”がありましたらお聞かせください。

【榮倉奈々】私もまだまだ模索中ですが、“欲張りすぎない”ことでしょうか。キャパ(限界)がそれぞれあると思うので、何かを頑張りすぎることも仕事と家庭と育児を天秤にかけるのも違うのかなと思います。無理せず、大事なものは何かを考えて日々生活したいです。自分がときめくものにパワーと時間を使っていけば自然とやるべきことが整理されていくと思います。

――最後に、美しさを保つ秘訣を教えてください。

【榮倉奈々】ぬか漬け、納豆、漬物、キムチとか発酵食品を意識的に食べています。適度な運動をして、食べたいものは何でも食べる!ですね。

――運動もストイックなイメージがありましたけれど、すごいシンプルですね!

【榮倉奈々】自分のモードも変わってきて、今はのんびりしています。がんばらなくてもいい場所を見つけるのも大事だと思います。

■榮倉奈々(えいくらなな) 1988年2月12日生まれ。鹿児島県出身。2002年ファッション誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルとしてデビュー。主な出演作品は、ドラマ『Nのために』『99.9 -刑事専門弁護士-』『東京タラレバ娘』、映画『余命1ヶ月の花嫁』『図書館戦争』シリーズ、『娚の一生』『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』など。

加藤由盛

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