鍋シーズン終盤戦!「ラー油鍋」ブームはどこまで続くのか?
東京ウォーカー(全国版)
“ラー油バーガー”や“ラー油ふりかけ”など、続々と登場する「食べるラー油」のアレンジメニュー。とかく“アイデア商品に乗っかった”飛び道具的な存在として見られがちだったが、現在は、「ラー油鍋」などが、ひとつのジャンルとして世間に定着しつつある。忘年会シーズンにヒットし、新年会でもブームが継続、販売を春先まで延長した店舗も出るなど、「ラー油鍋」人気はまだ続きそうなのだ。
今冬、「ラー油鍋」を扱った飲食店はかなり増加したが、東京・渋谷区の沖縄料理店「道玄」で販売する「あぐー豚のラー油鍋」(980円/1人前)は、“辛過ぎないラー油鍋”として評判だ。鳥ガラベースのスープに、自家製ラー油と特製辛味噌を合わせているものの、たくさんのキャベツが甘みを演出しており、程よい辛味の「ラー油鍋」となっている。贅沢に入れられたアグー豚や、タワー状に盛りつけられたモヤシも必食ポイント。同店の広報担当者は、「来店されるお客様の7~8割、鍋を頼まれる方の9割に『あぐー豚のラー油鍋』を注文していただいています。3年前から発売しているので、当店では定番化していますが、“ラー油ブーム”の影響からか、昨年は一気に人気が上昇し、現在も売れ行き好調です」とコメント。さまざまなメディアでも紹介されるほど、同商品は注目を集めている。
また、東京・目黒区にある「(汁)ハレノヒ」(まえじる はれのひ)中目黒本店では、辛さの度合いが異なる3種類のラー油(長男・次男・三男/ラー油のネーミング)を、汁に溶かしたり、具材につけたりして食べる「ビューティー鍋+ラー油3兄弟」(2940円/1人前)が人気爆発! 昨年6月の発売当初は、8月末までの期間限定商品として販売していたが、あまりの人気に一度、11月末まで期間延長、さらにその後も来店客の半数以上が注文するほどの売れ行きで、2月末まで延長することにしたという。同店広報担当者は、「当店で、季節ごとに用意する“季節鍋”がここまでグンと売れることはなかったのですが、今回は異例。鍋のシーズンが終わる3月まで、『ラー油鍋』で突っ走ることにしました!」と、意気込みをコメント。鍋シーズン終了後も、同メニューに付属の『ラー油3兄弟』は、『わななきラー油』としてオンラインショップで手に入れることができるのだが、同広報は「サブのメニューが商品化されるほど成長することも非常にレアです」と、人気のほどを教えてくれた。
そして、今冬は、キッコーマンから進化した“ラー油つけだれ”も発売。自宅で食べる蒸し鍋用のつけだれ「野菜が主役 蒸し鍋のたれ」シリーズ(210円・希望小売価格)のひとつとして、ラー油と豆板醤を入れた「にんにくだれ」が開発されたのだ。しょうゆや焦がしにんにく、香味野菜を使用したベースに、ほんのりとした辛さがアクセントとなった同商品は、「ヘルシーで野菜がたくさん食べられる」「ポン酢やドレッシングなどを良く使っていたが、味のバリエーションが広がって良い」「一年中色々な食材に使えそう」と、購買者から好評な様子。同社広報担当者も「ラー油を使った同商品も売れ行き好調なんですよ!」と自信を見せていた。
春はすぐそこまで来ているが、まだまだ終わらないラー油鍋ブーム! まだまだ寒いこの時期、好みの辛さのラー油鍋で体の中からポカポカになっちゃって! 【東京ウォーカー】
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