タピオカの次はチーズティー? 過熱続くタピオカブームの行き先
東京ウォーカー(全国版)
タピオカブームが終わらない理由は「唯一無二の”柔軟性”」
次にお話を聞いたのは、Instagramで13万人以上のフォロワーを抱え、イベントにもゲスト登壇するなど、タピオカのインフルエンサーとして知られるたぴりすと。の2人。年間1000杯以上のタピオカドリンクを飲み、SNSやブログでレビューを発信している。各地の専門店とも知見を交換するなど、豊富な知識を持つお二人に、ずばり「タピオカに代わるドリンクは?」と聞いた。

「正直『ない』と思っています。最近、巷では様々な新しいドリンクが取り上げられていますが、タピオカに代わる存在は今のところ考えられません。そもそもタピオカは単なるドリンクではなく、ドリンクとスイーツの中間的な存在。ミルクティーに入れるイメージが強いですが、何とでも組み合わせられます」。たしかに、タピオカはあくまでトッピング。ブームの火付け役になったのは「ミルクティー」だが、「黒糖」や「ほうじ茶」との組み合わせも話題になった。組み合わせるものによって、普通のドリンクにも甘いスイーツにも寄せることができると言える。

さらに、最近話題になっている、タピオカへの「ネガティブな声」についても聞いてみた。「例えば『ハイカロリー疑惑』については、解消できるメニューも充分にあります。ベースを甘くないストレートティーにしたり、フルーツ系にしたり。その柔軟性がタピオカの強みです」
進化続けるタピオカ 全国の老若男女がお気に入りを楽しむ未来
タピオカブームはこれからどうなるのだろうか? キーワードは3つ。「バリエーションの増加」、「ファン層の拡大・多様化」、そして「リピーター化」だという。
はじめに「バリエーションの増加」についてうかがった。「これからはタピオカの中で様々なメニューが現れ、ブームが移り変わっていくと思います。ここしばらく黒糖が人気でしたが、夏は爽やかなものが飲みたくなるので、フルーツが来るんじゃないかと。中国や台湾でも少し前からフルーツティーがブームです」とのこと。フルーツをこれから来るメニューとしてあげるのは「machi machi」のニエ氏と共通だ。

次に「ファン層の拡大・多様化」の話題に。「地方にもここ1年でどんどん人気店が上陸し、東京と地方の格差が縮まってきています。残すは北海道・東北エリア、四国・中国エリアでしょうか」。「また、タピオカといえば若い女性と思われがちですが、そんなことはありません。私たちの地元に最近できた店舗の行列にも、サラリーマンや小さな子連れの方など様々な方がいます」

最後に、「リピーター化」について語ってもらった。「タピオカ店の乱立が続き、たくさんの人が話題の人気店に足を運びました。これからは、同じものをみんなが飲むよりも、それぞれが『自分のお気に入り』のお店や商品を見つけて、リピーターになっていく段階かもしれません」
チーズティーなど新しく登場したドリンクとタピオカドリンクは、互いの良さを取り入れて高め合い、ファンの満足度をより高めていく。そしてタピオカブームは終わるのではなく、今後もさらに進化を続け、よりたくさんの人に愛されるものになっていきそうだ。
今井優佳
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