「用の美」を兼ね備えた「食器」の数々 愛媛県松山市で「坪島土平展~心の陶~」開催中

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愛媛県松山市のミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館)で10月27日(日)まで、「坪島土平展~心の陶~」が開催される。

金彩赤絵獅子波ぶち大皿写真は主催者提供


17歳で「東の魯山人、西の半泥子」「昭和の光悦」などと称された、川喜田半泥子(かわきたはんでいし)に弟子入りした坪島土平(1929-2013)を紹介。土平34歳の時に半泥子が亡くなると、半泥子の窯「廣永窯」を継承。半泥子の作陶精神を後世に残すべく廣永窯の発展に努めながらも、自身の陶芸とは何かを追及し続けた。そうして、半泥子が茶陶中心の世界であったのに対し、料理を美しく盛る「食器」を独自の世界観で制作するようになり、絵付け、大胆な透し、土に磁器を埋め込む象嵌技法を用いて、土平の考える「用の美」を兼ね備えた作品を作り上げた。同展では約70点を展示し、その業績を振り返る。

【写真を見る】金霧彩透し流水鳥壁面花器写真は主催者提供


担当者は「坪島土平氏は、大らかでダイナミックな作品が特徴です。絵付の技術も素晴らしく、自分の作った焼き物にどのような絵柄が合うのかを瞬時に思い描くことができ、勢いよく筆を動かします。特にうさぎや鹿など、動きのある絵柄は躍動感があり、多くの人々を惹きつけてきました。本展では土平氏の世界が堪能できると思いますので、是非ご来館ください」と坪島土平氏の作品の魅力を話す。

料理を美しく魅せるのに欠かせない「食器」が揃う同展。この機会に「坪島土平展~心の陶~」に行こう。

ウォーカープラス編集部

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