はーこのSTAGEプラスVol.66/磯村勇斗、NO.1ホストに! ようこそ、大阪の遊び場へ

関西ウォーカー

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演劇ライターはーこによるWEB連載「はーこのSTAGEプラス」Vol.66をお届け! 今回は、イケメン俳優で活躍中の磯村勇斗さんを取材!

「プレイハウス」主演は今注目の俳優・磯村勇斗


9月1日に東京公演を終えた「プレイハウス」が、いよいよ大阪で大千秋楽を迎える。作・演出は “ねもしゅー”こと、根本宗子。月刊「根本宗子」を主宰し、女優・脚本家・演出家として幅広く活躍、演劇界の次代を担うと注目の人。

根本作品は今年4月に「クラッシャー女中」で大阪初登場。ちょっと普通じゃないですよ、この人の作品は。

そして、2回目の大阪となる今回は、彼女の初ミュージカル。楽曲は、根本が昔からファンだった異色アイドルグループ、GANG PARADE(通称・ギャンパレ)だ。しかも彼女たちを、舞台に初出演・初主演させ、全員にメンバー名のまま風俗嬢を演じさせる。

そしてW主演には、これまたねもしゅー作品初参加の磯村勇斗をキャスティング、歌舞伎町一のホスト・聖夜を演じる。出演はほかに、栗原 類、鳥越裕貴、富川一人、ブルー&スカイ、猫背 椿らバラエティ豊かな個性的実力派たちが集結した。

まだ稽古中だった時期に、磯村が公演のキャンペーンで来阪。初ミュージカルで初のカリスマホスト役とのことで、ねもしゅー以下クセのある個性派たちに取って食われないかと心配していたが「けっこう壁なく入れました。取って食われたりはしてないです(笑)」と、爽やかな笑顔で返答。

ギャンパレたち、女性に囲まれた稽古場で「女子高に入ってしまった男子生徒のような感覚」と話していた磯村が、東京公演を無事に終え、まもなく大阪の舞台へ。今作への思いやモテ・エピソ-ドを、観劇前に改めて紹介しよう。

初ミュージカルで初のカリスマホスト役を演じた磯村勇斗(中央)撮影:引地信彦


【あらすじ】

小さなころから隠し事が癖だったミキが、20歳を過ぎて上京。引っ込み思案だった彼女は、新宿歌舞伎町で風俗嬢になった。片や幼少期からとにかくモテて、人からちやほやされることしか経験せず育った聖也は、時を経て歌舞伎町一のホスト・一ノ瀬聖夜に。真逆だった2人の人生が、運命に導かれ歌舞伎町で交差する時、ミキは人生最大の嘘をつくことになる…。

Q:ミュージカル初挑戦について

 ミュージカルは観劇したことはありますが、いざ自分が立つとなるとイメージがなかなかわかなくて。最初は、ギャンパレさんの楽曲を使って果たしてどんなミュージカルになるのか、自分ができるのか、楽しみも不安もありました。もともとあるギャンパレさんの楽曲に、新たにダンスを付けたり歌詞を変えたりして、ギャンパレさんのライブみたいな感覚に近いです。これ、なんの舞台だろうって思う。歌うのは1曲、ソロもあります。またひとつ、自分のステップアップになる舞台だと思っています。

個性的実力派キャストが集結した舞台「プレイハウス」撮影:引地信彦


Q:根本宗子の演出は?

 最初お会いした時は、何を考えていらっしゃるのか、読めない。自分の心の奥を見られているような、そんな目をされていて。柔軟に、いろいろお話させていただける方でしたけど、やっぱり演出はひと癖あるかなと。例えば、聖夜は話している言葉と動きが違っていて、不自然で気持ち悪い。でも、それがすごくおもしろくて。不思議な空間が舞台上で展開する脚本も素敵で、やりがいがあります。

Q:カリスマホスト・一ノ瀬聖夜はどんなキャラ?

 クスリはやらない、とか、歌舞伎町のしきたりやルールをしっかり守れて、後輩にも伝える、ナンバーワンにふさわしい常識ある人間だなと思います。でも、いざ女の子がいると、ノリよく翻弄する術は持っている。表と裏の顔がはっきりあるキャラクターだと思っています。

 初挑戦の役柄なので、カリスマホストのいろいろな映像を見たり、どこが聖夜に近いか研究したり。多種多彩な人たちから探しつつ、役作りの参考にしました。

Q:オレのココを見て、というところは?

 最初はつかめないと思います。聖夜はほんとにわからない人。でも、最後にとんでもないオチが来るので、そこで「かわいいな」って思えるかもしれないです。そこが一番の見どころかな。

Q:で、どんな作品??

磯村勇斗が言う、普通じゃない舞台「プレイハウス」とは?撮影:引地信彦


 まず言えることは、普通じゃないです(笑)。でも、とにかく楽しかったと思える舞台です。ギャンパレさんたちが自分たちのライブのことを“遊び場”と言っていて、お客さんのことを“遊び人”と言っている、その感覚はあります。根本さんの世界観で作る、いまだ観たことのない、まったく新しいミュージカル。ただ、1回では解読できないかもしれません。大阪公演は2回しかないので、2回とも観ないとダメです(笑)。遊びに来る感覚で観に来ていただけたら、と思います。

Q:モテ・エピソ-ドを教えてください。

 モテ期のピークは幼稚園なんです。女の子たちみんなを廊下に一列に並ばせて、園長先生や担任の先生を僕の横に連れて来て、「僕、今からみんなとキスするから、見ててね」って、ベルトコンベアーみたいに1人1人にキスしていくっていうのを幼稚園のころ、よくやってて。それが僕の1番のモテ期です。実際、それを根本さんに話していて、今回の舞台にも影響しているので、どこに使われているか、楽しみにしていただきたいと思います。

●STAGE PARCOプロデュース「プレイハウス」 チケット発売中

舞台「プレイハウス」


日時:9/28(土)14:00・18:30

会場:森ノ宮ピロティホール

作・演出:根本宗子

音楽:GANG PARADE

出演:GANG PARADE 、磯村勇斗、栗原 類、鳥越裕貴、富川一人、ブルー&スカイ、猫背椿

料金:8500円

問い合わせ:キョードーインフォメーション(TEL:0570-200-888)

HP: https://www.kyodo-osaka.co.jp

プロフィール

いそむらはやと●1992年9/11、静岡県出身。2014年から映画やドラマに出演し、15年の「仮面ライダーゴースト」を経て、17年にNHK連続テレビ小説「ひよっこ」で注目される。18年の「今日から俺は!!」で第14回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」新人賞を受賞。現在、「どーも、NHK」(毎日11:20~、NHK)のMCをはじめ、「ミライ☆モンスター」(毎日11:15~、カンテレ)に出演、10月スタートの金曜ナイトドラマ「時効警察はじめました」(毎金23:15~、朝日)が間もなく放送開始。

高橋晴代・はーこ

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