【とっておきのそとあそび、教えます】そとあそび女子が夢中になった沖永良部島洞窟探検。美しすぎる天然の「リムストーンプール」で最高の癒し体験!
東京ウォーカー(全国版)
近年、話題のアウトドア・アクティビティ。あまたある中からどれを選ぶべきか、迷ってしまう方も少なくないはず。そこで、国内最大級のアウトドア・レジャー専門の予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」との共同企画として、現地の深掘り取材を繰り返すナビゲーターに“とっておきのアクティビティ”を教えてもらう企画をスタート。


今回は、越川理沙(こしかわ・りさ)さんの“とっておき”を紹介します。

みんな、「おきのえらぶじま」って知ってる?島好きそとあそび女子の私が一番好きな島です!
はじめまして、「そとあそびナビゲーター」の“こっしー”こと越川理沙です。突然ですが皆さん、沖永良部島(おきのえらぶじま)ってご存知ですか?沖縄本島と奄美大島の間に位置する島で、西郷隆盛の流刑地としてNHK大河ドラマ『西郷どん』のロケ地になった島です。正直なところ私は取材に行くまで知らなかったのですが、「なんで今までノーマークだったんだろう!!!」と、ナビゲーターで一二を争う「島好き」の私が悶絶するほど、素晴らしい島だったんです。
まず驚かされたのが島の全景。沖永良部島は隆起サンゴ礁の島で面積は約93k㎡で、大きさは伊豆大島と同じぐらいですが、とにかく平たいのが大きな特徴です。高い山がなく、ぺたっと見えます。空気が一味も二味も違います!取材の時ってたいていは現地入りすると移動疲れにやられるんですが、沖永良部島の時は違いました。飛行機を降りたときに何だか体が軽くなったような、ナビゲーターとしてさまざまな離島を訪れましたが、そんな心地いい感覚を味わったのはここだけ。もう取材を始める前からワクワクしてましたね。

「むき出しの自然」が迎えてくれる、沖永良部島へ
そして何よりも感動したのが、“むきだしの自然”!よく離島の良さを表現する際に“手つかずの自然”なんて言葉が使われますが、沖永良部島は“むき出しの大自然”と表現するのがぴったりです。観光地の雰囲気や作り込んだようなリゾート感がなくて、「ありのまま、むきだし」。そんなところが最高!自然が大好きな人ならば、間違いなく「おお、こんな場所を探していたんだよ!!」って感動してくれると思ってます。
そんな自然大好き派の心をつかんで離さない沖永良部島では、ダイビングやシュノーケリングといった定番マリンアクティビティが楽しめるのですが、私が猛烈にオススメするのは、「沖永良部島ケイビングガイド連盟」主催のケイビングツアー「リムストーンケイブ(初級コース)」!ここに来てケイビングを体験せずに帰るのは、天ぷらそばを頼んで天ぷらを残すぐらいもったいないことなんです!これって伝わりますか?


ヘッドライトひとつで飛び込んだのは、島の地下に眠るワンダーランド!?
ケイビングというのは言葉のとおり(ケイブ=洞窟)、乗り物などを使わず体ひとつで洞窟を探検するアクティビティ。狭い道を腹這いになって進んだり、ときには目の前に現れた急な壁を登ったり。まるで探検隊になったかのような、非日常的なアドベンチャーを手軽に楽しめるアクティビティで、その人気は年々高まっています。実は沖永良部島は、海外のケイバーたちさえも「死ぬまでに一度は行きたい」というケイビングの聖地。至るところに洞窟があり、その一つひとつのスケールが他とは比べ物にならないほど大きくて驚かされます。
ツアー時間は3時間ほど。森の中に突如姿を現す入口から洞窟へと入っていきます。装備はウェットスーツ+ヘッドライト。真っ暗な洞窟の中をライトの明かりひとつで進んでいくドキドキ感、ワクワク感はまさにケイビングの醍醐味です。最初は初級者コースなので緩いのかな…なんて思っていましたが大間違い!ゴツゴツした洞窟内を登ったり下りたり、ときにはひとりがギリギリ通れるような細い穴の中を体をよじらせながら進んでいくなど、かなり手応えのあるコースでした。

天然のプールに飛び込もう!最初から最後までもうワクワクが止まらない
さらにコースの途中では、プールのようになっている場所で泳いだり、潜ったりすることも!そもそもケイビングでウェットスーツを着ること自体が珍しいので「なんで?」と思っていたのですが、すぐにその答えがわかりました。ここまで水に浸かるケイビングは経験したことなかったのですが、これがまたメチャクチャ楽しくて!「これぞ探検!」という気持ちが絶えず湧き起こってきます。実は、ツアー中にガイドを含む全員のライトを消して、洞窟の暗闇を体験する時間もあって、これがまたものすごくいい思い出になります。とにかく真っ暗!前後、上下がわからなくなるほど暗いところにいると、人間って思わずフラフラしてしまうの知ってます?日常では味わえない感覚を体験できるのも、このツアーならではの面白さでしたね。
試行錯誤を繰り返しながら進むこと約1時間。ついにゴールというところで、ガイドから「ちょっと後ろを向いて待っていてください」という指示が。もしかして振り向いたら誰もいないドッキリ!?なんて考えながら待つこと約10分。「見ていいですよ~」の声に振り返ってみると…何これ!すごい!!!!

地中に広がる鳥肌ものの美しい世界!輝きと癒しの「リムストーンプール」
ライトに照らされたリムストーンプールと言われる水たまりが、段々畑のようにいくつも連なり、その一つひとつがこの世のものとは思えないような光を放っていました!ライトの光は方々に反射し、それが想像を絶する美しい世界を創り出していました。あまりにも美しすぎてこれはCG?夢?と思ってしまう迫力ある美しさです!洞窟の中というこのシチュエーションの幻想的な光景は、きっと一度見たら、目に焼きついて離れないことでしょう。
これほど美しい場所が、知るひとぞ知るスポットであるとは…沖永良部島、恐るべしです。こんな光景を目の前にプロポーズされたら、きっと即座に「YES」と答えてしまうんじゃないそうです…(笑)。


知る人ぞ知る魅力にあふれる私の中の宝島!それが沖永良部島
いいところばかり続けてお話しましたが、沖永良部島へのアクセスは誰もが気になるところですよね。どれぐらいかかるかといえば、東京から那覇経由で約4時間必要です。鹿児島経由だと約3時間。決してアクセス良好ではありません。それでも私が沖永良部島が大好きなのはゴールで待ち受けるあの光景を知ってしまったから。これだけで十分に行く価値があると断言します。そとあそびナビゲーターとしてたくさんの魅力的な場所やあそびに出会ってきた私ですが、これほど夢中になって遊べる場所って、すごく貴重です。
他にも、大迫力の吹き上げが見られる「フーチャ(潮吹き洞窟)」やウミガメやシーズンによってはホエールウォッチングができる「田皆岬(たみなみさき)」など、いくつか観光名所も。リアルな楽園を満喫してください!

参加者のレベルに合った冒険が待つ「沖永良部島ケイビングガイド連盟」
「沖永良部島ケイビングガイド連盟」では、今回紹介した「リムストーンケイブ(初級コース)」の他にも、より歯応えある探検が楽しめる「大蛇洞(初級コース)」や、中級者以上が楽しめる「水連洞コース」と「銀水洞コース」もあります。いずれも10歳以上から参加可能な上、オールシーズン開催されているので、冬休みや春休みの家族の思い出作りにも最高な体験ができると思いますよ!

浅野祐介/ウォーカープラス編集長
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