横浜市出身のGANG PARADE・ユメノユアが語る メジャーデビュー後初のアルバム「LOVE PARADE」【後編】
横浜ウォーカー
2019年4月ワーナーミュージックよりメジャーデビューし、5月には10人体制となったアイドルグループGANG PARADE。メジャーデビュー後初のアルバム「LOVE PARADE」の発売を前に、横浜市出身のユメノユア(以下、ユア)に話を聞いた!

——メジャー1stアルバム「LOVE PARADE」の制作は相当気合いも入ったと思うんですが、レコーディングはいかがでしたか。
ユア レコーディングではいつも気合いを入れてやっているんですけど、いつも音楽プロデューサーの松隈(ケンタ)さんが、メンバー全員がそれぞれ1曲マルっと歌ったものから、それぞれのいい部分を抜いてつなげていくんです。自分のよさを最初の一発目でどれだけ出して、どれだけ使ってもらえるかみたいなところがあって、それが決まった上で、何度も歌い直しを……メンバーが10人いて、アルバム全曲で同じようにやっていくわけで。
——うわー。ジャンルを超えてバラエティ豊かな楽曲がそろっていますが、アルバムタイトルの「LOVE PARADE」についても聞かせてください。
ユア これは、スタッフ陣のみなさんが付けてくださったんですけど、表題曲の「らびゅ」をはじめ、ほかの曲も愛について歌っている歌が多かったなと言う印象があって。みんなで作詞していったんですけど、特に「愛をテーマに」というお題もないままにそうなったので、愛に関して直接的に歌える段階にきたんだなと思いました。以前は説得力がなかったし伝えられなかったと思うんですけど。歌えるようになったのはすごくうれしいし、タイトルを付けてくれたスタッフさんからの愛だなとも思います。

——ユアさんが作詞を手がける「ALONE」も?
ユア そうですね。愛のことについて書こうなんて思っていなかったのですが、サビとか愛情とかになっちゃって(笑)。この曲は、仮歌の入ったデモを聴いた時に「かっこいいな」って思って、それに合わせて作詞をしていったのですが、書いていた時、SNSとかを疑問視していて。何でもかんでも発信できちゃう今ってどうなんだろうって。そこに疑問を持たないのは、人間として変なんじゃないか?って。私は、生でこそ感じられることってあると思っているし、ライブもそうで、直接見てほしいという思いがあるから、そういうことが書けたらいいなと思っていました。
——自分の思いから出てきた言葉なんですね。
ユア 私が今まで書いてきた歌詞は、ギャンパレの活動を経て書いたことや夢を描いていたりするんですが、「ALONE」は普段自分が思っていることや考えていることに焦点を当てて書いたので。
——それは大きなことですね。
ユア そうですね。それが自分の好きな音楽とも交わって、さらに作品として残るのでうれしいです。作詞は毎回楽しみながら書いていますね。
——「Ready Go!」でも作詞を担当されています。デスメタルの曲調で驚きましたが、採用されている2曲ともにユアさんのお好きなロックとか激しい曲なので、なるほどなって(笑)。
ユア そうですね(笑)。この曲もめっちゃかっこいいですよね。いつも仮歌のニュアンスのおもしろさを生かしたり変えたりして書いたりするのですが、「Ready Go!」は仮歌自体が何を言っているのか聴きとれなくて。これは自分の中から出てくるものを音にはめていくしかないなって。曲のよさを生かして書いたというか。サビは自分たちにも通じることだなと思いながら、社会で戦っている人に向けて、接待で帰れない状況とか、そういう中で葛藤しているのではないかなと想像して書いています。Aメロは「よっしゃ! 書けた!」って達成感となんの根拠もない自信がありました。「絶対採用される」って(笑)。
——歌のパートだけじゃなくて、歌詞もコンペなんですね!
ユア そうなんです。みんなで歌詞を出すので、誰の歌詞が使ってもらえるかわからないんですよ。アルバムだと何曲書いてもいいのですが、シングルはみんな一斉に書くから、それだけでも10パターンあるんですよね。「Ready Go!」は何人が書いていたかわからないんですけど、わからないながらも「絶対に使われる!」と思っていました。
——それは鍛えられますね。
ユア 毎回ドキドキです。「使われた!」とか「ダメだった」とか。でも、自分が調子悪いときは、周りのメンバーがいい詞を書いてくれたりするということなので。
——作詞はお好き?
ユア 好きなんですよ! だから歌詞カードを見ながら聴いてほしいと常々思っていて。「Ready Go!」は見た時におもしろさを感じてもらえる歌詞を意識して。普通は漢字で表現するようなところも、あえての表記にしていたりするんです。「なになに!?」って思ってほしかったりします(笑)。ほかにも、いい曲がいっぱいできているし、今、ちょうどツアー中で、アルバムの曲をお披露目していて。これまでに4曲、今後も増えていくと思うのですが。お客さんとともに曲がどんどん育っていくと思うので、みんなで楽しめたらと思います!「LOVE PARADE」の発売タイミングには、いつもお世話になっているタワーレコードの横浜ビブレ店さんにも遊びにも行きます。旗とかも置いてくださっているので、どんどん盛り上げたいと思います!
——最後に、横浜のおすすめのスポットを教えてください。
ユア みなとみらいの周辺がすごく好きで。「MARK IS みなとみらい」から横浜に向かって「スターバックスコーヒー」があるのですが、よく行っていました。あの道がすごく好きで。抜けがあって、ちょっと時間的にのんびりしているというか。海も近くて、ちょっとそういうところが好きです。「赤レンガ倉庫」からちょっと外れた「万葉倶楽部」のほうに向かう小道もあるのですが、ちょっとした広場があって、そこもポケーッとできる。でも、時期を間違うとカップルがたくさんいたりもするので気をつけないと(笑)。

【構成・取材・文=古城久美子/撮影=中村力也】

横浜ウォーカー編集部
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