今とこれからの渋谷を体験できるアートイベントで、渋谷再開発のキーマンに話を聞いた

東京ウォーカー(全国版)

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東急東横線・代官山駅すぐの「代官山TENOHA」にて、11月22日(金)~12月15日(日)の約2週間限定で、アートフェアイベント「GRADATION 代官山」が開催。興味深いのは、このイベントを開いたのが東急不動産ということ。そこでイベントの内容と共に、東急不動産が考える渋谷圏について話を伺った。

ポップな現代アートが展示されたエリア


「GRADATION 代官山」は、渋谷のアートや音楽、デザイン、ファッション、そしてフードが楽しめるイベント。特にアートは、アンディ・ウォーホルやダミアン・ハースト、森山大道、MEGURU YAMAGUCHI、UTOPIE(KOSUKE KAWAMURA x YOSHIROTTEN)といった渋谷と深い関わりのあるアーティストの作品が展示され、それらを購入することもできる。

飲食スペースも用意されている


日本の高級オーディオブランド「サンバレー」の真空管アンプで音楽が楽しめる


外から見た日本や渋谷を表現したものなど、興味深い作品が並ぶ


注目は、写真家レスリー・キーが20年間撮りためた「VOGUE Taiwan」のカバー作品の展示だ。日本の風景などを新しい視点で楽しめる。

【写真を見る】「VOGUE Taiwan」の誌面を飾った全ての写真を展示


イベントの主催者である東急不動産の都市事業ユニット渋谷プロジェクト推進本部・横山係長に話を伺った。

「東急不動産では、広域渋谷圏プロジェクトとして渋谷駅から半径2.5キロメートルのエリア、具体的には恵比寿、代官山、原宿、表参道を、それぞれの街の特色を活かしながらつなげていくことを考えて開発を進めています」という。現在、渋谷駅周辺で大規模な再開発が行われているが、それらは再開発エリアと近隣エリア間での人の移動を促すという側面で行っているそうだ。

渋谷の未来について語る東急不動産株式会社都市事業ユニット渋谷プロジェクト推進本部の横山係長


「それは建物を作るといったハードウェアのみならず、ソフトウェアでも支援していきたいと思っています。渋谷とその周辺の街は、幅広い年齢層の方々がアートや文化、ビジネスなどでチャレンジしたり、新しい物を生んでいる街です。どうしてもハード面に目が行きがちですが、私達はソフト面からも渋谷の街を盛り上げ、より魅力的な街にしていきたいと考えています」という。

照明器具の中に小さな緑を入れたアート空間


さらに、「これは一例ですが、渋谷駅前のスクランブル交差点には多くの訪日観光客の方が写真を撮られています。ですが、撮り終わると彼らは渋谷を離れて新宿や浅草など次の場所に行ってしまいます。もっと渋谷とその周辺の街を、そして特に夜を楽しんでほしいと考えています」。

「12月5日に東急プラザがリニューアルオープンしますが、そこでは大人向けの飲食店やアートスペースなどを用意しています。このような場所をもっと増やしていきたいですし、今回のようなイベントも企画していきたいと思っています」。

「代官山TENOHA」のエントランス


良い意味で“カオス”な街・渋谷。「このイベントでは、渋谷ゆかりのアーティストさんのご協力を頂きました。今と未来の渋谷を感じてもらいたいですね」と横山氏は語る。大きな変化を遂げる渋谷を、さまざまな角度から体験できるはずだ。

栗原祥光

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