成田空港に新たなアニメの聖地が誕生!声優・古谷徹「こんなに嬉しいことはない」
11月28日、成田国際空港 第2旅客ターミナル本館2階に、アニメをテーマとした新エリア「成田アニメデッキ」「成田アニメロード」がオープン。前日の27日には、『機動戦士ガンダム』の主人公、アムロ・レイ役などで知られる声優の古谷徹をゲストに迎え、マスコミ向けの発表会が開催された。
すべての画像を見る(12件)今回オープンした新エリアは、KADOKAWAプロデュースによる飲食店とグッズショップが並ぶ「成田アニメデッキ」と、アニメツーリズム協会および成田国際空港が共同で運営する展示スペース「成田アニメロード」で構成されている。
「成田アニメデッキ」のグッズショップでは、定番から話題作まで、人気アニメやゲームのグッズを豊富に販売。CA風のイラストがデザインされた『ラブライブ!サンシャイン!!』のグッズや、描きおろしイラストによる『文豪ストレイドッグス』のグッズなどの先行販売も行われる。また、店舗入り口では、1/10サイズのガンダムとシャア専用ズゴックが出迎えてくれるほか、店の近くには等身大のガンダム フェイスモニュメントも設置。買い物をするだけでなく、一緒に写真を撮るなどして楽しむこともできる。
発表会では、古谷が「なぜザクではなくてズゴックなんですか?」と、素朴な疑問をぶつける一幕も。「成田アニメデッキ」の店長が「ザクも当初考えていたんですけど、ガンダムが立像でザクも立像なんですね。社内で動きが欲しいという話が出てきまして、動きがある像となるとやはりこれだったんです」と経緯を説明すると、古谷は納得しながらも「一番嫌な思い出ですね(笑)。『ヤツが来たんだ!』っていうやつですね」とコメントし、会場を盛り上げた。
「日本のお祭り」をテーマとしたイートインレストランの目玉メニューも紹介された。。その中の一つ、見た目も楽しいキャラクターのコラボ弁当「ウルトラマンタイガハンバーグ弁当」(税抜1500円)のパッケージは、ウルトラマンが飛び出す仕様になっているのがポイントだ。
一方のエンターテインメントカフェは、メイド服を着たスタッフによるおもてなしを受けられる。2020年2月29日(土)までの期間は、『ラブライブ!サンシャイン!!』とコラボレーションし、作中に登場するフードの再現メニューなどを提供。3月以降は、プロダクション・エース所属の声優によるステージショーも予定されている。
発表会の最後に古谷は「日本の玄関口、成田国際空港にアニメの聖地ができて、こんなに嬉しいことはない!という心境でございます」と、アムロ・レイの名セリフになぞらえて喜びを語り、その後は古谷の「行きまーす!」のかけ声に合わせて、テープカットも行われた。
なお、アニメツーリズム協会では、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」を推進しており、成田国際空港は“0番札所”(旅の始まりの場所)に認定されている。アニメツーリズム協会の角川歴彦理事長は、発表会の挨拶で「日本のアニメがいかに地域振興に役立つか、そこに挑戦していきたい。非常に野心的な企画でございます」と思いを明かした。
KADOKAWAの松原眞樹社長は「日本の空の玄関である成田国際空港を基軸とし、広がりを見せるアニメツーリズム、アニメ産業の拡大、成長というのものを支えていきたい」と話していた。
■成田アニメデッキ
住所:千葉県成田市古込1-1 成田国際空港 第2旅客ターミナル本館2階 M2206 成田アニメデッキ
交通:京成本線、成田スカイアクセス線、JR線「空港第2ビル駅」から徒歩5分
時間:8:00~20:00
休み:不定
電話:0476-34-6770