さらに刀剣を極めるなら!ひと足延ばして、備前長船のゆかりのスポットへ
関西ウォーカー
岡山県瀬戸内市の長船は、備前刀と呼ばれる刀剣の生産地。その歴史は古く、平安時代にまで遡る。この地からは、各時代の有名武将たちを魅了してきた名刀が数多く生み出されている。刀剣に関する造詣を深めるなら、刀剣ゆかりのスポットを訪れるのがおすすめ。刀剣を見たり、歴史に思いをはせたり、さまざまな体験ができる。
刀剣がずらり!「長船刀剣ギャラリー」
研師の柴田さんが経営するギャラリー「長船刀剣ギャラリー」。自身の所蔵品などを展示、販売する。室町期から現代の作まで幅広い刀剣がそろい、見ているだけでも楽しい。リーズナブルに刀剣が購入できたり、日本刀に触れる貴重な体験ができることもあるので、要チェックだ。
絵馬や御朱印にも刀剣が!慈眼院
鑑真大和上(がんじんだいわじょう)創建と伝わる古刹「慈眼院」。古くから長船の刀工の供養を行ってきた寺院で、慰霊碑とともに長船派の刀工である、横山元之進祐定(よこやまもとのしんすけさだ)が寄進した、梵鐘が残る。
2019年からは、刀の押印がある御朱印が登場し、また絵馬も日本刀を模した、刀剣の里ならではのデザインのもの。「備前長船刀剣博物館」から歩いて行ける距離にあるので、備前刀の歴史に思いをはせながら、併せてお参りしよう。
刀鍛冶の守護神を祭る「天王社刀剣の森・靭負(ゆきえ)神社」
目を患った足利尊氏が、快癒を祈願して平癒したという「天王社刀剣の森・靭負神社」。長船の刀鍛冶達も、炎の色を見たり、緻密な研ぎ、細工などに欠かせない目を守るために信仰していた。祭神の崇神天皇は、古くから刀鍛冶の守護神とされる。ここも併せて訪れてみたいスポットだ。
刀鍛治の屋敷跡「城之内(伝兼光屋敷跡)」
名工として知られた長船兼光が、刀を鍛えた褒美として足利尊氏から賜ったとされる「城之内(伝兼光屋敷跡)」。戦国時代には刀鍛冶で武将の長船勝光らの居城であったと歴史書に記されている。付近の田畑からは、当時を物語る数多くの鉄滓(てっさい)が出土している。
こちらもチェック!「おさふねサービスエリア」
レストランやおみやげに加えて天然温泉も楽しめる「おさふねサービスエリア」。特筆すべきなのはNゲージルームで、大型のジオラマは迫力満点。大型のジオラマが作られた窓の外には新幹線の線路があり、目の前を通り過ぎる新幹線を見ながら食事が楽しめる。
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