横浜DeNAベイスターズ、ラミレス監督が2019年を振り返る
横浜ウォーカー
現在発売中の「横浜ウォーカー」1月号では、ラミレス監督が2019年を振り返るインタビューを掲載。今回は誌面に収まりきらなかったお話を紹介!

誌面では登場しなかった「昨年成長した選手」は神里、乙坂、櫻井の3人
――シーズンを通して成長を感じた選手について、誌面では佐野(恵太)選手、齋藤(俊介)選手の名前を挙げていただきましたが、そのほかに気になった選手はいますか?
ラミレス 野手では神里(和毅)です。特にシーズン前半はすばらしかった。理想的な一番打者の働きでした。しかし後半、長いスランプに陥ってしまった。彼はルーキーイヤーにも同じような時期にスランプがありました。それでも1年を通してみればよくやってくれたと思っています。来シーズンは好不調の波を少なくしてくれると思います。
あと乙坂(智)の名前も挙げておきます。彼は年間通して安定した結果を残してくれたと思います。さらなるレベルアップは必要ですが、レギュラー争いをできるポテンシャルがあることを証明してくれました。
――続いて投手をお願いします。
ラミレス 櫻井(周斗)が最も成長した選手の一人だと思います。彼は練習でもハードワークを厭わない。野球に関して誰よりも一生懸命取り組む選手です。昨年は中継ぎとして投げてもらいましたが、バッティングでもいいものを持っている。先発としての可能性も考えてみたいですね。

筒香選手以来の高校生野手1位、森敬斗ほか新入団選手に対する、それぞれへの期待
――ドラフトについてお聞きします。1位の森敬斗選手は筒香嘉智選手以来の高校生野手。期待することは?
ラミレス 近い将来を睨んだいいドラフトができたと思います。森は今すぐレギュラーということではなく、プロ野球界で長く活躍できる選手になるために、まずファームからスタートすることになるでしょう。現在、彼のポジションであるショートには大和がいて、柴田(竜拓)も守ることができる。いいお手本がいるのでいろいろ吸収してほしいですね。
――2位で坂本裕哉選手、3位で伊勢大夢選手と大学生を指名しました。
ラミレス この2人は即戦力として期待しています。坂本は東(克樹)の後輩(立命館大)で、しかも同じ左腕ということもあり、東と重なるようなイメージがある。伊勢はスリークォーター気味の腕の振りから、とてもいい球を投げている。2人ともすでに一軍レベルにあると思っているので、多くの勝利に貢献してくれると思っています。

メジャー移籍する筒香選手の穴はどうやって埋める?
――筒香選手の、タンパベイ・レイズへの移籍が決まりました。チームへの影響も大きいかと思います。
ラミレス 彼は選手としてもキャプテンとしても大きな存在でした。彼ほどのキャプテンシー、リーダーシップ、そして野球選手としてあれだけの数字を出してくれる選手はなかなかいないし、そう簡単に見つかるものでもありません。唯一無二と言っていいでしょう。ただ、彼がメジャーに移籍するということは、チームの外野の一枠が空くということでもある。
――外野のポジション争いが激しくなりますね。
ラミレス そういった意味では、佐野、細川(成也)、梶谷(隆幸)、乙坂。彼らがより試合に出て活躍してくれることに期待しています。筒香の穴を埋めるという考えではなく、新しい横浜DeNAベイスターズの外野陣を形成していくのだという、強い気持ちで臨んで欲しいと思います。

――最後に来季のテーマについてお聞かせください。
ラミレス 相手によってスモールベースボールをしなければいけないのか、攻撃的な野球をしなければいけないのか。それは条件によって変わってくると思うので、一概にこういう野球をやりますというのは難しいです。
ただし、目標は明確です。リーグ優勝してCSを勝ち抜き、日本シリーズで頂点に立つこと。来季は私が監督に就任して5年目。ここまで3位、3位、4位、2位ときているので、もう優勝する時が来たと思っています。
【取材・文/小貫正貴、撮影/福岡諒祠】
編集部
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