関節可動の実物大“動くガンダム”、ポーズを再現も 「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」2020年10月オープン
東京ウォーカー(全国版)
アニメ『機動戦士ガンダム』40周年プロジェクトとして、横浜市山下ふ頭で18mの実物大ガンダムを動かし一般公開する施設「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」の概要発表会が1月20日開催。会期は2020年10月1日から2021年10月3日までの約1年間で、2020年7月から8月の土日には開業前施設の限定公開を行う予定だと発表された。

2019年に40周年を迎えたガンダムシリーズ。30周年の2009年には、お台場潮風公園に18mの実物大ガンダム立像が登場し人気を博した。今回の施設は、18mの実物大ガンダムを動かすため2014年から進められてきたプロジェクト「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」の成果を発表する場として、一般社団法人ガンダムGLOBAL CHALLENGE、株式会社Evolving Gが横浜市と連携しオープンするものだ。

GUNDAM FACTORY YOKOHAMAに登場するガンダム本体は、初代ガンダム(RX-78)をモデルにし、全高18m、質量約25t、鋼鉄製の可動フレームにカーボン樹脂の外装を施した仕様。安全性確保のため腰部を後方からGUNDAM-CARRIERと呼ばれる支持台車に接続した上で、電動アクチュエータで各関節を動かす仕組みだ。動かす際にガンダムに人は搭乗せず、制御室から遠隔で動作指示を行う。開発については、現在の技術でどういった動きが実現可能かを模索しつつ、ガンダムそのもののデザインとメカとして動かす視点の双方からアプローチして進めているという。

同施設での展示は動くガンダムを実際に見られる動作デモと、複数のポーズをとらせる静止デモを予定しており、ガンダム稼働エリアの壁越しか、ガンダムを15mから18mの高さで真横から見ることができる特別観覧デッキ「GUNDAM-DOCK TOWER」の2か所から観覧が可能となる予定だ。


GUNDAM FACTORY YOKOHAMAの施設は、動くガンダムを格納するメンテナンスデッキや特別観覧デッキを設けた「GUNDAM-DOCK」と、展示やショップなどが入った複合施設「GUNDAM-LAB」の2エリアで構成される。「GUNDAM-LAB」は動くガンダムの設計や構造、仕組みが学べる展示施設をはじめ、会場限定のガンプラなどオリジナル商品を販売するショップスペース、ガンダムに関するオリジナルメニューや横浜ならではのご当地グルメを楽しめるカフェ、イベントやトークショーなどを行うカンファレンスルームなどで構成される。

会期は2020年10月1日から2021年10月3日で、時間は10時から21時まで(季節によって時間変更の可能性あり)。また、施設の入場は有料となり、2020年7月からチケットが販売予定だ。さらに、本オープンに先駆けて2020年7月・8月の土日にオープン前の施設を見学できる限定プログラムを実施するとしており、ガンダムの稼働は行われないものの、開発中の実物大ガンダムを見ることができるほか、特別観覧デッキに登ることもできるという。

一般社団法人ガンダム GLOBAL CHALLENGEの宮河恭夫代表理事は、GUNDAM FACTORY YOKOHAMAについて「実物大ガンダムを見ながら、夢や技術、街づくり、教育などを多くの方に語っていただける場となれば」と抱負を語り、実物大ガンダムについては「皆様の期待に添えていない部分はたくさんあると思いますが、GUNDAM FACTORY YOKOHAMAを40周年を迎えたガンダムの成長の段階と捉えていただき、ガンダムのこれからの挑戦にご期待いただければ」と話した。
(C)創通・サンライズ
国分洋平
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