美尻啓蒙モデルが語る日本人女性の美意識の変化「トレーニングはメンタルを鍛えるもの」

東京ウォーカー(全国版)

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【写真】妊婦になっても美ボディを磨くトレーニング中カット


ライフスタイルモデルの栗原ジャスティーンが、夫でアメリカンフットボール選手の栗原嵩との間に先日、第1子を妊娠したことをアンダーアーマー主催のイベント内で発表。近年、ボディーメイクに関心を持つ人が増え、ボディコンテストが日本各地で行われたり、SNSに筋トレの様子を投稿したりと、女性の間でも“強い体”を作ることがトレンド化している。

尻トレや美尻をキーワードにした書籍も注目を集めて、尻トレ専門のパーソナルトレーナーも世に出てきているが、そんななか、栗原は、自身の努力によって理想の美尻を手に入れてきた“ボディメイクの成功者”として支持を得ている。夏に出産予定だというが、美ボディぶりは健在で「妊娠中のトレーニングも専門家に聞いてやっていく」とコメント。

そこで今回のインタビューでは、妊婦の運動意識の改革もしたいという栗原に、女性の美意識の変化や、“なんのために美ボディを目指すのか”といったことを語ってもらった。


コンプレックスから始めたトレーニング、体の変化よりも意識に変化があった


――昔は“細さ”に憧れる日本人女性が多かったと思うのですが、筋トレブームもあり、現代では美意識に変化が起きているようです。そんな女性たちに対して、どのような思いをお持ちですか?

【栗原】私がここまでトレーニングをしているきっかけというのが、自分の体型がすごく嫌だというコンプレックスだったんです。手足は細いんだけど、あばら骨が広がっていてお腹が出ていて…という体型で。痩せればキレイになるというタイプではなかったんですね。そんなときに、アメリカで、私よりはるかに多い量のトレーニングをしている女性たちを目にして、私も実際にやってみたら、ネガティブだったメンタルがポジティブに変わったんです。例えば今、子供ができてお腹が出てきていても、それをマイナスに捉えていなかったり。自分への自信をキープできています。

つまり、トレーニングをやっている人というのは、幸せになりたいとか、自分に自信を持ちたいとか、内面の問題に取り組んでいるんです。体のラインばかり気にしたり、他人と自分を比べたりして、根本的な気持ちを忘れて、ただがむしゃらにトレーニングをしていたら心と体が乖離していくと思うんですが、鍛えている女性、これから鍛えたいという女性たちには、“トレーニングというのはメンタルを磨くもの”ということを忘れないでいてほしいなと思います。

――トレーニングしている女性たちの美意識はどこに向かっているのでしょうか?

【栗原】今、2方向に分かれていっていると思うんです。ポジティブになって人生変わった!っていう私みたいな人と、体にこだわり過ぎて、逆にコンプレックスが生まれて『豊胸しなきゃ』とか、インスタにアップするときに『加工しなきゃ』とか、本当の姿を認められなくなっている人…というように。見た目のためにやるのか、メンタルのためにやるのか、で結果がすごくズレてくるんですけど、筋トレブームが起きて数年たった今、この二極化がよりクッキリしてきたのではないかと思います。

先日行われたイベント「ヒューマン パフォーマンス サミット2020」の様子。きついレッスンに悲鳴を上げる参加者も


――これから母になられますが、体の変化は感じられますか?

【栗原】感じます!20センチくらいお腹が出ましたから。でも、つわりの時期が2カ月あって、その間トレーニングできなかったので筋肉がガンッと落ちて、体重が落ちました。体重が落ちたのに、お腹が出たという。つわりはひどくて、食べたいと思えない時期もありましたね。今は元気ですよ。そのことをわかっている産婦人科の方はすごく稀なんですけど、運よく近くにいて、その方を信用しているので、トレーニングは何をやってよくて何がダメなのか聞きながら、そのなかで進めています。

「赤ちゃんが生まれたときのためにも」今やれることをやる


――出演されたイベントでは、妊婦さんの運動に対する意識改革も実現させたいと宣言していらっしゃいました。 

【栗原】もちろん、そのときの状態などもありますし、それぞれによるんですけど。妊娠している人がみんな運動をしていいというわけではなく、今まで運動していた人が、できる範囲内でやれれば…ということ。「妊娠中だから運動してはいけない」ということでもないと思うんです。私の場合も、前ほど激しい負荷はかけていませんが、運動することによって本当にストレスフリーで、妊婦生活が楽しいです。つわりの時期も軽く運動はしていたので、ズドンと気持ちが下がるということはありませんでしたね。今は、こういうときにこそできるものを、腕や下半身などのパーツトレーニングを中心にやっています。赤ちゃんが生まれたら抱っこをしなければならないし、そのときのために背筋や足腰を鍛えておかないと腰にくると思いますし。ベースの筋肉はつけておきたいですね。

――そういったトレーニングは妊娠してから始めても大丈夫ですか?

【栗原】そこは大事なところで、トレーニングってフォームがとても大切なんですね。今まで専門家に見てもらったことがなくて、筋トレしていなかった人は、急に始めるとフォームが悪くて逆に腰を痛めたり、膝を痛めたり。余計に妊娠生活が悪くなってしまう可能性があります。だから、妊婦になる前に基礎を身につけておいたほうがいいです。私は以前100%のトレーニングをしていたとしたら、今は安全のために40%くらいのトレーニングしかしていません。そういった見極めをするためにも、興味のある方には早めに始めておいていただきたいです。

――ちなみに、(夫の)嵩さんはボブスレーに挑戦していて現在ドイツにいるということですが、この先はご夫婦で海外に向けて活動される予定も?

【栗原】10年後とか、かなり先の将来は、またロサンゼルスに戻るか、ハワイに行くかして活動したいですね。そうなったらいいよね、という話はしています。2人とも東京生まれ東京育ちなので、もう少し穏やかなところにいってもいいのかな~と(笑)。あとはもう少し運動ができる環境というのもいいですね。東京にいるときは、2人で時間を合わせたりして一緒のジムにいるんですけど、それぞれトレーナーが違うので、トレーニング中、一切会話していないんです(笑)。

「“トレーニングはメンタルを磨くもの”ということを忘れないでいてほしい」とのことだ


取材・文/平井あゆみ

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