大沢たかお、大阪を満喫できず!? 映画『AI崩壊』大ヒット御礼舞台挨拶
関西ウォーカー
1月31日(金)より大ヒット上映中の映画「AI崩壊」。2月5日(水)大ヒット御礼舞台挨拶が大阪市北区にある「大阪ステーションシティシネマ」にて行われ、主演の大沢たかお、岩田剛典、そして本作の脚本、監督を務めた入江悠監督が登壇した。

「AI崩壊」は、「22年目の告白-私が殺人犯です-」で日本中を熱狂させた入江悠監督が、10年後の日本を描くサスペンス超大作。AIが、全国民の個人情報、健康を完全に管理し、人々の生活に欠かせないインフラとなっていた。そんな“人に寄り添う”はずのAIが突如暴走、人間の生きる価値を選別し、殺戮を始めるという完全オリジナルストーリー。主役の天才科学者であり、AIの開発者・桐生を大沢たかお、彼を追う天才捜査官・桜庭を岩田剛典が演じ、賀来賢人、三浦友和、広瀬アリス、松嶋菜々子のほか、豪華実力派キャストが集結している。
大きな拍手と歓声で迎えられた3人。まず大沢が「1年半前に撮影に入り、去年の1、2月に終わり、1年間CGをやったり、音を取り直りしたりして、ようやく公開となった」と制作の背景に触れ、続けて「実は大阪でもロケをしていて、ずっと取材とか舞台挨拶にみんなで来たかったのだが、どうしてもタイミングが合わず、劇場公開したこの週の今日、ようやくみなさんの前でご挨拶させていただくこととなった」と笑みを浮かべ挨拶した。
続けて岩田は「ようやくこうして関西でも舞台挨拶に来させていただくことができ、本当に嬉しい。日本全国あらゆる場所で大沢さんが逃げ回っているのだが、どの画も本当に迫力があり、ドキドキハラハラ、あっという間の2時間となっている」と作品の魅力について語った。そして脚本、監督を務めた入江監督は「大阪での撮影では、大沢さんとずっと地下で撮っていたので、ようやく地上に出れたなという感じがあり、この晴れやかな場で大阪に戻って来られて嬉しく思う」とコメントした。

初登場第1位となった本作。周りの反響や反動について尋ねられた大沢は「公開するまでは取材で沢山の外部の方に会うのだが、公開すると僕らの手を離れてしまう。通常公開後にこういう場に来ることもないので、こういう所でしか反応を聞けなかったり、ランキング1位というのも、自分もみなさんと同じでネットで知った状態なので、1人でも多くの人にもっともっと観てほしいなという気持ちでいる」と回答。
岩田も直接聞くことはないと言い「Twitterや映画のレビューだったりを観て、いろんな反響をいただいているなと実感している」と述べた。徹底したリアリティを追求した本作。入江監督は「オリジナル脚本で近未来の映画というのはなかなか実現しないジャンルなので、ちゃんと評価いただけたのは凄く嬉しい」と笑みを浮かべた。

大阪での撮影について入江監督は「寝屋川のトンネルみたいなところが地下にずっとあるのだが、何キロも続くような地下道を大沢さんが走ってくるというシーンだった」と説明。大沢は「大阪では地下に入っている時間が長くて、今日地上に出てきて、大阪にこんなに人がいたんだと思った。朝方地下に入って、夜遅くに出られるという、ほぼ誰にも会わない生活をしていたので、そういう意味では大阪を満喫できたわけではない」と回想した。
そう話した大沢だが、スタッフから写真を預かっているとMCに言われ、それがスクリーンに投影されると、通天閣やづぼらやをバックに撮影されたものであった。それを見た大沢は「すみません、全然何もしていないと言いながら、してましたわ!」と言うと、会場中が笑いに満ちた。「撮影があまりにもしんどく、みんなストレスや疲れが溜まっていたので、2か月半ほどの撮影の中で唯一撮影後にスタッフみんなでご飯を食べに行こうと言って、近くの鉄板焼き屋に食べに行った時のもの。歩いている時にプロデューサーが写真を撮ると言って、本当は撮られたくなかったのだが、撮られた想い出の1枚」だと紹介した。そして「映画を観る前にこの写真を見てもどうなんだろう…」と苦笑いした。

本作で初共演となった大沢と岩田。撮影前は「クールなイメージを持っていた」と岩田。実際には「気さくにスタッフ、キャストに対して面白い話を沢山して下さるし、コミュニケーションを取って下さる方」と表現し、だいぶ印象が違ったと明かした。
一方、大沢は岩田に対し「現場でももちろんかっこいいが、そういう顔とは違う、映画に出てくる桜庭というとても冷徹な捜査官になりきっていたので、喋る隙がないくらい緊迫している姿をいつも横で見ていて、俳優さんとして凄いオーラがあるし、逆に刺激を受けた」と語った。撮影中は喋れなかったため、撮り終えてからようやく喋れるようになったと言い「『三代目の次のオーディションはいつですか?』や年齢制限の話はどうなのかとかその辺りを今だんだん聞いているところです」と明かし、会場を沸かせた。「次のタイミングは1度受けさせてもらいたいなと思って…」と明かすと、すかさず岩田が「HIROさんに相談しときます!」と返した。

本作のキャンペーンでは、大沢、岩田、賀来の3人が一緒のことが多いが、今回は賀来が来られなかったため、サプライズとして、電話での登場となった。「今回賀来君は最後まで粘ってくれて、何とか大阪に行きたいとスケジュール調整をしようとしてくれたのだが、調整がつかず、とても残念がっていた」と大沢。「声だけでも出てもらえて僕は嬉しい」と、胸中を明かした。岩田は「こういう形でサプライズ登場というのはなかなかないので最高ですね」と述べた。
賀来は「最初から最後までスピーディにいろんなことが展開する最高のエンターテインメントになっている」と述べ、続けて「何度観てもまた違う発見のある映画だし、また違った捉え方のできるラストになっているので、初めましての方も、2度目ましての方も、3度目ましての方も楽しめるので、最後まで楽しんでいってほしい」とPRした。

最後に入江監督は「オリジナル脚本で、近未来を舞台にしている。こういう映画はなかなか日本映画でも作れないのだが、是非みなさんのお力で、このジャンルを育てていただけると、監督として嬉しい」と言及。そして「映画を観て、面白かったとか、未来について考えたとか、人工知能と人間の在り方についてなど考えがあれば、いろんな形で結構なので、感想を言っていただけると励みになる」とメッセージを投げかけた。
岩田は「制作陣の熱量と夢が詰まった作品。とてもメッセージ性が強い作品でもあって、きっと今日上映の後に、この会場から出たらすぐに映画について語りたくなると思う。是非感想等を“#AI崩壊”で、SNSで呟いてほしい」と呼びかけた。
大沢は「この作品は、大事なターニングポイントとなったシーンが大阪の撮影で、僕らスタッフにとっても、すごく大事な場所が大阪でのいろんな出来事だったり、夜の語らいだったりしたのも事実。本当は公開前にみんなで来ることを願っていたが、ようやく今日来ることができた」と明かし、「そういう意味では僕らの宣伝活動はここでようやく一段落だし、後はみなさんにそのバトンを渡して、この作品を楽しんでいただけたら嬉しく思うし、もし気に入っていただけたら周りの方にも声を掛けていただけると、この作品も、僕らも嬉しく思う」と締めくくり、舞台挨拶は終了した。
南華凛
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