芦田愛菜ちゃんにメロメロ! 松山ケンイチが映画「うさぎドロップ」を通して描く父親像とは?

関西ウォーカー

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宇仁田ゆみの人気コミックを原作に、亡くなったおじいちゃんの6歳の隠し子・りんを引き取ることになった27歳の独身男・ダイキチが子育てに奮闘する様子を描いたハートフル・ムービー「うさぎドロップ」(8/20公開)。本作でダイキチを演じ、新たな一面を見せる松山ケンイチが映画のことはもちろん、理想の父親像までたっぷりと語ってくれた。

─本作のメガホンを取ったのは、「ハードラックヒーロー」など疾走感あふれる展開に定評のあるSABU監督ですが、松山さんは監督のファンだそうですね。監督の作品のどんなところに魅力を感じていますか?

「男がカッコよく描かれているところですね。ダイキチはどんな時も諦めたりしないし、自分の言動にしっかり責任も持っていて。さらにまっすぐだし、それでいてどんどんと自分を変えていける柔軟性もあって、男から見てもカッコいいと思います」

─今回、りん役の芦田愛菜ちゃんとの共演も話題ですがいかがでしたか?

「愛菜ちゃんとは初共演だったんですが、最初からとてもいい関係が築けました。今回、愛菜ちゃんとの親子でもない微妙な距離感を表現するために、コミュニケーションを大切にしましたね。愛菜ちゃんも僕に心を開いてくれたの、お芝居にも集中できたし、彼女のかわいさに癒されていました。休憩中はゲームをしたり、ゴハンも一緒に食べたりして、とにかく愛菜ちゃんと一緒にいることが楽しくてしかたがなかったです」

─では、女優としての愛菜ちゃんの印象は?

「お芝居に関しては全然言うことはないくらいすばらしかったですし、いつ女優のスイッチが入っているのかわからないくらい自然なんです。寝る時間もあまりない中で、いつも元気ですごいなと思っていました」

─愛菜ちゃんと一緒の印象的なシーンはありますか?

「愛菜ちゃんはアドリブもしっかりとできるので、絶妙な間とかその中で生まれたものも、すごくおもしろいものがあると思います。縁側で僕と愛菜ちゃんが話しているシーンはカメラを長回ししているんですが、セリフだけなんとなくあってあまり段取りを決めないで自由に演じたんです。完璧に決めて演じているわけではないので、そういったゆとりと緊張感が心地よかったですね」

─りんがおゆうぎ会の練習をしている様子を見守るダイキチの表情がとても優しくて印象的でしたが、その時の心境はいかがでしたか?

「僕はその時、表情を作ってはいないですね。現場でずっと愛菜ちゃんとコミュニケーションを取っていた結果が現れたんだと思います。普段、共演者の女優さんとはあまりお話はしないほうなんですが、愛菜ちゃんとは本番以外でもずっとおしゃべりをしていましたし。なので、正直、現実と映画の世界が自分の中であいまいになっていた部分もあります。映画も自分と愛菜ちゃんの思い出アルバムを見ているような不思議な感覚です」

─今回、映画を通し“イクメン”を体験してみていかがでしたか?

「ダイキチの場合、普通の“イクメン”とは違いますが、いまの時代は女性も外に働きに出ていて、とても自由な時代と思うんです。その分、家庭が置き去りにされてしまったりすることもあると思うので、私生活を大切にして男女関係なく協力して家庭を築いていかなきゃいけないなと思います。ダイキチはりんと生活する中で人間として成長していくので、その姿を通して男性には仕事がすべてじゃないということを考え直してもらえるといいですね。撮影中はあまり考えなかったんですが、終わってから“いつか自分にも子どもが生まれたら、ダイキチみたいに明るく前向きな父親でありたい”と思うようになりました」

─では最後に…これから映画をご覧になられる方へ作品の見どころを教えてください。

「親子の絆というより、人とつながっていくことのすばらしさが描かれた作品です。観ていただければ絶対に心が温まると思います」

【取材・文=リワークス】

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